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2006年6月23日

初夏のくりこま森林教室レポート4

世界谷地の大湿原をあとにして、宿泊先の“いこいの村 栗駒”へ。
高台の上にあって眺めがよくて、とっても広々とした宿泊施設です。こちらは建てもの向かい側道路からの景色。うぅ〜、緑の露で空気がしっとりしててむせかえるようなマイナスイオン☆

ここの大会議室にて夕方からセミナーがありました。たくさんのためになるお話を聞くことが出来たので一部をご紹介。
「チルチンびと」風土社の山下社長からは、“トレサビリティ=生産履歴”というテーマでのお話。
ここ数年で身近になった食品の生産履歴の表示をきっかけに化粧品なども全成分標示が義務付けられました。口にするもの、肌に触れるものに関しては年々そういった法律が定められていますが、家づくりに関しては法律・規定が定められていないのが現状。そこで“家づくりの生産履歴の表示”をしていこうというのが、エコ花も加入している「チルチンびと 地域主義工務店の会」なんです。“素性のはっきりした生産者・製造元の顔が見えるものを使う”というエコ花のポリシーと同じです。
山下社長は、家づくりのトレサビリティを表していくための1つとして、“子どもと大人との斜めの関係”が必要なのではないかとおっしゃっていました。
核家族の時代の中、子どもは両親親戚以外の大人とふれあうことが少なくなってきていますよね。
お施主さんが家づくりに深く密にかかわることができると、子どももいっしょに製作過程を見たり、壁を塗ったりビー玉を入れてみたりと、家づくりに参加できたり。また山に行くときこりさん、現場に行くと大工さん、左官屋さんのおじさんがいていろんな話ができたりします。そうすると家のあらゆるところに、その子の思い出ができて物語ができていきます。
そういうお宅に取材に行ったときには、お子さんがイキイキと家のあらゆる説明をしてくれるそうなんです。その子どもたちの思い出と物語が“家づくりのトレサビリティ”とも言えるんではないかとおっしゃっていました。
とても心に響くお話でした。使う材料に関することだけのトレサビリティではなく、思い出からのトレサビティという考え方、とってもすてきですよね☆
-つづく-
tama

2006年6月22日

初夏のくりこま森林教室レポート3

おいしいお昼ごはんで満たされたあとは、バスに乗り込んでブナ林へ。
初夏のみずみずしい林と世界谷地の大湿原の中を散策です。

案内人は去年秋にもお会いした「栗駒の自然を守る会」の佐藤会長
“入れ歯を忘れちゃって”のギャグを聞いたのは2回目ですな(笑)
その佐藤会長を先頭に100人くらいでぞろぞろ。
薄くもりで、最初はすこし肌寒かったけど、歩くとちょうどよくなる温度でした。
途中何度も立ち止まって会長がメガホン片手にいろんな説明をしてくださっていましたが、いかんせんtamaはほとんど最後尾でこんな距離

のためお話ほとんど聞けませんでした・・・(レポートにならない 汗)
だまって林の緑を楽しんでおりました。




実はtama、フキの姿を知らなくて・・食べるのは好きですが八百屋で売ってる姿しか見たことなくて!
この日はじめてフキの生える姿を確認。
こんなに、フキ↓

デフのNさんに「うわぁ〜都会の人がいるっ」と突っ込まれました・・(笑)
-つづく-
tama

2006年6月21日

初夏の栗駒森林教室レポート2

Oさんご一家と盛り上がったあと、次はチップ工場へ。

チップ工場の手前にはたくさんの丸太がチップになるのを待っています。
去年来たときよりも量がずっと倍増してる・・・チップ待ち丸太が増えつづける姿はちょっとやりきれない思いがします。(チップ待ち丸太についての話はこちらの過去記事へ)

