手わざの光る家
和の要素をもりこんだモダンな家
和の暮らしをモダンな形で取り込んだ家。和室建築の高度な技術を要する箇所があり、大工にとって腕のふるいどころがたくさんある仕事となりました。緑の芝生と庭木の間を雁行する敷石の向こうに見える、数寄屋風の玄関が瀟洒な感じ。玄関は丸柱を2本立て、丸い縁桁を架け、深い庇を張り出し建物と外の庭とをやわらかくつなぐ、数寄屋的な手法です。材料選びから施工まで手わざが光る計画となっています。玄関の式台、上がり框、腰板など、どこにどんな表情の材を使うか、選び抜きました。お風呂は十和田石と桧板張りの在来工法。全景、玄関棟、土庇、濡れ縁は庭とゆるやかにつながる和の建築要素を盛り込み、四季の移り変わりの美しさが感じられる暮らしを実現しています。
工事内容 | 新築 |
竣工 | 2014年 |
場所 | 千葉県 |
延床面積 | 150.0 ㎡ |
設計・施工 | 直井建築工房 |