きなりの部屋のカーテン

2022年4月27日 2024年6月3日

Yuki Naoi

だれが	きなりの部屋　<公式ホームページ>
素材	自然栽培綿

Story

自然素材でつくられたカーテン、きなりの部屋のカーテンをご紹介します。
突然ですが、きなりの部屋で使われる"自然栽培綿"は、"オーガニックコットン(有機栽培綿)"とはちょっと違います。

オーガニックコットンは、3年以上化学肥料、農薬を使っていない土壌で、栽培された綿のことを言います。
自然栽培綿は、過去一度も化学肥料、農薬を使ったことの無い土壌で栽培された綿のことを言います
自然栽培綿カーテンとオーガニックコットンカーテンの違い。自然栽培の特徴｜きなりの部屋　 "https://www.kinarinoheya.jp/html/005_feature.html"

つまり、きなりの部屋のカーテンは、より厳格に管理された土地で栽培している綿だけを使って、紡いだ製品ということになります。きなりの部屋では、20年以上前から自然栽培綿にこだわり、素材の力を活かしたカーテンを世に送り出し続けています。

きなりの部屋では、栽培から製造まで責任を持って行っています。中国の奥地である山東省で土地を借り、管理する綿畑では、農耕機械を一切使わず人の手によって栽培しています。製造においては、合弁工場を設立することで、作業に携わる人々の生活保障をしており、フェアトレード商品となっています。

そんな自然栽培綿を100%使用して紡ぐカーテンは、綿本来の力を活かした製品とするため、製造工程にも一工夫があります。綿毛本来の吸水力や紫外線をカットする能力を活かすために、ガラ紡糸を採用しています。ガラ紡糸とは、別名和紡とも呼ばれ日本で開発された糸の紡ぎ方で、紡ぐのに時間がかかる分、手で紡いだような糸になります。そのため、糸は一本一本、太さが一定ではなく、仕上がりは優しい表情をしています。

昔ながらの方法で紡いだ糸を昔ながらの機械で織っていきます。力織機 (りきしょっき)と呼ばれる織機を使い、時間をかけて太さの違う糸を布にしていきます。手間と時間をかけて素材の力を活かしながら織った生地は、ふんわりと空気を含み、やわらかい仕上がりとなります。綿毛本来の力であるの高い吸水力を持ったまま生地となるため、乾燥から多湿となる日本の四季にも対応したカーテンとなります。

織りかたによって、生地の厚みや柄は様々となります。レースに向いている薄地からポッテリとした厚地までお選びいただけます。着色の方法にもこだわり、自然な素材のそのままの色を活かしています。茶綿や、草木染めによって、色を作っています。生地厚や織り、染め方によって多少違いますが、60〜97％の紫外線カット効果があるため、特に寝室での使用をお勧めしています。

注意したい点としては、綿の収穫時期や製造時期によって多少、色や厚さなどにバラつきが生じます。また、製品となった後も湿気や乾燥によって、伸び縮みすることがあります。これらの性質は、裏を返せば、自然素材を生きたまま使用しているともとらえることができます。自然のものであるということを踏まえ、これらの性質をご了承いただいたうえでご検討ください。

素材には、過去一度も化学的なものを使われていない土地で作られた自然栽培綿
つくるには、素材を活かす昔ながらのガラ紡績機
自然な素材を、より自然な形で生活に取り込む、そんなカーテンはいかがでしょうか。