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2007年1月13日

日本堤改修:正解は

カテゴリー: リフォーム

きのうの写真の天井、正解は「格天井(ごうてんじょう)」!
「格天井」とは、お寺やお城、旅館などでは皇族が宿泊する部屋や大広間など、格式を重んじる部屋に用いられる天井のつくり。
格子のあいだに裏板を張っていった姿を見ると、↓

あ〜そういえばよく見る、あれか!って思う方もいらっしゃるかも知れないですね。
こちらの格天井の裏板(鏡板)は、青山の「梅窓院」というお寺の格天井で使っていた杉板。縁あってエコ花へやってきたものをありがたく使わせてもらいました。美しい木目と年月を重ねてきた貫禄がでてますね〜☆格子の部分(格縁)は、エコ花の国産無垢杉材を使って今回あたらしく造作しました。
よく見ると、鏡板の木目が交互になってるのがわかりますでしょうか??
格天井の作り方についてはいろいろな説があるそうなんですが、今回“日本堤の家”の工事に入ってくれている大工さんによると・・・・
仏壇や神棚、床の間のある部屋の場合は、木目を弓矢に見立てて、それらに「矢を向けない」という意味でこうした↓そうです。

ほほ〜っ、なんだか粋なお話です☆
ちなみに仏壇などがない場合は、木目の矛先を東南に向けるそうですよ。
“日本堤の家”は、昭和初期にあった日本堤の大きな銭湯の一角に建てられた建てもので、その後も増改築をくり返しています。
こちらは解体のときに出てきた壁の下地。

なななんと、みかん箱のフタ!
もののなかった時代に、使えるものはなんでも有効に使ってたんですねぇ。
ものがあふれる使い捨て生活の現代人が一番見習わなければいけない、むかしの日本のすばらしい考え方です。
tama