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2005年12月21日

ペレットストーブ

お店にペレットストーブがやってきました。

これは石村工業さんから出している「クラフトマンペレット」というペレットストーブ。ペレットとは間伐材や端材、おがくず、樹皮などを砕いて、圧縮し乾燥して水をとばした固形燃料です。ペレットはたくさんの長所をもっているので、次世代エネルギーとして近年注目をあつめています。
         これがペレット↓

ペレットのすぐれた点は、たとえば
・高圧で押し固めているので、薪やチップなどより発熱量が高い。
・二酸化炭素の発生を抑えられる (これは、植物系バイオマスの燃焼時に発生する二酸化炭素はもともと、成長途中の光合成により吸収した二酸化炭素が発生しているという考え方で、長い目で見ると大気中の二酸化炭素増減にあまり影響がない、というバイオマスエネルギーのすぐれた点です。)
・薪などの燃料よりも大きさ、品質が安定しているので、扱いやすい。保管もしやすい。
・灰を撒いて再利用ができる。
などなど・・・環境にとてもやさしい特徴ばかり。北米やヨーロッパでは、発電や温水による暖房の燃料としても普及がすすんでいるそうです。日本でも輸入品ペレットストーブのほかに、たくさんの国産品が出てきています。またペレット自体も国産で作られてきているので、国産品を使えば日本の資源を利用できる=日本の山が活性化する!という利点があります。ぜひ地球のために、環境にやさしいペレットストーブに注目してみてください。
★★★

2005年12月20日

那須高原の家 整地完了

カテゴリー: 家づくり2006〜2007

先日やっとの思いで伐採を終えた那須高原の家の、整地が完了しました。
なんと1日で

から

に!さすが機械の力は偉大です。あっというまに根っこからきれいに整地されました。次は基礎を固める工程。いそがないとそろそろ雪も降ってきます。
ちなみに刻みをしている舘岩の小屋はこんな感じです。

なんと雪の上での刻み!橘棟梁ありがとうございます。今日電話したら今はさらにこれより1.2mも積もってるらしいですよー。今年の雪も去年に引き続きすごそうです。
★★★

2005年12月19日

入山せんべい

カテゴリー: ご近所

浅草雷門にある「入山せんべい」。

お店の近くに寄るとぷ〜んとお醤油のなんとも香ばしいいい香り!!思わず深呼吸しちゃいます。入山せんべいは、創業大正3年の手焼きせんべいの老舗です。むしろの上で天日に干した生地を、備長炭の上で一枚一枚職人さんが手で焼きあげて、生醤油をつけて作っています。この一種類しか作っていないこだわりのお店です。
お醤油が香りよくて、ものすごい歯ごたえ。最近のやわらかいサクサクの揚げもちもいいですが、たまにはいかにもせんべい!って感じのこういうものも、やっぱりおいしい。浅草へお越しの際はぜひ寄っていただきたいお勧めのお店ですよ。
★★★

2005年12月16日

鬼瓦

岐阜の坂井製瓦工場さんにお願いしていた鬼瓦が届きました。

こわいようなかわいいような顔つきです。鬼瓦は、建物の屋根の「大棟」や「降り棟」と呼ばれる部分の端を飾る瓦のことをいいます。むかし建物に鬼の面を飾り安穏をお願いしたものが、のちに鬼瓦と呼ばれるようになり今のような形へと変わっていったそうです。現在では鬼の顔をした鬼瓦だけでなく、いろいろな形・デザインの鬼瓦があります。
今回お願いしたのは、国宝建造物などの建物に実際ついている(ついていた)鬼瓦のミニチュア版。いちばん左は福岡・大宰府の都府楼、そのとなりは奈良東大寺の正倉院、そのとなりは転害門のものと同じ顔だそうです。(一番右の顔はどちらのものかちょっと不明です・・ごめんなさい。)個人のお宅で実際に屋根に飾ることはなかなかないですが、家の中に飾るときっと悪いものから守ってくれそうな気がしますね。
★★★
 

2005年12月14日

那須高原の家 伐採

カテゴリー: 家づくり2006〜2007

那須高原の家では、整地まえの伐採を行ないました。

今回の建築予定地にはナラや栃の木がたくさん自生していたので、それらをまずは伐採してから整地に入ります。中には倒してはもったいないような直径250㎜近くのナラなどもあったそう。倒した木はすべて、お施主さんがいずれ薪として使うそうです。ストーブを首都圏で使用する場合の問題のひとつ、“薪の調達”もこの土地なら入手がぐっと簡単です。
★★★
 

2005年12月9日

椅子ができました

カテゴリー: 家具づくり

昨日、膠(にかわ)を使ってはぎ合わせていた赤松を使った椅子が完成!

こんな感じです。
座ると背もたれが自然に少ーしたわんで、なかなかイイです!全体的に材料が薄めなので座彫りはしていないんですが、赤松のやわらかさか、おしりも痛くならなそうです。
今回はアラレやホゾやクサビうちなどはせず、出来るだけ単純なやり方にしてみました。
これをさらに何度も座ってみたり、いろんな動き、ちからを加えて強度や大きさなどを確認したり、長時間座ってみたり、完成モデルとなるように、いろいろ試してみます。
★★★
 

2005年12月8日

本日の工房

カテゴリー: 家具づくり

日本堤のお店のとなりにある工房では、うちの職人岩谷が建具をつくったり家具をつくったりしています。本職は建具職人なんですが、手先が器用なのでなんでもお願いしてます。
今日は椅子づくり。

