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2006年3月6日

春いちばん

今日は関東で春一番が吹いたそうですね。たしかに暖かった!
春先に吹く強風が「春一番」と呼ばれるには4つの条件があるらしいです。
①立春(今年は2月4日)から、春分の日(3月21日)までの間であること
②日本海で低気圧が発達していること
③南寄りの風速8m以上の強風であること
④強風によって気温が上がること
この4つの条件が満たされないと、どんな風が吹いても春一番とは呼ばないそうです。
だから春一番が吹かない年もあるとか。
もともと春一番とは、漁師さんからうまれた言葉。突風で海が荒れて漁船の遭難などの恐れがあるため、漁業関係者の中ではむかしから「春一」とか「春一番」と呼ばれて警戒していたそう。それをマスコミが取り上げて一般に広がったといいます。
春の到来を告げるような季節の言葉としてよく使われますが、実際にはとても危険で荒々しい天候なんですね。
ぬるーい風を肌で感じて、あったかい季節のなつかしい気分がムクムク。
あー早くもっと暖かくならないかなぁ♪もう夏が恋しいです・・
tama
★★★

2006年3月2日

那須高原の家:こだわりの継ぎ手仕口!

カテゴリー: 家づくり2006〜2007

ただいま構造材乾燥中の「那須高原の家」。近況の現場写真とともに、ちょっと継ぎ手仕口のお話など。

こちらの写真は1.13「手仕事を紹介します」の記事で大工の将雄さんが‘ちょうな’で削っていた赤松のタイコのうえに、2階の床梁がのっています。順調に構造材の乾燥がすすんで、梁に木口割れが入ってきています。すごく美しいですっ!

こちらは“尻挟み継ぎ(しっぱさみつぎ)”という継ぎ手。軸部材の伝統継ぎ手として一番有名な“追っかけ大栓継ぎ”よりも強固に材同士をつなぎます。2つの材を写真のようにかいて(複雑・・!大工さんの手仕事には常にびっくりです。)中央に“車知栓”をいれて材をかためます。さらに今回は“追っかけ大栓継ぎ”に使用される“大栓”も打って、ますます頑丈です。

この写真は柱と梁の接合部。“雇いホゾ”という接合の仕方を用いています。写真はよく見えないかもしれないですが、簡単に言うとこのような

かたちの梁を柱の両端から差し込んで、できた四角の部分にぴったりはまる材料をはめ込みます。その材と梁のすきまに車知栓をいれてさらに強固にむすびつけます。
ちなみにこれがかたいっぽうの梁をいれたところの写真。 

「那須高原の家」はこんなふうに細部にわたってこだわり尽くされてます。
いまも静かな冬の闇の中で、ピシッピシッと音をたてながら乾燥していっているんでしょう。
tama
★★★

2006年3月1日

雨のめぐみ

このごろよく雨が降りますね。
水は人間にも動物にも草花にもなくてはならない大事なものです。人間のからだは60〜70%が水分だし、生きものはすべて水がないと枯渇して生きていけません。
雨は、自然があたえてくれる貴重な水。雨が降ると土の上に水溜りになって茶色い水がたまってる、とかいうイメージもあるかと思いますが、実は日本の雨ってものすごくきれいだって知ってますか?
それを直井が先日きいてきた情報をもとに、ちょっと実験してみます。

コップに白い粉が入ってます。さーてなにをするのでしょう?
でも意外に小雨でかなり時間がかかるかも・・・
結果はまた後日!
ちなみにこちらは雨のことを真剣に考えている「タニタハウジングウェア」さんのサイト。
雨の豆知識 http://www.amenomichi.jp/knowledge.html
雨のみち http://amenomichi.jp/top.html
文字のうごきやデザインもすごくすてきです。一見の価値あり!
tama
★★★

2006年2月28日

「杉」のはなし

カテゴリー: 山の話・木の話

今日は「杉」のはなし。

木造住宅でもっともポピュラーな材といえば杉です。少し前までは一般住宅の柱や天井材などは、たいてい杉と決まっていました。古来から多用されていたようで、弥生時代の代表的な遺跡‘登呂遺跡’でもほとんどの柱が杉といわれているそうです。その名は、立ち姿がまっすぐであることから「直(す)ぐ木」が転じたものといわれます。
杉はサワラなどに比べると重いのですがヒノキや松よりも軽く、曲げ輪っぱの原料に使われることでもわかるように、曲げや圧縮にもかなり強い樹種。耐水性もあるため、建材、内装・造作材、家具などのほか、雨戸などの建具や外装材にいたるまで多種多用に使用されてきました。むかしは杉や焼き杉の板の外装の家が一般的で、いまでも田舎のほうへいくと目にします。ちなみに焼き杉でないそのままの杉板塀には、2/17の記事掲載の柿渋がよく塗料として使われています。ちょっと赤みがかっていて落ち着いた味のある茶色に仕上がりますよ。
身近な建材の代表選手のような杉ですが、最近は花粉の原因として白い目でみられがちのようです。(ちなみに私はありがたいことに花粉症のケもないのでいまいちピンときませんが・・)戦後杉の植林が奨励されたあと適切な手入れをされないまま放置され、多量の花粉をまきちらしているのは事実ですが、大気汚染や道路のアスファルト化、食生活の乱れなど、花粉症の背景にはさまざまな要因もあるようです。日本人の10%以上が花粉症といわれるこの現状を好転させるためにも、杉をもっと活用していきたいところですよね。

