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2007年7月2日

2階の仕上げと大津磨きの準備〜その1

カテゴリー: リフォーム

2階の壁仕上げは部屋ごとにそれぞれ違います。
南面の部屋は下地から作り直しております。(もちろん木摺です!)
3階同様の下塗り・中塗りを施し、仕上げは漆喰のコテ波にて仕上げています。
お客様のご希望で、今回はケイ砂を少し多めに入れてザラッとした質感になっています。

そして、北側の部屋。
今回は上塗りをはがして、下地は再利用しよう!ということになりました。
まずは壁を剥がしていきます。

剥がし終わった壁です。50年前の職人さんの塗った荒壁が現れました。
50年前に施工した職人さんは、自分が塗った壁がまた空気に触れる日が来るなんて事は思いもよらなかったことでしょう。
なんだかタイムスリップをしたようなそんな不思議な気持ちです。

壁が落とし終わったら、次は柱などの木部をアク洗いです。建具も使えるものは今後も利用します。

そして、50年前に塗られた壁に新たに中塗りを施しました。

実は私、こっそり感動してドキドキしていました。
50年前の壁に新たに塗られていく土。
これこそ日本の建物・土壁の良さであろうとつくづく実感しました。
そして先週末、仕上げの上塗りを施しました。
北側の部屋は漆喰塗り(藁スサ入り)と土壁(浅葱土)の仕上げです。
まずは漆喰塗り。
藁の表情が見える仕上げです。一度塗って乾いた上にさらに漆喰を塗っていきます。


最後にコテで押さえる事によって光沢がでます。コテ波とは全く違う雰囲気になります。

外では小沼さんが浅葱土と大津磨きの材料の準備です。
まずはひだしスサを4厘のザルでふるいにかけます。

1回だけふるいにかけたものは土壁に入れます。
さらにもう2回、合計3回ふるいにかけたものがみじんスサと言って大津磨きに使います。
みじんスサは建材屋さんで普通に買う事は出来るようですが、小沼さんは自分で使う材料は自分で一から作ります。
(売っているものだと細かく粉砕されたビニールなどが混入している場合があるそうです。)
細心の気遣いをしながらの材料作りは続きます。
ちょっと長くなりそうなので続きはまた明日!
neco
※日本堤の家にて小沼充氏による大津磨きの見学会を7/6に行います。ご興味ある方はご連絡下さい。詳細をお知らせ致します。
(当社ホームページ:http://ecohana.com/)