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2006年4月4日

「クリ」のはなし

カテゴリー: 山の話・木の話

今日はおいしい実がなる「栗」のはなし。
いがいがの実がなることであまりにも有名なクリ。エコ花のものづくり、家づくりにはあらゆるところでクリが登場します。
建築材としてのクリの使用は縄文時代にまでさかのぼります。たとえば青森県の三内丸遺跡では、直径1m、高さ数十mもの巨大なクリの柱が発掘されています。そのほかの遺跡でもたくさんのクリの柱が見つかっていて、クリが縄文時代の主要な建築材であっただろうことがうかがえます。しかし最近では、クリが植林されていないことに加え、一時期鉄道の枕木として大量に使用されたため、太い木を入手することは大変困難になっています。とはいえ、太さにこだわらなければ入手は可能ですし、それほど高価でもありません。
クリの最大の特長は、タンニンを多く含み水や虫に極めてつよく腐りにくいという点。枕木として多用されたのもなるほど、当然です。堅くて重く、粘りもあり、耐久性はヒノキに負けず劣らずといった感じ、土台にも最適です。
土台以外にも梁や大黒柱などに使われるほか、とくに床材としてとってもおすすめ。落ち着いた色味とやさしい木目は、主張しすぎずやわらかなあったかい空間をつくってくれます。
こちらはリビングに栗フローリングを施工したお宅。オイルフィニッシュで塗り仕上げました。

こちらの家具は天板、框組み観音扉すべて栗で製作して、リボスのカルデットでうっすらと色味をつけてしあげたリビングボードです。しっとりと落ち着いていてキレイです。

次回の木のはなしは「ブナ」の予定です。お楽しみに!
tama