ブログ
2007年6月29日

森林教室@エコラの森 レポートvol.7

こちらはエコラの森の中心をながれる湯沢川。

大きな木が流されてきています。
乱伐されて放置された森は木々が死んでしまい、そのせいで地盤が弱ってゆるみ、「てっぽう水」という名前のとおり鉄砲のような勢いの水流がたびたび発生しています。
てっぽう水、つまり土石流の勢いで流されてきたこのような木や石やゴミが、溜まったところにまた土石流が流れ、エコラの森のなかの橋を壊したこともあるそうです。
このままいくとエコラの森内だけでなく、当然下流の川渡温泉にも被害がでる可能性があります。
雨の降る日、川渡温泉の人たちは、川の氾濫が心配で寝られないと言います。
これもてっぽう水の仕業。

この日の1週間くらい前に駒五郎さんが同じ場所へきたときは、ちょうど駒五郎さんの指先くらいまで岸辺があったそうです。
それがたった1週間のうちに、これだけ岸が削られてしまったのです。
新緑の中には、こんなふうに土管や、車までもが捨てられていました。

この写真の崖くずれ。

写真を撮った場所までいくのに、くずれた崖の上を車で通りましたが、もうギリギリの車幅。めまいがするほど無残に激しく崩れていました。
この道、2日まえは崩れていなかったそうです。
2日崖崩れが遅ければ、車もろとも大惨事です。
こちらはリゾート開発業者の置き土産。

スパをつくろうとしたのか、2億円をかけて温泉を掘り出したそうです。
掘り出されたお湯は、いまや垂れ流されているだけです。
エコラの森の荒れ様を間近でみて、本当に心が痛くなり、悲しくなりました。
「森は森じゃないか」と思うかも知れませんが、実際に見ると、特に前日に行った手の入っている国有林と比べても、そのさまは雲泥の差です。
山なんて自然なんて、荒らされたとしても放っておけばまた自然のちからで元に戻るんじゃないの?と思う人がほとんどだと思います。(tamaもそう思っていた1人です。)
でも駒五郎さんは「一度手を入れた山や森は、手を入れつづけないと元に戻りません。放置した山は荒れる一方、どんどん流されくずれる一方なんです。」と言っていました。
やはり人間の手がはいったところには、人間が手をかけて行かないと、自分のちからで元に戻ることはできないのです。
ちなみにエコラの森は昭和初期の所有者の方は、伐採したら植林し、道路も整備して手入れしやすいようにしていたそうです。その所有者の方が手放したとき、20年以上前にリゾート開発業者が入り、約10年前にその計画が破綻、その後乱伐され荒らされつづけていた状況です。
昭和のころはきっと緑も草花も豊かな、非常にうつくしい森だったんでしょう、と駒五郎さんは言っていました。
広い広いエコラの森、まだまだエコラ倶楽部で見ていないところ、駒五郎さんも見ていないところもたくさんあるそうです。
駒五郎さんは「もしかしたらきちんと植林されて成長途中の森もあるかもしれない。手遅れになる前に救いたい。」と言っていました。
―つづく―
tama

2007年6月28日

赤ちゃんとせっけん

KAYOでございます。
5月15日に次男坊が産まれ、本日で43日目。
時が経つのも、子供が大きくなるのも早いものでございます。
産まれたばかりの可愛らしい泣き声も日に日に迫力を増しております・笑
さて、またまたKAYO一家のせっけん生活レポートです。
生まれたての次男坊、今はベビー用バスで沐浴をしております。
うちはお風呂では固形せっけん派で、主にシャボン玉せっけん愛用。
次男坊にはこのたび、シャボン玉のEMボディーソープボトルタイプを使い始めました。
ボトルから泡状に出てきます。
まだ首がすわっておらず、片手で首を支えなければいけませんから、泡タイプは便利!

新生児特有の発疹もあせもも出てきました。
そういうときは顔をせっけんで洗ったらよいようです。
しばらくせっけんで顔を洗って、お手製保湿水でケアしているうちにつるつるになりました。

こちらは風呂上り写真。
エコ花スタッフ一同からお祝いで頂いたオーガニックコットンのバスローブに包まれて
マッタリしている次男坊。

シャボン玉せっけんは赤ちゃんでも安心して使えます。
子供たちが大きくなって、子供を持つようになっても、せっけん生活を続けてくれるよう
赤ちゃん時代からマインドコントロールしておかなくっちゃ!
KAYO

2007年6月27日

ちい散歩の本に掲載☆

カテゴリー: 徒然・農園

昨年秋エコ花が取材をうけ、取り上げていただいて放映されたテレビ番組、「ちい散歩」(テレビ朝日)を見てくれた方もいらっしゃるかと思います。
ちい散歩は定期的に本になっていて、ついにエコ花が取り上げられた放送分も本になりました♪

エコ花がお世話になっている大工さんと、意気投合した地井さんが、大工さんと工場を絵日記にしてくれたものが掲載されてます!!
放送を見逃された方、ぜひ書店で探してみてくださいね☆
tama

2007年6月26日

すくすく育つzou農園

カテゴリー: 徒然・農園

トマトがこんなにミッシリたわわに!!

