ブログ
2006年8月30日

エコ花ショップ改装:塗装部隊、発動

ショップ改装による塗装第2弾!!
エコ花女子たちは塗装ルック(エコ花ではいつ何時塗装やらがはじまるかわからないので、みんな事務所に作業着的服を常備してあるんでございます。)で
オイルフィニッシュ&リボスカルデットを塗装。
工房時代からの仕上げ部分、柱や羽目板の汚れと小さなキズをペーパーできれいにして、塗り分けるところにはマスキングをして、みんなでがんばりました!

今回はアルバイトのHさんも参戦!ありがたいっ。
(Hさん、撮った瞬間に動くから消えてます。↓)

今回床の栗フローリング部分はリボスカルデット、そのほか壁やカウンター、柱なんかはみんなオイルフィニッシュで仕上げます。
床に色物を塗るということで、まずは床を先に塗ります。
カルデットのような顔料の入ったいわゆる“色モノ”塗料は、塗る前に木地にオイルなどがたれてしまうと、その部分だけ色がのらないんです。
色モノはだいたいが塗り重ねるとその分そこは色が濃くなるし、塗るのにも技術が要。
床を塗り終えたあと、壁やカウンターを塗っていくときにも、床にたらさないように慎重に慎重に塗らないといけません。
色モノを使うとなにかと手間がかかるんですねー。
(とか言って、色モノを塗るときtamaは現場へ逃走?!していたので、今回さして大変な思いはしてなかったり・・(^^;)
それにしてもKAYOさん、洗面カウンターの裏側を塗ってるだけなんですが、
どう見てもいじけてるみたいですね。

tama

2006年8月25日

現場で刻み!



大工さんが現場で刻みをしています。
その理由は・・・
屋内に家をつくっちゃうから!
屋内なのにお店の中なのに、土台をかためて柱を立てて、梁桁をかけて、棟木まで渡すんです。
エコ花のいつもの家づくりと同じように、
全部手刻みで加工した仕口継ぎ手を組み上げますよ☆
tama

2006年8月24日

オーナーと一緒に材料選び 2

今日は日本で古材、ケヤキの看板板探し。
そのついでに、6月の森林教室のとき植えた栗の木や杉を確認しに宮城の栗駒へ

古材は屋根組みの材料として。土場に埋もれていたケヤキは製材をその場でして看板、カウンター材として。

分収林契約した山の栗も杉も元気に育っています。栗はあと4,5年すれば実がつくよという話でした。
材料としては、60年先のことですが、それまでいろんなことで楽しめそうです。

オーナーと一緒に材料選び 1

本物にこだわる以上はずせないのが、韓国の建材や備品
3回目の韓国お買い物ツアー


食器や、クッションなどは前回と変わりなかったのですが、古建具などは完全に品薄状態で、数多く見たのは中国産の古建具でした。その中から韓国本来の建具を探し出し購入。テーブルの素材も工場確認をしたところ、韓国産の松ではなくニュージーランドや北米からの輸入材でした、原板を買ってカウンターにするのはあきらめ、花の倉庫に眠っている宮城の樹齢250年の黒松を使うことにして材木屋の社長との値段交渉は早々に決裂。


イメージづくりのためソウル市外をタクシー使って移動。タクシー料金が安くて助かります。


スタミナ付けつつ韓国漬けの3泊4日のオーナー主催のツアーでした。

2006年8月23日

浮造り


韓国料理屋さんの壁や造作材の仕上げ用に、
大工さんが杉の板を浮造りにしています。
浮造りとは、写真のような木材の仕上げ方。
って写真じゃちょっとわかりにくいけど…
うづくりとは木材の表面を何度もこすることで、
秋から冬にかけてできる堅い木目(冬目)の凹凸を際だたせる加工のことを言います。
加工の仕方は、ホイールサンダーという、ブラシが高速回転する機械で高速ブラッシングする感じ。
今はそんな便利な機械がありますが、
機械がないころは「かるかや」というのイネ科の植物の根っこや、
和ほうきの繊維を束ねたその名も「うづくり」という道具を使って加工していたとか。
主に、やわらかい杉や桧に用いられる加工。
浮造りをすると立体感がうまれて、目でも手でも無垢の木の味わいがより楽しめます♪
昔からある意匠ってほんとに無限!!
なぜ木をブラッシングしようとしたんだろ…
発酵した大豆を食べて納豆を発見した人と同じくらい不思議!!
tama

2006年8月21日

韓国料理屋さん近況





今日はダクト屋さんが入って客席の換気配管をしてます。
なにやら検査口と書いたキャップやバルブがついております。
換気扇の種類や役割などはわかっても、機械の中身を実際に見ることなんてないので
こうして職人さんにへばりついて作業をながめて勉強させていただいてます。
作業が終わったらいろいろ質問してみよー!
大工さんは厨房のケイテン下地を組んでます。
ボルトをコンクリに打ってその先にアルミのバーを吊して下地を組みます。
こんな軽いもので下地になっちゃうんだからすごい。
お客様が買い付けてきた古い建具が現場にやってきました。
ガラスが入っていたり障子が貼ってあったり。
どこにどうやって使って生かしていくか、打ち合わせを重ねて案を練ります♪
それにしても冷房がなく風も通らない現場にいるのって、なんて暑い!!
暑いの大好き夏人間tamaもへたり気味です。
こんななかで大工さんや職人さんは毎日体を動かしてるんだもんなぁ〜!!
おつかれさまですっ(`´)ゞ
tama

