・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ エコスの会 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 職人がつくる木の家ネット ・・・・・・・・・・・・・・・・
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家づくりに「自然素材」を使いたいと願う人々がここ最近多く、実際、素材も身近に手に入る時代になってきました。ところが大半の方が素材に関するプロではないため、「自然素材」とはいったいどんなものなのか、その正しい性質を知る人は少ないようです。そこでこの特集では、自然素材を積極的に使った家づくりをしている当代表・直井徹男が自然素材で家を建てるための心得というテーマでお話させていただきます。あらかじめ自然素材の特性を知っておくことで、住みはじめてから後悔せずに、自然素材と長く付き合っていくための知識を知っていただければと思っています。 |
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■はじめに 最近、自然素材をふんだんに使った家づくりがちょっとしたブームになっているようですが、はじめにしっかり認識しておかなければいけないのは、「自然素材の家」と「健康住宅」の考え方を混同しないようにすることです。自然素材の家づくりが注目されている背景には二つの流れがあり、一つは健康に害を与えないという目的のもと、さまざまな対策を講じた工法や、基準値をクリアした工業製品を選び、その中の一部として自然素材を使って住宅をつくるという方法。もう一つはもともと自然界にある石や土や木を積極的に使い、できるだけ昔ながらの建築技法で家をつくり、結果として環境にも人体にもやさしい住まいになるという考え方です。私は後者の自然素材を積極的に使い、健康に負荷を与えない素材を選んで家づくりに取り組んでいます。 |
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■心得1
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ナチュレ防虫塗料 |
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■心得2 シロアリは、ほぼどんな木材でも食害しますが、どちらかといえばヒノキ、ヒバなどは好みません。たとえ被害にあっても木材の芯まで被害がおよぶことは少ないといえます。ですから土台にはこれらの木材を使い、必要な場合はヒバ油、木酢液、ホウ酸、ショウノウなどを塗布すると被害をかなり防ぐことができます。土台に使用する木材はあとからつくりかえるわけにはいきませんから、十分に担当者と話し合って決定しましょう。さらに、住まいが完成したら定期的に家の周囲、床下を点検することも大切。梅雨前の時期に家の周辺で羽のはえたアリが飛んでいたらシロアリがいる可能性がありますから、被害が甚大にならないうちに前出の木酢液など、自然系の薬剤を散布して防除します。散布などの作業は専門家に依頼してもいいですが、せめて点検だけは自分で行いましょう。 |
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■心得3 柱や梁などの構造材には、強度があり変形が少ないという理由で集成材を使うケースが増えています。しかし、集成材は材木を張り合わせる際に合成接着剤を使用しており、体への悪影響を与える不安がぬぐい切れません。その点、ムクの木材は間違いなく自然界にある素材ですが、生きて呼吸している木なのでどうしても反ったり縮んだりしてしまいます。ムク材をふんだんに使った家づくりをする場合は、木は変形するものという認識をもつことが必要です。 |
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■心得4 熟練した建築家や職人はムク材が変形することを必ず認識しており、腕のいい職人の場合、縮んだり反りが出ることを想定して建築作業を行っています。建築後に不具合が出たとしてもそれを補修すれば問題はなく、心配することはありません。 |
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■心得5 断熱材として一般的に使われているロックウールやグラスウールはコストの点ではすぐれていますが、人体への弊害や解体時のリサイクルなど、さまざまな問題があります。それにかわる断熱材として、ポリエステル、セルロース、炭化コルクやウール(羊毛)が注目されています。特にその中で、ウールは素材そのもののもつ吸放出性により、壁や屋根の内部で生じる結露を防ぐ方法としてすぐれています。基本的な断熱性能を持ちあわせ、製造エネルギーも少なく、吸音性・弾力性にすぐれた素材といえるでしょう。 |
羊毛断熱材“ウールブレス” |
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■心得6 フローリングには大きく分けてムク材と合板があります。自然素材の家づくりの場合には、ムクのフローリングを使いますが、一口にムクのフローリングといっても、表面にムク材を張りつけたものやクッション性のある下地を張ったものなどさまざまなタイプがあります。自然素材にこだわるのであれば、やはり単層のムク材を選びたいものです。 |
栗フローリング |
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■心得7 フローリング材は使用する樹種により、ナラ、オーク、クリなどの広葉樹とヒバ、ヒノキ、カラマツ、スギなどの針葉樹に大別されます。フローリングには硬くて傷のつきにくい広葉樹が適しているという意見もありますが、一概にはどれがよいということはいえません。靴を脱いで生活する日本の住宅では欧米ほど硬さは必要とされませんし、スギのように足裏の感覚がやわらかい針葉樹も気持ちのよいものです。広葉樹でもクリはあまり使われませんが、強度がすぐれ温かみのある風合いで、今後もっと使いたい樹種の一つといえます。それぞれの木の特徽をよく知り、自分のライフスタイルや好みに合うものを選ぶようにしましょう。 |
唐松フローリング |
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■心得8 どんなフローリング材を使うにしても、ムク材に共通するのはきちんとした手入れが必要であるということ。ムク材は傷や水に弱い性質をもっているので、自然系の塗料で塗膜をつくって保護することをおすすめします。ただし塗料を塗っても、水をこぼしてそのままにしておくなどというのでは、ムク材を使いこなすことは無理でしょう。水分はこまめにふき取り、室内にも湿気がこもらないよう注意します。 |
