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2006年1月20日

循環型社会をめざして vol.3

-良いものを永く使う-
リフォームの際には既存の構造や部材を利用することも心がけています。
たとえば以前工事を手がけた『永代の家』では、天井裏に隠れていた何十年と経っている既存の梁に、しっかりと補強して、きれいに磨いて仕上げあらわしとしました。また玄関にあった落とし掛けのスス竹を、リビングにつくった飾り棚に再利用。見慣れて使い慣れていたものが新しいところに活かされるのは、新鮮さも感じられうれしいものです。

サイズの合わない建具も工夫次第で再利用が可能になります。↑の写真の物件では高さと幅ともに寸法が小さかった建具に、上下左右と四方に材料を足してひとまわり大きくして利用しました。足した材料の部分には柿渋に黒のべんがらを混ぜたものを塗り、古い建具との色味の調和をとって自然な仕上がりに。
他にも古い小さな障子の格子部分だけを再利用して、新しい入り口引戸の建具に生まれ変わらせるなども。永く使われパリパリになっている障子紙を水に浸けて糊の部分まではがし、ブラシできれいに掃除をして乾かします。乾いたら新しい材料で框を組んだ中に格子と新しい材料の鏡板をはめ込んで、高さ1800㎜の立派な引戸建具の出来上がりです。

古い道具も充分役割りを果たしてくれます。『舘岩の家』では、舘岩村の古い民家にお住まいの方から譲り受けた自在鈎を、居間のいろりで使っています。何十年と毎日煮炊きに使われてきたものですが、まだまだ丈夫。厳しい寒さの『舘岩の家』では毎年この自在鈎のおかげで、鍋や汁物で体も見た目もあたたかく過ごせています。
『本物は熟成してゆく』と言いますが、まさにその通り。いい材料といい技術でつくられたものたちは、丈夫で永く使っていけるうえに、不用になったときも一通りの使い方だけではなく、さまざまに表情を変えてさまざまな場所で使われてゆきます。ものづくりをすること自体リデュースにはなりませんが、ものを新しくつくる以上、エコロジーライフ花はリユース・リサイクルを常に心がけたものづくりをこれからも続けていきます。また少しでも多くの方に、人間が自然の一部であることを再認識し、身近な『3R』から自然との共生を考えていっていただけたらと思っています。
-おわり-
★★★

2006年1月19日

職人の手仕事を紹介します vol.3

エコ花職人手仕事の紹介③。
今日は「かんな(鉋)」

この道具は一般的にもよく知られていると思いますが、樫の木の台に刃をはめ込んだ道具で、主に材木の表面を平らで滑らかにする道具。
平カンナがもっとも有名だと思いますが、そのほかにも際カンナ(L字の段を削るためのもの)、
面取りカンナ(面を取るためのカンナ。角度もいくつかあります)などなど
私が見た限りでも20種類以上のカンナが存在しているようです。
素人の私にとって、手道具の中でも特にカンナは奥が深いように感じます。
なぜなら刃の砥ぎ方から台の直し方、砥ぎながら刃の出の調整、と
カンナを使う様子を見ているとつくづく、手のかかる道具だなぁと感じるから。
それらの調整のための道具も数え切れないほどあります。
昔カンナという道具は、腕のたつ大工さんであれば刃や台の狂いは休憩中に自分で行なうものでした。
ですが現在は「直使い(すぐつかい)」「完全直使い」といわれる、
買ってそのままの状態で作業ができるものが主流になっていて、カンナの調整をできる大工さんが少なくなってきているようです。
ちなみにエコ花の職人さんは全員、カンナを含め自分で道具の手入れをして使っています。
(なので実は私は「直使い」の存在を最近知りました・・。)
舘岩の将雄さんはノコの刃の目立て(刃を研ぐ事)まで自分でしているそうです。
一度いらないカンナの刃を砥がせてもらったことがありますが、
いくらやっても曲がる!まっすぐ平らにならない!
砥いだらむしろ砥ぐ前より切れ味が悪くなった、という有り様・・・。
見本をみせてもらったら、私としゃべりながら砥いだってキレイにつるりと仕上がってました・・。職人さんの熟練の技の高さを身をもって体験。つくづく尊敬です。
-つづく-
★★★

