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2007年7月3日

日本堤改修:2階の仕上げと大津磨きの準備〜その2

カテゴリー: リフォーム

さて、昨日の続き。
浅葱土の仕上げは藁を多めに出して欲しいとのお施主様のご要望。
中塗りスサをザルに入れてふるいます。

大きな藁は下に落ちていきます。とても原始的ですが、理にかなっていますよね。
ひだしスサを1回ふるったものと

ザルに残った中塗りスサを土に混ぜていきます。(写真ではわかりずらいかもしれませんが、若干中塗りスサのほうが大きめです)

混ぜ終わった土がドンドン塗られていきます!


自然が生み出す土の色はとても美しく、藁の質感はとても暖かな風合いです。浅葱色は木の色とも馴染みます。
50年前に施工された荒壁の上に新たな中塗り・上塗りが施されました。
建てて壊す・ではなくて、汚れたら塗り直し、壊れたら補修し、手を入れながら大事に住み継いでいける家が本来の日本の家だったんだなぁと実感しました。
さて、今度は大津磨きの準備です!
まずは土を寸100のふるいにかけます。(寸100:1寸角を縦横100分割したもの。かなり細かい網です。)

ふるい終わった土にお水と粘土を投入です。

お次は紙スサ作り。
今回小沼さんが用意したのは、雁皮100%の和紙です。なんとその和紙、小沼さんこだわりのもので、特別に作ってもらったものだとか。
機械で干したものではなく天日干しで乾燥させたもの。機械干しの和紙だと水にほぐれにくいんだそうです。
まずは細かく切った和紙を水の中へ。

グルグルかきまぜてほぐします。

ザルに残った和紙を集めて、木でトントンと叩いて柔らかくほぐしていきます。

また水にいれてザルにあけます。

和紙が繊維状にほぐれるまで同じ作業を繰り返します。
なんて手間のかかる作業でしょうか(汗)
材料の準備だけでも相当の時間と労力が費やされています。
完全にほぐれたものが紙スサです。それを先程混ぜた土達のなかへ!

よ〜く混ぜて引土(ノロ)の準備は完了です。あとはじっくりと寝かせます。
大事に大事に作られた材料達が、いよいよ明日塗られます。
今からドキドキです☆
neco