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2011年9月17日

耐震!

カテゴリー: 家づくり

先日、木造住宅耐震診断士講習会を受講してきました。
主催はNPO法人日本耐震事業団さん。
耐震防災の分野でのNPO法人として活動している団体さんです。
その日は、大変興味深いお話を伺いました。
長くなりますが
以下分かりやすくQ&A方式でまとめてみました。
●東北地方太平洋沖地震では、海外から多くの救助隊が駆けつけてくれました。
その際には、災害救助犬も捜索において大きな活躍を見せてくれていたといいます。
Q・・・ところで、この人口約1300万人の東京都には何頭の災害救助犬がいるの?
A・・・3頭です。
Q・・・災害時の瓦礫を撤去する際に重機が必要です。東京都はどのくらい所持しているの?
A・・・片手で足りるくらいです。
Q・・・日本ではどのくらいの数の地震が起きているの?
A・・・1日に約300回、つまり5分に1回、日本のどこかで地震が発生しています。
これほどまでに地震や災害が多い国のなかで、被害が発生した際の体制がなっていないことに大変驚きました。
欧米に比べて、日本では救助犬の歴史が浅く、体制も整っておらず膨大な課題がある状況です。
盲導犬の育成も遅れている日本ですが、
救助犬としての適性を持つ犬の育成のための特別訓練、訓練場の確保、社会的認知、一番重要なハンドラー(飼い主:捜索救助隊員としても活動)の教育と訓練など、目の前の課題を一つ一つクリアしながら進むことが大切です。
●東北地方太平洋沖地震での大きな被害は津波でしたが、朝方ほとんどの人が自宅にいる状況だった、内陸部で発生した阪神・淡路大震災から統計でわかったこととは。
Q・・・阪神・淡路大震災という5千人以上の人命を奪った震災。直接の死因は?
A・・・窒息・圧死が約80%
   続いて、焼死、損傷等。
   内容からみても、建物が倒壊したことが直接の原因と考えられます。
Q・・・犠牲者の人はいつ死亡したの?
A・・・約95%の人が地震の当日に死亡しました。
倒壊した建物で救助が遅れたことも要因としてあるかと思いますが、
このときに重要だったのが、ご近所の力。身近な人たちが助け合ったといいます。
これらの情報から考えるのは、「自分の身は自分で守ろう!」ということ。
いつ・どこで・何をしているときに地震にあうか不確定ですが、
家を強くするというのも重要な一つの方法だと思います。
”耐震”という考えは、必ずしも大地震でびくともしない家をつくるということではありません。
”倒壊せずに、住人が非難できる時間を作る”という、人の命を守ることが大前提のものです。
●地震に強い家に住む(または耐震補強する)

自分の命を守る
家族の命を守る

近所の人を助けることができる

ひとつでも多くの命が助けられる
●地震に強い家に住む(または耐震補強する)

地震時に倒壊しない

救急車・消防車の通行がしやすくなる

ひとつでも多くの命が助けられる
私たちは、時と場合によっては”凶器”ともなる建物をつくる仕事をしています。
住まいが原因で命が失われることがあるというのはとても悲しいことです。
いつ起きるか分からない地震・でもいつか起きるであろう災害の対策をないがしろにして後悔はしたくない。
そして、いままでの災害から学ばなくてはいけないと思います。
自分にできることは何か。
自分達にできることは何か。
zou
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