赤松フローリング |
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■心得9 自然系素材にこだわるのであれば、減農薬栽培でなおかつ高温温風殺菌されたワラ床や、無農薬栽培の畳表を使った畳がおすすめです。しかし一方で、気密性が高い現代の住宅では、無農薬のワラ床はダニにとっても格好の住処となり、どうしてもダニの発生が防げないという問題点もでてきます。そこでワラ床に変わる自然素材として、ヒノキのチップを使った畳床が注目を集めるようになりました。自然の殺菌カによりダニの発生を防ぎ、吸湿性にもすぐれています。コスト面でも減農薬のワラ床とほぼ同じ値段で、特に高いわけではありません。 |
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■心得10 現在は玄関や浴室のたたきは接着剤でタイルやテラコッタを貼りつける圧着工法が主流となっています。タイルそのものは自然系の材料であっても貼りつける接着剤が問題となりますから、昔ながらのモルタルをだんご状にして貼りつける方法をとりたいものです。しかし、これには下地をきちんとつくるという左官の確かな技術が必要で、どんな職人でもできるというわけではありません。信頼できる業者や建築家に依頼しましょう。 |
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■心得11 ここ数年、自然系の壁材として珪藻土が注目されています。珪操土にはそれ自体呼吸する性質があり、吸水性、調湿性、保温性などにすぐれているのが人気の要因でしょう。タバコのヤニ臭などを吸収する働きもあるといわれています。しかし、珪藻土そのものには固まる性質がないため、そのままでは壁材として使われることはありません。多くは固結剤として合成樹脂やセメント類を混入しているので、珪藻土自体の吸・放湿性を低下させるばかりか、安全性にも問題があります。 |
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■心得12 漆喰は調湿性にすぐれ、温かみのあるマットな感触もあいまって最近よく使われるようになりました。成分は地域によって多少の違いはありますが、消石灰に粘着性と施工性をもたせるための「つのまた」と呼ばれる自然素材の海草と、麻などの繊維を混ぜたシンプルなものが本来の姿だといえます。しかし、自然素材ブームで珪操土と同様、さまざまな製品が手軽に入手できるようになりました。特にプレミックスと呼ばれる調合済みの製品には下地への付着性を高めるため、やはり化学糊や合成樹脂等が入っているものもあり、自然素材とはいえない製品もあります。成分内容については十分にチェックしてください。 |
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■心得13 壁紙は壁、天井など広い面積に使われるので、その分健康にも影響を与えやすい材料です。最近では自然系の壁紙、エコクロスが数多く出まわるようになりました。しかし、中には塩化ビニルや塩ビを柔らかくする可塑剤、防カビ剤、難燃剤などが使われているものもあります。ついているマークをうのみにするのではなく、内容をメーカーに確認し、ショールームなどで実際に臭いをかいで、刺激臭のないものを使うようにしたいものです。 |
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■心得14 |
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■心得15 塗料から発生するホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどのさまざまな化学物質が問題となってから、化学物質を極力含まず、植物油や植物樹脂を主成分とする自然系の塗料が販売されるようになりました。しかし、塗料に混ぜて使う溶剤の内容や安全度はメーカーにより差がかなりあり、場合によってはアレルギーを発生したり悪化させてしまうこともあります。天然系の溶剤であるオレンジシトラールなどでもアレルギーを起こす人もいて、必ずしも天然=安全とはいいきれません。アレルギーなどの症状のある人は特に内容成分を確かめてから使うようにし |
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■心得16 昔ながらの漆や柿渋も自然系塗料として人気があります。特に漆は木材の木目を生かしながら自然な感じに仕上げることができます。拭き漆という方法で5回ほど塗り込んでいけばすばらしい光沢が出てきます。ただし、漆は体質によってはかぶれる心配もあるため、ゴム手袋をしてその上に軍手をはめ、顔や首もクリームでガードします。自分で行う場合は塗り込み方や注意点をよく知ってから行うことが大切です。 |
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■心得17 自然素材の家づくりでは、キッチンセットの収納部材にムク板や安全基準をクリアした集成材を使ったものがよく使われますが、どれも造作工事扱いになりコストもそれなりにかかります。ただし、天板などは使い勝手の面で、ステンレスなどメーカー品のパーツをとり入れているケースが多いと思います。もし自然素材でできたものを希望され、ムク材のキャビネットを特注しても貼り合わせに有害な接着剤を使っていては意味がありませんから、工法を確認してから発注します。 |
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ニューハウス出版
上記の中に出てくる商品のくわしい内容はこちらをご覧ください。 |
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エコロジーライフ花 (有)直井建築工房/「自然素材でつくる木の家」 素性のはっきりした無垢国産材にこだわって新築木造住宅をつくる東京都の工務店です。自然素材、住宅、生活、暮らし、環境保護をテーマに地球にも負荷をかけない住まいづくりを提案します。。施工エリア:東京都/杉並区.練馬区.板橋区.世田谷区.大田区.葛飾区.文京区.台東区.足立区.江東区.中野区.目黒区.墨田区.荒川区.新宿区.渋谷区.品川区.北区.港区.中央区.豊島区.江戸川区.千代田区 神奈川県 千葉県 埼玉県 那須 塩原/木工教室.漆教室 [定休日] 日曜日、土曜日 |
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