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2008年7月25日

木彫りと拭き漆のうつわ作り教室

Kayoでございます。
なんだか蒸し風呂のような暑さの東京です。
そんな中、12日・13日と藤原啓祐さんによる「木彫りと拭き漆のうつわ作り教室」開催!
藤原さん、倒れそうな暑さの中、楽しいトーク満載のご指導をありがとうございました!
なんせ、この蒸し暑さが漆には最高の天候らしいのです。
「漆を乾かす」というと、乾燥した冬場のほうがいいのかと思いきや、適度の温度と湿度の中で空気と触れ合って固化していくという化学反応なのだそうです。
1日目は木彫りと拭き漆1回目。
2日目は漆のお話、実演、実技、拭き漆2回目、それから豆皿作りなど。
という、なんとも贅沢盛りだくさんのお教室となりました!!
1日目のレポートをKayoからお届けいたしま〜す。
(レポートが大変遅くなってしまい、恐縮ですが・・・)
木彫りの木地は藤原さんがざっくりと刳ってきてくださったものを、自分で仕上がりデザインを描きながら彫り進めます。
今回は栗、栓、さわら。


どれも愛嬌のある形と表情の木地にみんなチラチラと気になりつつも、まずは使う道具のお話を聞きます。
工場の奥で刻みの仕事をしていた石塚大工も、大工道具とはちょっと違う木彫り道具の話に耳を傾けておりました。
藤原さんが毎回、口をすっぱくして言うことは、「道具は最初に全部揃えたらアカン!」
ひとつ、ふたつ使いながら、必要に応じで足していく。
きちんと磨いで手入れができる分だけ。
藤原さんの道具、いろいろなノミ。

この他にも藤原さん秘蔵、もしくは改造のオリジナル道具の誕生秘話もお聞かせいただき、みんな使ってみたくなってきてやる気まんまんのムードになってまいりました。
それじゃ、彫りましょうか。
と、みんなで木地の取り合い!
でも、これまた選ぶのが難しい。
どのうつわを作るのか、にまず迷い、その上、木地によって彫りやすいもの、漆を塗ったときの表情の表れ方などが本当に様々。
桂は彫りやすい。栗は彫るのが大変だけど、器としては丈夫。
やらかい栃や桜などで木目がはっきりしない木はスプーンなんかのように薄いものに向きます。
そして「音に注目」と藤原さん。
サクッ
ごりっ
ごごごご
木によって彫った時の音もいろいろ。
音の楽しみ、彫り心地が楽しめるのも手道具木彫りのいいろころですね。
みなさん唸りながら、木地を決めました。
彫りがスタート!!

午前中は和気あいあいで楽しくおしゃべりしながら、彫りが進みました。
この楽しさが藤原さんのお教室ならでは。
何故か時々子育て指導なんかも入りながら(笑)
しかし、午後になると皆さん彫りがノリノリになってきてだんだん口数少なく真剣になってきましたよ。
だんだん木彫りが完成に近づきます。
栓の丸盆

さわらの片口

栓の角盆 波型でかわいい!

Kayo作、栓の・・自分専用おつまみ入れ?

表面が彫れたら、裏、エッジの彫りも進めます。
いつもお世話になっている、今井建設さんの頭!ばっちり彫り姿が決まってます。
ガリガリとヤスリでお盆の裏の丸みを出していきます。

Kayo、裏の彫りでノミを大胆に入れすぎ、木目にハマって割れてしまいました。
「刃物は小さく小さく使って少しずつ彫るのがポイント!」藤原さんの指導と修正が入りました!

そしてやっぱりエッジのほどこしが素人には難しく、藤原先生がお手本を見せつつ修正が入ります。
みんな、藤原さんの横に張り付いて観察。
エッジの彫りはうつわの印象にかなり大きく影響することがよく分かりました。
何事も手を動かしてみないと分からないものです。

片口もこんなに素敵に。

さあさあ、次はお待ちかねの拭き漆一回目!
今日はまず、藤原さんの漆の話を少し聞き、彫り上げたうつわの拭き漆ぬりを実演してもらいます。
みなさん、自分の器がどんな表情に変わるのかドキドキしながら見守ります。

樹種によって、こんなにも漆の表情が違うのですよ。
みなさん満足そうにため息が漏れます。

一日かけて自分で彫ったうつわ。
彫りが進むにつれ、どんどん表情豊かになり、そして漆のお化粧でとっても艶やかになりました。
これぞ手作りの醍醐味です。
まだまだ明日は仕上げをしなくてはなりませんから、このうつわ達は大きなダンボールに入れられました。
ダンボールの中では一定の室温と湿気で漆がかわいていくのです。
ああ、明日が楽しみ!
とみなさん充実の笑顔で1日目のお教室を締めくくりました!
※2日目も参加してレポートするはずだったKayo、次男急病のため参加できませんでした。
 しかし、日曜は飛び入りでエコ花スタッフ数名が漆塗りに乱入!
 レポートをバトンタッチしまーす☆
Kayo