なぜ、自然素材の家?

自然素材の家づくりにこだわるようになったきっかけは、子どものためを思ってのことでした。自宅のリフォームをきっかけに、子どもの喘息とアレルギーが悪化してしまい、家づくりにおいても使う素材によっては健康被害を引き起こす可能性があることを痛感しました。1990年代、ちょうど日本でも「シックハウス症候群」が社会的に認知され、問題視され始めた時期のことでした。

「なにで」つくるか

それからは、"なにを"をつくるかだけでなく、"なにで"つくるかも気をつかうようになりました。特に、木材には気をつかい、材木市場や製材所と直接取引を行い、薬剤処理を行っていない国産の無垢材を手に入れています。下地も含め国産の無垢材を用いているので、できた家は本当の木の香りに包まれた心地のよい空間に仕上がります。

土に還る

また、自然素材を多く使うことは、万が一、家を廃棄するようなことになっても、多くの部分を再利用することができます。再利用しない場合でも土に還るため、ゴミになる部分が少なく済みます。つまり、自然素材の家は環境負荷の少ない家づくりと言えます。

住む人、つくる人、
環境にやさしく

住む人が健やかに過ごせ、地球環境にも負荷をかけない。山と町、家と土、世代から世代と、幾重にも循環する。日本のすばらしい職人文化の継承にもつながる。そのような家づくりは、住む人のためでありながら、つくる人、地球のためにもなることでもあるのです。