赤松を膠ではぎあわせて座面をつくってます。うーん、赤松の白地にオレンジの木目の色合いがきれいですねー。

職人さんのカンナがけは、よく聞く表現ですが本当にかつお節みたい!シュルシュルッとたてに飛び出してくる様子はまるで生きてるみたいです。
このカンナくずでお箸を帯状に包んで、プレゼントでいただいたことがあります。梱包材(クッション材)として使っているのも見たことが。どれも素敵なアイデアですよね。私もなにか考えよう!
それにしても椅子作りは奥深い。(ものごとはなんでも奥深いですが!)座り心地は千差万別というのが一番あたまを悩ませる点です。うちの事務所内だけでも、痩せ型〜LLサイズまでいるので、全員がぴったりくる椅子なんてベンチくらいでしょうか。座面の大きさ、背もたれの角度はもちろん、座彫りの深さもおしりの厚みで心地よさが違うようです。100人中60人が心地いいと感じられる椅子をめざして、まだまだ研究!
 

2005年12月5日

日本の木を使おう! vol.3

カテゴリー: 山の話・木の話

昭和50年代、私たちの知らないところで、増えすぎた下草の除去のために日本全土の国有林の奥深いところで除草剤がふんだんにまかれるという大変ショックなことがあったそうです。除草剤はベトナム戦争で大量に使われ、多くの人の命を奪い、土や水にしみこんでべトナム人の健康をいつまでも脅かした「245T」という枯葉剤。それと同じものが大量に空中散布されたそうです。除草剤をまかれた日本の山々では、カモシカが死に、小動物は消え、川には背骨の曲がったイワナが発生するようなことに。日々死んでいく山や水をこのまま見過ごすわけにはいかないと、現「栗駒の山を守る会会長」佐藤充雄さんたちが立ち上がり、国との壮絶な戦いがはじまりました。森が守る生命の営みの大切さ、澄んだ水がもたらす恵み、当たり前のことを忘れてしまっている国と何度も何度も衝突し、話し合い、懸命な努力の結果、除草剤をまくことを中止させ、自分たちの住む栗駒の山々だけでなく、全国の山奥にあった貯薬庫をすべて撤去させることに成功したそうです。
除草剤をまくと一体どうなるのか、少し考えればわかることだろうということでも、何も考えずに(というか考えた結果そうしたのかも知れませんが・・・)実行してしまうという人がいることがショックでたまりませんでした。

栗駒の山では、澄んだ空気に落ち葉が降り、サワガニやイワナが住む川は透きとおっていて、枯葉のあいだからクロベの新芽が顔をだしている、本当にゆたかな森でした。そんな山を歩きながら、荒れていた山の話や、危機に追い込まれつつある林産地の話をきいていると、森を守ろうと活動してくれている人たちに心から感謝をするとともに、小さいながらもこの自然を守るためになにかできないかと考えさせられました。
-つづく-
 

那須高原の家づくりがはじまりました。

カテゴリー: 家づくり2006〜2007

栃木県の那須高原で、伝統構法の家づくりがスタートしました。
国産の材料から厳選された構造材は、舘岩の家のきざみ場で、橘棟梁たちの手によって着々と姿を変えています。舘岩はもう雪・・・。

吹雪く中、10tトラックからとんでもない重さの材料が搬入された様子。あ〜〜寒そう。極度の末端冷え症の私は雪などとんでもないです。でも地元の人はやっぱりなんてことない顔。「今朝もここ来るまで4回もすべっちまったー」って笑ってますよ。

こちらは那須高原の家の現地の様子。まずは地縄貼りから。本当にまだただの野原です。これからここに杉板貼り外観の昔ながらの一戸建てがどーんと建ちます。
那須高原は空気の澄んだ良いところ。この日もお天気が良くて気持ちがよさそうです。
 

2005年11月30日

日本の木を使おう! vol.2

カテゴリー: 山の話・木の話


みなさんの中には木を伐採して使うことが森林破壊につながり、二酸化炭素の吸収、酸素の供給が減ってしまうと思われている方は多いのではないでしょうか。木を大量に使う住まいづくりも環境破壊へつながる行為だと捉えられがちですが、山には守られるべき天然の森林と、植林されて育てられ、伐採されてそれが繰り返される世代交代が必要な山とがあります。たとえば杉や桧など針葉樹を植えた林は、成長過程の中で間伐、下刈り、枝打ちなどの手入れをしていかないと、土に日光や栄養分がいきわたらず、ひょろひょろと曲がった細い木しか育ちません。木材としての価値がなくなるだけでなく、日光があたらない地面には下草が生えなくなります。植物の生えない山=根っこのない土壌は水を溜める保水機能がなくなり、雨が降ると地盤がゆるくなるため洪水、土砂崩れをまねいたり、夏には渇水をもたらしたりすることがあります。                                             
つまり人の手で植林されてきた森は、資源として利用されることで活性化され、生きつづけて行けるのです。木を伐採するというのは自然の理にかなったこと。人が山にはいり、手を加えていくことは山を守っていくために必要なことなのです。
しかし現在輸入材におされている国産木材は、使われないため伐採されない、伐採がないため林業者が減っていく、人手がなくなると手入れが行き届かなくなる、手が入らないと山は荒れる・・そのように荒れた山にはいい木材は育たず、さらに森の価値がなくなっていく、という悪循環に陥ってきています。またなかなか伐採されないため、木がどんどん年齢を重ね、“山の高年齢化”も進んでいるといいます。1サイクルが50年以上かかる林産業では、伐採のかたわら次世代の子どもたちのために植林をしていくことが不可欠ですが、植林しようにも場所がなかなかあかないという状況にあるそうです。
-つづく-
書き手:スタッフ玉
 ★★★