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2006年3月25日

土手の伊勢屋の天ぷら

カテゴリー: ご近所

日本堤に勤めて4年以上、ついに念願の「土手の伊勢屋」の天丼を食べました!(いつも食べに行こうとすると水曜の定休日で、何度も食べそびれていましたが・・あっくんさん、お先にいただいちゃいました!)
伊勢屋さんはエコ花のならび、土手通りを浅草方面へ100mほどいった吉原大門信号のすぐ近くにある、明治22年創業、110年以上つづく老舗江戸前天ぷら屋です。いままで何十回というくらいテレビや雑誌に取り上げられていて、平日も人がたくさんならぶ有名店。


伊勢屋さんは昭和初期に建てられた木造の建てもので、黒々と光る杉板張りの外壁が目を引きます。磨りガラスもさまざまな模様で味があります。
「土手の」という屋号は、むかし吉原の遊郭の周囲に堀がめぐらされていて、その土手沿いにたくさんの店が並んでいたことからつけたそうです。もともと天ぷらっていうのは屋台で売るものだったそうで、いまもその名残で土手どおりに面して出窓が残っています。
ちなみにとなりはこれまた超有名店の、桜肉の中江さんです。次はこちらもレポートします!

さて肝心な天丼ですが・・・

うわさにはかねがね聞いていましたが、ボリューム満点!!アナゴはどんぶりからおおきくはみ出ています。気づいたらはじっこがお茶に浸かっていたくらい、はみ出てます。味は意外にあっさり?!ごま油で揚げた衣は黒くて重たそうですが、見た目ほどくどくなく、アナゴもふわふわでした☆(天ぷらというと白い衣で塩をつけて食べるのが主流なようですが、白い衣は関西風。江戸前・関東風はごま油であげた黒い衣だそうです。)
しかし申し訳ないとは思いつつ、途中でギブアップ。私残してしまいました・・。女性は2人で1つで充分なくらいです。笑
tama
★★★

2006年3月17日

東浅草の家:筋かいが…

下の記事でtamaさんも紹介している東浅草の現場でのこと。
既存の壁を解体をしたところ、なんと筋かいが途中で切断されていました。
〝筋かい〟とは柱と梁で四角形に囲まれた軸組に対角線状に入った材の事をいいます。途中で切られてしまっては構造としてなんの威力も発揮しません。
どうやら新築時、風呂釜の設置のため筋交いを見事に切ってしまったようです。分からないから良いでは済まされない事です。
悲しい事ですが、こういった事はリフォームの現場では多々あるのが現状なんです…。
今回の工事では補強の為、筋かいを既存ものもとは逆に入れました。端部はしっかり筋かい金物で固定してありますのでご安心を!

今日現在も工事は進行中です。後日また現場の状況を報告します!!
neco

東浅草の家:耳つき木摺り

necoさん担当の今月あたまから始まっているご近所「東浅草の家」現場で、tama的におもしろかったこと。

築30年の古いお宅、木摺が耳つき!直井に聞いたらちょっと昔の家はみんなそうだったらしいのですが、初めて見ました。
20cmとかの小径木を製材したときに出る端っこをそのまま、耳も落とさずに木摺りに利用していたそうです。きのうの話とつづいて、木材の有効利用ですね!すばらしいですっ。仕上げてしまえばなにも見えなくなる部分ではあるけど、四角い材料より味があってなんか私は好きです。気になります。しかもこの方が耳とかばさばさしてて、土壁ならふつうの木摺りよりくっつきやすそうに思うんですけど・・?!
tama
★★★