2006年1月18日

那須高原の家 上棟2

カテゴリー: 家づくり2006〜2007

先週の“那須高原の家”の棟上げ完了のようすです。


これでもかっというほどの迫力あるずぶとい構造材。
屋根まで仕上げたところで、構造材の含水率を下げるため、しばらくこのまま材料の乾燥をさせます。上棟直後には組まれた木たちがうごいてバキッミシッという音がします。エコ花で以前建てたお宅では住みはじめてからも、なにかが爆発したかと思うくらいの爆音がしたそうです。那須高原の家では大砲級の音が鳴るんでしょうか?!
ちなみに那須高原の家のお施主さんの知人の方がご自身のブログで那須高原の家と舘岩の家、エコロジーライフ花のことを紹介してくださっています。(こちらです)すてきな写真をたくさん撮っていただいています!
★★★

循環型社会をめざして vol.2

-家づくりも3R-

エコロジーライフ花では、家づくりでも3Rを心がけています。
家を建ててすぐ3Rというのもおかしな話ですが、お子さん、お孫さんの代のその先まで使いつづけていってもらえるような家をつくることが3Rにつながると考えます。
まず、構造から家具、建具まで安心できる国産材を使って、職人の手業でひとつひとつ心をこめて丁寧につくり、できる限り丈夫で、永く愛着をもって使っていただけるものを目指しています。また部品として再利用してもらえるように、建具は高さ1800mm、2000mmでつくるなど、さまざまなモジュールをできるだけ単純にしています。痛んでしまったとき、修復も簡単にできるのが無垢材のいいところ。フローリングや家具など無垢材でつくっているものは新建材のものとは違い、汚れたり壊れたりしたものはサンドペーパーで削る、カンナをあてるなどの方法で何度も修復できます。使いつづけて完全に使えなくなったときも、リサイクルしやすく分別し、廃棄の際には土に還る素材を使うことが大切です。
-つづく-
★★★

2006年1月14日

職人の手仕事を紹介します vol.2

きのうに引き続き、エコ花職人手仕事の紹介です。
今日は「ヨキ(与岐)」

「斧」とも言います。斧のほうが一般的な呼び方ですが、大工さんたちはヨキと呼ぶことが多いみたいです。用途によって大小、刃先のかたちもいろいろな種類があり、機能によって切ヨキ(切斧)、割ヨキ(割斧)などの呼び名があります。切ヨキは木の伐採に使ったり、割ヨキは丸太などを割るときに木口に打ち込んで使ったりします。薪を割るとき使うのは割ヨキですね。
写真は“那須高原の家”の上棟のとき。鼻栓をつくるとき、大工さんはヨキですいすい加工してしまいます。こんなダイナミックな道具で細かい細工をできてしまうから驚きです!
ちなみに「鼻栓」とは、梁が柱を貫く組み方のときに、梁の動きを止めるために梁に差し込む材のことを言います。
これが鼻栓です↓

-つづく-
★★★

2006年1月13日

職人の手仕事を紹介します。

今日はエコ花職人たちの手仕事をご紹介します。
まずは「ちょうな」。

ちょうなとは斧のひとつで、曲がった木の柄に鉄の刃がついているかたちをしています。柱や梁などの荒削りをするための日本独特の伝統的な木工手道具。最近はやはり機械道具におされて使う大工さんもあまり見かけなくなってきています。そりゃ機械の方がやっぱり早いよね、手道具で人の手ではどうしても遅いよね、と思っていたのですが・・ところが実はものすごい早い!!そうです。↑の巾7寸の赤松のタイコの面を仕上げるのに1時間もかからないらしいです。うーん、ぜひ生で見てみたい!
-つづく-
★★★

2006年1月12日

循環型社会をめざして vol.1

以前、エコロジーライフ花の情報誌“花らいふ”で取り上げた特集を、このブログであらためて掲載したいと思います。少し古い話もあるかもしれませんが、すでにご存知の方には今また思い出していただけたらと思っています。
- 3Rをはじめよう -

