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2011年10月21日

続 好きな建物

京都の大山崎(サントリーウィスキー山崎の産地ですね)に聴竹居という住宅があります。
設計は藤井厚二さんという建築家によってなされました。

日本の気候風土、時代に適した住宅とは何かを追い求めて自宅を作り続け、5軒目に達したのがこの聴竹居です。
たとえば、板張りのダイニングと畳の間が併設されており、約30cmの段差で区切られています。
これは畳の間で座った人とダイニングで椅子に腰掛けた人との目線が合うように考えられています。
床座と椅子座の生活をひとつにするアイディアです。
またこの30cmの段差の間には両引きの引き戸が設けられています。
この引き戸は通気のためのもので、夏場にはここから建物西側の涼しい風を取り入れることができます。
取り入れた空気はこれまた天井に設けられた通気口から屋根裏へ抜け、外へと排出します。
屋根裏換気も兼ねて合理的です。
まだまださわりだけですが、文化と時代の狭間をいかに快適に取り入れるかを熟考された建物です。
それを追求・実験するために5軒も自宅を造ってしまう熱意にも感動です。
so