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2009年4月15日

板橋の家:なつかしの道具

今年の初めに竣工した、「板橋の家」で、外構工事がはじまりました。
まずはレベルを見る作業。
そこで親方がおもむろに取り出した道具は、レーザー水準器・・・
ではなく、見慣れない、細長いバケツ。?

これは、今でこそ聞き慣れない道具となってしまいましたが、古くから
大変ポピュラーに用いられていた水準器の一つ、「水盛り器」と言う道具です。
先端にガラス管が挿入されたゴム管が手提げタンクにつながっているもので、
タンクに水を入れると、タンクの中の水位とガラス管の水位が等しくなります。
これで水平を見るのですね。

    親方がタンクから伸びるゴム管の、先端部分を持ってあっちのほうにいます。


    ガラス管を指で押さえて、水平を確認しています。
ちなみに親方、傘寿を何年か後に控えてもなお、しっかりと現役の職人です。
レーザーよりも確実に似合っております。
この水盛り器は、電気も難しいシステムもいらないので、実はDIY向きでもあります。
と言ってもちゃんとしたものを買う必要はなく、同じ構造を自宅のバケツとホースで
作り出せば簡易水盛り器として、ちゃんと水平を見ることができますよ。
誰もが操れる、こうした単純な発想の道具こそ大発明、という気がしますね。
DIY系のサイトで色々と作り方の紹介もあるので、検索してみて下さい。
sai