2006年8月16日

エコ花ショップ改装:電★動

先日とうとうエコ花のシャッターが電動に!!
今までお店も工房も、ビルと同い年の手動シャッターがついていて、
かなり老朽化、西日により熱で変形、サビ・・・により年々日々あけにくくなっておりました。
朝出社して汗をかきながら何度チャレンジしても、ひざ位置から上に開かなくて、通行人のおじさんが見かねて手伝ってくれたりもした。涙
そんなシャッターが・・・

ピカピカの電動になりましたっ!!
リモコンがある!!すばらしいです。すてきです。
しかも音がもんのすごい静か。ていうか稼動音がしないに等しい!
毎朝開けるたびに感動しきりのtamaでございます♪
そして感動のシャッター工事の様子はこちら↓。
既存のシャッターボックスを隠していた塗り壁を(泣く泣く)下地から壊して、

ボックスをサンダーで解体し、

電気屋さんが電源の接続をして、とすすめられました。
外壁も先日お店と同じように唐松の板を貼りました。

これで三ノ輪駅から歩いてこられる方にも、お店の存在がもっとわかりやすくなるはず☆
いまはまだ木地のままですが、来週くらいに塗装をします。
どんどんすてきに快適になってゆくエコ花ショップなのです。
tama

2006年8月10日

どーーん!!



舘岩から材料が山ほど届きました韓国料理店です。
まさしく山ほど……
朝8時からユニック&人力で運び入れました。
大工さん運送屋さん&うちの工事部長、朝から1日分の汗をかいての作業、おつかれさまでした!
写真下は厨房エアコンの分岐配管。
大蛇みたい!
1つの機械から4つの吹き出し口をとって、火を使う厨房を涼しくします。
普段は店舗工事をやらないエコ花ですが、こちらのオーナーのお店をやらせていただくのは3店舗目。
店舗というのは、コンパネなどで舞台装置のようなハリボテの作り方をしているのが一般的ですが
本物を使って本物をつくりたいというオーナーの熱意から、たびたびお仕事をさせていただいています。
工業生産品はできるかぎり使わず、農薬処理の木材も使わずに
エコ花のいつもの家づくりと同じようにつくっています。
収納1つつくるにも、ベニヤで一発でできるものを
板をはぎ合わせて箱をつくり、下地を組んだところに据え付ける、というようなめんどくさい(笑)やり方をしています。
すべて職人の手でつくるお店、本物ばかりのすてきなお店になるはず!!
ちなみに味の方もかなり本物☆
完成のあかつきにはぜひぜひみなさまお誘いあわせの上ご来店ください♪
tama

2006年8月8日

エコ花ショップ改装:ブティック?

きのう大汗をかいて色を塗った板を張ってもらってます。

予想以上にあざやかなピンクっ!!
山形在住の大工さんいわく「原宿のブティックみたいになってきたな〜」だって!
きのうは、厨房屋さんが飛び込みで売り込みにきました。
アパレルショップやら飲食店やら忙しい・・・
tama

エコ花ショップ改装:色作りと塗装

本日は屋外にてスタッフ4人でエコ花改修中のお店天井用杉板に塗装!
なんと今回、うっすら柔らかピンクにしてみようということになり、
自然系塗料リボス社のデュブロンに赤弁柄を混ぜることに決定。
前に杉板に少し試し塗りをしたので、その要領でやればOKなワケだし、
さあさ、みんなでやりましょー!
と張り切って始めたのはよいけれど。
えー、結論から申しまして、
「ごっつ難しかった!!」
試し塗りをした時よりもちろんたくさんの塗料を準備するわけで、
同じ調子に色作りができると思いきや、ぜんぜんうまくいきません。
赤弁柄を入れ、ぐるぐるかき混ぜてもピンクにならなくて、また足して、
としているうちに、弁柄が底にたまってしまっているのが判明!
あんなにかき混ぜたのに、何故かしら。
棒でかき混ぜても拉致があかない、とtamaさんと二人手でモミモミ、
すりつぶすようにしていたら、底にたまった弁柄の色が出始め、
何だか今度は赤くなりすぎ!
色を調節しているうちに、塗料の量が増えちゃった・・・
少しずつ作れ、と直井から指示があって、そうしたつもりだったのに。
何事もやってみないとわからないものです。
私達は白に赤の顔料を混ぜるだけで、こんな大騒ぎだったのに、
塗料のプロは基本4原色から、何色だって作り出してしまうんですってね。
さて、では塗るぞ!と一斉に塗り始めましたが、暑い夏の空の下、
乾燥するスピードがやはり屋内で試し塗りしたときとは比べものにならないくらい早い。
刷毛塗りの後、布で刷り込みをすることで木目の風合いも残して仕上げるつもりだったの
ですが、予想以上の乾きスピードに慌てて刷り込みをしなくてはならなくなりました。
それに同じ塗料の入れ物から小分けして塗っているのに、やはりそれぞれの
塗り方、拭き方でずいぶん色の出が違う・・
色々な条件に4人が慣れてきてコツが分かってきたころに塗装終了。
とっても、「手作り」風に仕上がりました(笑)
大工さんに天井に張ってもらいますが、出来を見るのが楽しみのような怖いような!

うーん。
本当に難しかった!
KAYO