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2006年7月5日

武相荘

土曜日、工房ラ・まのへ行ったあと、近年の町田市鶴川名所?!“武相荘”へ行ってきました。

“武相荘”とは旧白州次郎・正子邸の呼び名で、3・4年前に正子夫人が亡くなったのち、一般開放されるようになったみたいです。
白州夫妻について簡単にご説明をしますと・・・
白州次郎氏は、戦後吉田茂首相の片腕として活躍した人物で、GHQ総括マッカーサー相手にも引けを取らずに渡り合い、マッカーサーが「従順ならざる唯一の日本人」と評価していたとか。
晩年までポルシェなんかのスポーツカーを乗り回していて、ほんとに最近まで黄色いオープンカーで鶴川を颯爽と飛ばしていたらしいです。かっけー!!
正子夫人は軍人・政治家の家系に生まれるお嬢様といわれるような育ちの人で、若くて結婚したあとも特に文学と骨董の世界に深くかかわり、文筆家として活躍し、銀座で開いた「こうげい」という染織工芸のお店からは多くの有名な作家を生み出したそうです。すべて自分の足と自分の目で確かめるという生き方を貫いたという、強くて行動派なとてもすてきな女性!
ちなみに美男美女で、生き方もルックスも、オトコマエ&女前(ていうのか?!)なご夫妻なようです。
あこがれる〜〜!!

そんな白州夫妻の武相荘は、早くに日本の敗戦を見ぬいていた白州次郎氏が、昭和18年に東京のはずれの鶴川村にうつり建てた茅葺き農家です。
開放されているのは母屋らしい茅葺きの建物と高床になっている離れの建物だけですが、敷地はかなり広いようで建てもののまわりはしっとり青々とした森がずっと広がっています。
雨が降っていて、茅葺き屋根から生える草がきらきら光ってうつくしい!!

玄関に入るとタイル敷きのひんやりしたシックな空間で、大きな梁があわらしになっている和室には白州夫妻の愛用していた陶器や生活道具がたくさん展示されています。昭和初期とは思えないほどモダンでハイセンスな空間と家具と物たちに感動しきり。まさしく本物ばかりでつくられた住空間でした。
特にすてきだったのは書斎スペース。膨大な量の本の重みに棚板がたわんだ本棚にはさまれて、裏山の緑が額縁にはまったみたいにきれいな窓にむかって、大きな無垢板の筆机がありました。

数多くのお父さん方があこがれるツボをまさに心得てるような空間!
本当にすみずみまでハイセンスで美しい木造建築でした。鶴川へ行かれる際はぜひ足を運んでみてください☆
tama