環境問題を解決するキーワードは、「リデュース、リユース、リサイクル」=通称「3R」 と言われています。今まで広く行われ支持されてきた大量生産、大量消費、大量廃棄の社会経済活動は、私たちに豊かで快適な生活をもたらし、経済活動を活発にしてきました。しかしその一方で、行き過ぎた便利さを求め、環境やからだへの負荷が多いライフスタイルを定着させることとなっています。このような環境を改善するために、注目されているのが「3R」です。
Reduce リデュース=減らす
生活のダイエットをする。
ゴミになりそうなものははじめから買わない。
使いきれる量だけを買う。
買ったものは最後まで利用する。
Reuse リユース=再利用する
使わなくなったものを簡単に捨てるのではなく、リフォームして繰り返し使ったり、使う人に譲ったり、ほかの使い道を考える。
Recycle リサイクル=再生させる
使えなくなったものを捨てるときは正しく分けて、新しい資源にする。
リサイクルしやすいものを購入するのもひとつ方法。
敷居を高く、むずかしく考えなくても、身近に手間のかからないところから実践してみてはいかがでしょう。たとえば・・
●買うとき
・マイバックを持っていく (レジ袋をリデュース)
・詰替えの商品を利用する (容器のリデュース、リユース)
・ばら売り、はかり売りで必要な量だけを購入する (食材と食品トレー・容器のリデュース)
・ペットボトルの飲みものではなく再生しやすい紙パックのものを利用する (リサイクル)
・リサイクル商品を選んで購入する (リデュースとリサイクル)
●使うとき
・壊れてしまったらすぐに捨てずに修理をする (リユース)
・自分が使わなくなっても、まだ使えるものは人に譲ったりフリーマーケットなどを利用する (リユース)
・購入する前に今ある他のもので代用できないか考えてみる (リデュース)
●不用になったとき
・家庭内でゴミ箱を分けて、簡単に正しく分別をする (リサイクル)
etc...
簡単な例からあげてみましたが、こう見るとまず購入するときに気をつけることが大切なようです。購入する前によく考え、購入したら大切に使い、使えなくなったらしっかり分別して再生する。昔は当たり前にやっていたことですが、ついつい便利さ、豊かさに頼ってしまいがちな現代、少しずつでも3Rを実行していきたいものです。
-つづく-
★★★

2006年1月11日

那須高原の家 上棟

カテゴリー: 家づくり2006〜2007

お正月明け早々に那須高原の家で上棟が行なわれました。

幸い神様が味方してくれたようで晴天!気温は1ケタですが気持ちのよい青空でした。尺角の大黒柱に8寸角の赤松梁は“組み甲斐”も見ごたえも充分です。那須高原の家は組み終えたらこれから春まで、乾燥をさせるために時間をおきます。昔ながらの伝統的な日本家屋、完成が楽しみです!
ちなみにエコロジーライフ花のジャンパーをつくりました。

紺に赤!これを着て今年もみんなでがんばるぞー!
★★★

2006年1月9日

今戸神社の招き猫

カテゴリー: ご近所

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今年のお正月は駅伝に熱くなりました!みなさまはどんなお正月を過ごされたのでしょうか。
さて、年明け最初にご紹介するのは、ご近所の今戸神社の“今戸焼き招き猫”。

オス猫とメス猫が一体になっています。招き猫自体の登場は江戸時代、人形としての招き猫は今戸焼きが発祥といわれているそうです。伝わるところでは、「江戸末期の話で、浅草に住むある老婆が、貧しさゆえに愛猫を手放したところ、夢枕にその猫が立って言いました。”自分の姿を人形にしたら必ずや福徳を授かる”と。そこで老婆が横向きで片手を挙げた人形を作り、浅草寺の参道で売り出してみたら大評判だったとのことです。」(今戸神社のHPより)
招き猫は商売繁盛などの願いをこめてよくかざられていますが、この今戸焼き招き猫は良縁の招き猫でもあるそうです。男女の縁だけでなく、広く良き人間関係を結ぶという意味の良縁もふくまれているとか。
このかわいらしい猫たちがいれば、むずかしい人間関係だって気持ちよくスムーズにいくかも知れませんね。
★★★

2005年12月29日

2005年、最後です

カテゴリー: 徒然・農園


本日エコロジーライフ花は仕事納めです。
2005年もあと残り2日。今年は国内外で信じられないような事件が多く起こった年に思います。
来年は平和であることを心から祈ります。
年明けは1月9日からはじまりますので、このブログもしばしお休みします。
それではみなさま良い年をお迎えください!
★★★