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2011年1月26日

アメリカの失敗

飛行機が着陸態勢に入ると、
乗った時から陽気なその便の機長は
またえらく饒舌な調子で話し出します。
「きみたち窓からぜひ下をみてごらん!
 今日はいつも素晴らしいマイアミビーチがまた素晴らしく輝いている。
 こんな日に乗れるなんてきみたちはとてもラッキーだ…」


言われたとおり窓にへばりついて外を見て
そうかなあ…?
と思ったのです。
マイアミに寄るのは初めてでしたが
空から見るその町はあんまり魅力的でなく(失礼!)
たしかに天気は良かったけど
海は太陽が反射してきらきらしてたけど
輝いてる感じじゃなかった……
なんで?
紙の上で計画されたことがよくわかる街路
エリアごとに画一された建物
延々とスプロールし続けて車以外の移動が
とてもじゃないけど考えられないようなスケール!
散歩が楽しそうな町じゃないなあ…

こんなのや

こんなのや(まあここはとても治安悪いですが)

こんなのの方が、楽しそう。(手前の方はクラインガルテンですけど)
その感想を素直に言うと一緒に旅をしていた都市計画家は
「うん、これがアメリカの失敗」と、ひとこと。
……日本も似たようなことになってるところ、あるなあ
と少し考え込んでしまいました。
町って並べてみるとほんとうに違いますね。
どこに住みたいか
どうやって住みたいか
どんなふうに住みたいか
家は人間をつくるし、家は町をつくるし、町は場所をつくるので
町の一部として家を考えることは
やっぱり大事なことなのかなあと思いました。
抱える人口のキャパシティや経済状況にもよりますが
『集まって住む』ことをどうするか、どうやって皆で住むのか
できたらもっと考えたいですね。
マイアミで会った人たちは
あんまり皆好きになれなかったんだなあ……
llama