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2006年1月23日

職人の手仕事を紹介します vol.4

エコ花職人手仕事の紹介④です。
今日は「ノコギリ(鋸)」

ノコギリとはみなさんご存知のように木材を切るための道具です。
木の木目に対して垂直に切断するための刃を横挽き、平行に切断するための刃を縦挽きといい、現在一般的にノコギリというと、横挽き縦挽きと両方に刃のついているもの(通称両刃ノコギリ)が知られていると思います。(ちなみに写真は尺梁の通しホゾを縦挽きノコギリで加工をしているところ。)
しかし昔から両刃というわけではなく、片刃が一般的だったところに明治時代に建具屋さんが両刃ノコギリを生み出したといわれているそうです。
むかしは木目に垂直に切断することを挽き切る、平行に切断することを挽き割るといい、それぞれをノコギリ(挽き切る道具)、ガガリ(挽き割る道具)という名前で呼んでいたそうです。
いずれも片刃で、建具屋さんの縦横に細かい作業のなかで挽く方向が変わるたびにいちいち持ち換えることがとても面倒だったため、生み出されたのが両刃、というわけだそうです。
ノコギリをはじめて扱う人はみんな、口をそろえて「縦挽きの方がむずかしい!」と言います。
tamaも実際何度かやらせてもらって、やはりそう思います。
横挽きの場合は繊維に刃が引っかかるので挽きやすいと聞いたことはありますが、
繊維方向と言うのは、繊維と繊維の間がやわらかく刃がうまく引っかからない感じがします。
それにしてもノコギリを使って30cmでも板を切ろうとすると大変なこと!
ちょっと厚い板だと途中でぷはぁーっと息継ぎしちゃいます。
電動工具では数秒の作業ですが、昔の人は材料の大きい小さいに関わらず、
手道具のみだったんですもんね・・。
-つづく-