杉は樹齢が高く杢のあるものは貴重でとても高価ですが、一般的に入手しやすく扱われているクラスはとても安価で、木材業者の中では「一番安いのも杉、一番高いのも杉」と言われています。材の性質や樹齢によって価値がこれほど違う木はほかにないでしょう。とくに間伐材はきわめて安価なので、節さえ問題にしなければ費用を気にすることなく無垢の木のよさが楽しめます。厚みをいかして大いにつかっていただきたい木です。

杉はなんといっても独特のさわやかな香りが魅力。居室をはじめ、トイレなどにもお勧めします。また吸湿性にすぐれているので、洗面所や収納の内装などにも最適です。やわらかいので糸ノコで看板文字をくりぬいたりするような加工も、私でもラクラクです。エコ花でもクローゼットの内装材などに積極的に活用しています。
次回「木のはなし」は、「オノオレカンバ」の予定です。お楽しみに!
tama
★★★

2006年2月27日

らくちん生活

目指すは、らくちん生活。
私の「らくちん生活」の定義は「分かりやすくて心地よい」。
今日はそんな私のらくちん生活を2つご紹介。
1つは、せっけん生活。
髪も顔も身体も同じせっけんで洗います。
リンスは、お湯にクエン酸を溶かしてすすぎます。
お風呂場にはせっけんが1つとクエン酸が置いてあるだけです。
洗濯にはシャボン玉のEM液体洗濯石けんを使ってじゃぶじゃぶ。
石けん洗濯をするとふんわり仕上がるので、厚化粧の合成洗剤や柔軟剤なんぞ入りません。
お掃除には大流行の重曹と、必要に応じて洗濯用せっけんも使っちゃいます。
その2つだけで、どこだってお掃除します。
匂いが気になる場所には、レモンやエッセンシャルオイルも登場します。
2つめは手作り化粧品。
今は化粧水、保湿クリーム、口紅を手作りしています。
化粧水の原料は精製水、グリセリン、必要に応じてエッセンシャルオイル。
冬は少しグリセリンを多めに入れて、しっとりめに作ります。
自分の肌の状態に合わせて作れるし、原料もはっきり、お肌にもよくて、
作るのにも一分もかかりません!
お風呂上りにパシャっと全身使えます。ダンナも子供も使っています。
保湿クリームはホホバオイル、ココアバターと精製水。気分でエッセンシャルオイルを
入れます。口紅は同じ原料にカラー・ピグメントと呼ばれる天然鉱物で色付けします。
作り方は材料を湯せんで溶かすだけ。
何より2つの「らくちん生活」でうれしいのは、肌の調子がよくなったこと。
箱いっぱいだった化粧品も両手に乗るくらいに減り、化粧品代は激減。
お肌も身体も木の家と同じように呼吸しているのだから、必要なものだけあれば、
本来の力を発揮できるのだな、と思いました。
簡単で安心。それだけでらくちん、なんて素敵。
これからもらくちん生活を極めるべく、楽しんでいこうと思っています。
KAYO

2006年2月25日

ノミのあたま

木工教室に来てくださっているMさんが、叩きノミのカツラが取れちゃうと言ってノミのあたまを叩いていました。

前に職人さんが同じことをしているのを見てて「ノミはあたまをつぶして使うんだ」と言っていたので、つぶすことは知っていたのですが、そういやなんで潰すのか知りませんでした・・。
叩きノミはげんのうであたまを叩いて使うため、木柄があたまから割れてしまいます。それを避けるために金属のカツラをしっかりと柄に食い込ませて、木柄のあたまをカツラにかぶせるように潰すんだそうです。

ちなみにちゃんと潰してカツラにかぶせないと、げんのうでたたくときに叩きにくいうえ金属同士がぶつかってキンキン音がするので、しっかりとかぶせることが必要。
だからノミは買ってすぐ使えない道具。しっかり手を入れて自分のものにしてからはじめて使える道具なんですね!
tama
★★★