栗駒木材さんでは3種類のチップを作っているそうです。
右は雑木といって広葉樹のチップです。写真集用などの白くて高級な紙、コート紙やケント紙になります。
真ん中は松のチップ。こちらは雑木チップよりも安価な白い紙の材料になります。
一番左は杉のチップです。杉のチップはとても弱く、杉と松を混ぜて新聞紙になるそうです。
ちなみに栗駒木材さんでは、燻煙乾燥にチップを作るときに剥いだ樹皮を使っています。燻煙に広葉樹を使用するというのは燻煙業界(?!)ではなかなかないことなんだとか。針葉樹と広葉樹のチップ作りの業務を平行して行っている栗駒木材ならではの技なんだそうです。
燻煙に広葉樹をつかったときの利点はというと、燻煙乾燥を行ったときにできる副産物に“木酢液”があります。この木酢液がどうも、杉を燃やしたときよりも広葉樹を燃やしたときのほうが色が濃く、かつ濃度が濃い木酢液ができるようです。
轟音のチップ加工機の作業を見学したところで、全員でお昼♪
おいしいカレーをいただきました!
写真がなくて申し訳ない・・ついお腹がすいて、食べおわったあとに写真を撮ってないことに気づいたtamaでございます。
-つづく-
tama

2006年6月16日

初夏のくりこま森林教室レポート1


6月3日(土)・4日(日)の2日間、宮城県栗原市の栗駒山で行われた「初夏の栗駒森林教室」へ行ってきました!
(4月のイベント「那須高原の家 荒壁ワークショップ」のレポートが長期にわたりすぎてしまって、なかなか森林教室をレポートできず・・と言い訳です。次回からはできるだけタイムラグのないレポートを心がけますっ)
今までもエコ花では何度か開催しました森林教室、今回はエコ花のお仲間さん、ウィズさん、アトリエデフさん、住まいの風工房さんとエコ花という4社が主催、チルチンびとの風土社さんが共催という大きな森林教室でした。
参加者は実に100名弱!
どなたがどこの方かも分からないほど(なんて失礼な!あっもちろんご挨拶させていただいた方はわかりますよ☆)たくさんの方が集まっていました。
案内をしてくださったのは住まいの風工房さん。
すべておまかせで案内していただけるイベント☆とっても楽しませていただいた2日間をtama目線で、また数回に分けてレポートします!
1日目はくりこま高原駅に集合して、用意されていたマイクロバス2台に分乗。
まずは栗駒木材さんの製材工場・チップ工場に向かいました。
tamaは去年の秋の栗駒山森林教室でも栗駒木材さんの工場を見学させていただいていますが、なんだか施設がいろいろ進化してるかも!
わくわくしながら3班に分かれて敷地内を見学です。
駒五郎さんに案内してもらいながら、まずはくんえん乾燥の窯へ向かいます。

燻煙乾燥とはその名の通り「煙でいぶして乾燥させる」木材の乾燥方法。栗駒木材さんでは、木材をくんえんの窯に1週間入れて乾かし、さらに太陽の光に2週間当てて乾かすそうです。
窯内は最高で80℃と、木材の乾燥方法としてはとても低温なんだと聞きました。
今の世の中は高温乾燥が主流のなか、なぜ低温乾燥を採用してるのでしょう?駒五郎さんがそのわけをお話してくれました。
低温乾燥は表面からじわじわ乾いていくので、中のほうが乾ききらない状態のときに表面と中とで力の差がうまれて割れる、ということがあります。その点高温乾燥は、瞬時に中まで乾燥するので割れにくいそうです。
しかし高温で乾燥すると、木材の繊維の接着剤代わりになっているイグニンという成分が溶けてしまい、木材の持つ強度が弱まってしまうんだそうです。(そこから高温は木が“死んで”しまうとも言います。)
だから栗駒木材さんでは低温乾燥を行っているんです。
くんえん乾燥を採用している理由は、1番に「地球環境に負荷をかけないように」ということ。
くんえん乾燥の利点としてよく言われる「防虫防カビ効果がある」というのはオマケ効果のようなもの、と駒五郎さんは思っているそうです。
フンフンなるほど〜と思って次の施設へ向かうと、

Oさん家の材料発見!!
もうすぐエコ花で新築工事がはじまるOさんの名前が入った材料が、たくさん桟積みされてました。
今回の森林教室にご一家7名で参加してくださったOさん、これに大盛り上がり!!
ご家族交代で記念撮影をされてました☆

お嬢ちゃんも興味津々です♪
-つづく-
tama