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2006年8月24日

お国自慢◆伊勢型紙

カテゴリー: 徒然・農園

私KAYOは先週一週間、夏の休暇を頂いて、実家は三重県津市の実家へ里帰り。
というわけで、しばらくお国自慢をさせてもらいますヨ。
ヨロシクお付き合いくださいまし(笑)
さて。
「三重県鈴鹿市白子」といえば、鈴鹿サーキットのF1レース会場の最寄り駅として
知られてますが、もう一つ、古くは奈良時代に大陸から伝わったとされる、伝統工芸の
「伊勢型紙」が自慢です。
発祥は明確ではないそうですが、平安時代の文献にはすでに「白子地方に型売り四人あり」
と記されていたとか。
では「伊勢型紙」とは何ぞ?
着物や風呂敷などの模様を染色のための型紙です。
型地紙に、職人さんが手彫りで模様を彫り抜いたものです。
同じ模様を染めるのに繰り返し使え、同じ柄の着物を何反も染められるそうです。
1色に付き、1枚の型紙が必要なので、振袖などには一反に700〜800枚も型紙がいるんだそう!!
そして、その型地紙は美濃和紙を3枚、繊維方向をタテ、ヨコ交互に柿渋を塗って重ねて
張り合わせます。(柿渋ってすごい!!こんなところにも登場してる!!)
数日おき、また柿渋を染み込ませて、天日乾燥し、一週間ほど煙で燻します。
そしてまた同じ工程を経て延べ40日かけて型紙が出来上がります。
そうすると、強靭で耐水性にすぐれ(さすが柿渋!)、水を吸った状態でも寸法が安定し、
小刀で細かい模様を彫ることができるそうです。
色は柿渋色、ざらりとした素朴な和紙の手触りにふんわり燻しの香りがします。
江戸時代には伊勢型紙は紀州藩の商人によって全国に知れ渡っていましたが、
今では型地紙をつくるのも白子・寺家地区で数軒、彫り手の方も少なくなったようです。
手彫りならではの美しくて繊細なデザインは今では身近な壁掛けの絵や扇子・うちわ・ランプ
(明かりの中に浮かび上がる模様がたまらなくキレイ!!)として活躍しています。
実際に伊勢型紙のお店で見てきましたが、その美しさに「ひゃ〜」とため息。
幼いころから伊勢型紙の存在を知っていましたが、この歳にして今さら感激しちゃいました。
手仕事の繊細さ、美しさというのは、いつだって温かく、ほっとします。
KAYO