2006年2月24日

くすのきを加工中

カテゴリー: 家具づくり

今日は工房で岩谷が家具の製作をしています。
いまご依頼いただいている家具で、お客様がもちこまれた材料でつくっています。そのなかにあるクスノキの板を削りました。

いままで置いてあった間はなんにもにおわなかったのですが、削ったとたん。すごい香りですっ!!写真でお伝えできないのがとても残念なくらい、ツーンとしたかほり・・しかもとっても嗅ぎなれてる・・
正体は樟脳の香り。昔からタンスなどの防虫剤としてつかわれているのが、くすのきを蒸留してできる樟脳です。いまは化学合成品のタンスに○○などの商品が主流になっていますが、昔は樟脳を和紙に包んでタンスの引き出しに入れていました。
樟脳はいわば天然ピレスロイド。天然は天然ですが、むかしから防虫や農薬代わりにつかっているものなので、この香りを嗅ぎつづけて人間のからだにいいか悪いかといわれると・・。でも削りたてでないとこんなに香らないので、家具にして悪いことはないです。
加工する岩谷は、かなりアヤシゲ。

tama

今戸焼きレポート3

カテゴリー: ご近所

「今戸焼き 白井」さんではネコ以外にもいろいろ作っていました。
こちらはキツネ。

浅草神社のとなりのお稲荷さんに出しているんだとか。
うかがったとき机には、完成してるキツネくんと、まだのっぺらぼうのキツネくんが勢ぞろい。筆でひとつひとつ顔を描いてるなんて命を吹き込んでるみたいです。順番待ちのすがたがかわいすぎます。

作業途中の絵の具と道具たち。
白と真っ赤と真っ青のたった3色でキツネくんは生まれます。
たのしそ〜!!見てたらやってみたくてウズウズ。。

こちらはキツネ・鉄砲・庄屋の人形。江戸時代あたり遊里などでよくおこなわれていた遊びで「キツネ拳」というものがあるそうで、そのキツネ拳をあらわしています。キツネ拳は身振りや声で争う、いわゆるじゃんけんと同じ。(野球拳の起源とも言われているらしいです)キツネ拳はこの人形と同じポーズで掛け声をかけながら争うそうです。ちなみに狐と鉄砲では鉄砲の勝ち、鉄砲と庄屋は庄屋の勝ち、庄屋と狐では狐の勝ち。
同じ写真で、一番奥に白い招きネコと読み取れない外国語がかいてあるポスターのようなものがあります。これはなんとウクライナの大統領再選挙のポスターに、白井さんのところの招き猫がつかわれたときのものだそうです!ウクライナ語で「私は公正な選挙に賛成です。あなたは?」と問いかけて、投票所に手招きしているらしいです。こんな風に手招きされたら重い腰をあげて投票しにいっちゃいますよねぇ。

なんだかなつかしい蚊取り線香のブタもいました。(ちなみに直井が欲しい!って騒いでましたが、そういえば買ってもらえてないんじゃ・・)
30分くらいの滞在でとっても楽しませていただきました。白井さん、ありがとうございます!
こんなに楽しくてかわいい、伝統的な今戸焼き、これからもずっとつづけていっていただきたいです。

-おわり-
tama
★★★

世田谷1の家:フローリング施工しました!〜その2〜

カテゴリー: 家づくり2006〜2007


今回採用している床暖房の配管・パネル・接続部材には銅が使われています。一般的に普及している床暖房の配管では、ペットボトルの材料と同じポリエチレンを使用しています。銅は、ポリエチレンに比べ1000倍の熱伝導率を持っているので、効率よく床を暖める事ができます。
さらに!温水管の内径が一般的なものよりも2倍程度も太いので、その分温水が多く流れ熱を多く運ぶ事ができます。一般的なものが内径4ミリ前後なのに比べ今回の床暖房の配管径は11ミリと14ミリだそうです。パネルの形状にも特徴があります。温水管と放熱板(写真に写っているキラキラ波打っているもの)が一体形成してあるので360度密着しているので温水管から素早く放熱板に熱を伝えることができるのです。だから温水が低くても効率よく熱が伝わるんですね。

お昼前にはリビング・キッチンの床も張り終わり、傷がつかないように養生しました。

1階の天井には杉の羽目板が張られています。照明があたってツヤツヤとてもキレイです♪
次は壁を張っていきます。
大工さんがんばって!!
neco

2006年2月23日

世田谷1の家:ささらげたの加工

カテゴリー: 家づくり2006〜2007

今日は工場で大工の健作さんが世田谷の家のささらげたを加工してます。

杉の4寸板を1寸5分×2枚にするために、なんと手ノコを使ってるー!びっくりして、「これ全部手ノコで挽いたんですか?!」って聞いたら、丸ノコでは途中までしか刃が入らないので、中央は木っ端ですきまを確保しながら手ノコで挽いているそうです。

なるほどー。長さが3m以上もある材料をずっと手ノコ挽きかと思いました・・あーびっくりした。
tama
★★★