茄子もまた2つ生ってきました。

でも、ゴーヤーの元気がいまいち。

豆つぶみたいな実がひとつついてから、ちっとも大きくならない・・・
それ以降ほかには実がなってこない・・・・
どうしたのかしら。
お水も栄養もちゃんとあげているんですけれど。
今年もまたもやしっこゴーヤーしか生らないのかなぁ。(涙)
tama

2007年6月25日

井の頭公園の家:上棟

カテゴリー: 家づくり2006〜2007


午後から少し雨を受けましたが、無事上棟することが出来ました。

棟梁の仕切る上棟式も終え、今日より大工仕事にかかります。
来月、構造材・断熱材・壁、屋根体内通気・ステンレス配管等々、仕上がってしまえば見えなくなってしまう部分を見ていただくために、見学会を予定しています。
ジブリの森の近くです、どうぞ詳しいことをお問い合わせください。

2007年6月23日

森林教室@エコラの森 レポートvol.6

植林でクタクタになった一行はお腹もペコペコ、早足で下山して、エコラの森入り口のベースキャンプで、お昼ごはん♪
風工房和ちゃん特製、栗駒で採れたたけのこ入り炊き込みごはんと、きのこ汁☆

労働のあとのごはんのおいしいこと!!
和ちゃん特製ランチは森林教室の楽しみのひとつでもあります。(いつもありがとうございます!)モウレツな勢いで、大盛り2杯のごはんをかき込んでしまったtamaです。笑
大満足のランチのあとは、たけのこ掘り!でしたが、
駒五郎さんが、希望者のかたはエコラの森の奥の方まで車で案内しますよ!とおっしゃっていたので、tamaはそれに手をあげました。
4駆の車に定員4名乗り込んで、いざ出発。
出発前に、駒五郎さんがエコラの森の全域図をみせてくださいました。

↓黄色く色がついているところが今回植林をした面積、エコラの森は黒い線でかこわれた部分すべてです。

エコラの森の広さは260ha。
って言ってもまったくピンときませんが・・・・
1haは10,000㎡、つまり260ha=2,600,000㎡。
東京ドーム56個分、東京ディズニーランド5個分です。(ますますピンときません・・・

エコラの森のまわりを一周すると、約60kmあるそうです。
とにかく、目の前にすると想像以上に広大。
そして一見、緑が非常にゆたかで、どこが荒れているの?と思います。

でもそれは、私たちが訪れたのがちょうど新緑があふれる初夏の季節だから、というのもあります。初夏の新芽や下草が、地面に近い切り倒されたあとの切り株や、放置されている木々、枝、廃棄物を隠しているようです。
「木が生い茂っているように見えるけど、若い木、細い木だけで、太い木や価値のある木はほとんど倒され、おいしいところだけ盗られているんです。」と駒五郎さんは教えてくれました。
ほんとだ、よーく見ているとあらゆるところに、価値がないと判断されて放置された木々がたくさん隠れています。

―つづく―
tama

2007年6月22日

井の頭公園の家:構造材(in舘岩)

カテゴリー: 家づくり2006〜2007

今朝の舘岩は夕べからの雨が続いています。

橘棟梁達の刻みも終了し渡辺さんの4Tトラックを待っている状態となりました。

化粧柱の番付は小口に書き込まれています。北に向かって立ったとき文字が読めるような向きになっています。

上棟は24日の日曜日
天気予報は晴れ
皆、楽しみに待っています。
naoi

2007年6月21日

舘岩行きはいつでも満載

エコ花2号車(正体はただの白いバンです。笑)に、おがこと木っ端がギュウギュウに載っています。


これはエコ花家づくりの現場と工場で出たもの。
バンに載っているのは、舘岩の家へ運ぶためです。
エコ花では、手に入れた木材はそのいのちに感謝して、できるだけ無駄が出ないように最大限使うように心がけています。
でもどうしても、使いようがない木の端なんかがでてきてしまいます。
家づくりの中で使えないハンパな木っ端でも、見る人によってはなにかしらのお役に立てるかもしれないと、木っ端は店頭でお分けしています。
店頭にも並べられないような、割れたり欠けたりしてしまっているものや汚れてしまった小さな木っ端などは、舘岩の家の薪にと運びます。
また木材を加工していれば必ず出るおがこ、これも舘岩の家へ持っていきます。
雑草が生えてほしくないような場所におがこを撒いておくと、地面がおがこで日影になるので、もやしっ子のような雑草しか生えてこないようになります。
木材はお金を出して買います。
だけど、削って出たはじっこや木の粉を捨てるのにもお金がかかります。
それを少しでも有効に、無駄なく、お金もかからない方法で処理ができるよう心がけているエコ花なのであります。
なので舘岩へ行く車は、必ずと言っていいほど、おがこと木っ端で満載です。笑
tama

2007年6月20日

zou農園、元気です

カテゴリー: 徒然・農園

花壇の茄子をひとつ収穫!

王子様ヘアのヘタ☆

細めだけどずいぶんと長い茄子です。

zouさんが手塩をかけて育てているプチ農園は、日差しとお水を毎日たっぷりもらって、すくすく成長してます。
加茂茄子はこんなに大きく!

トマトもひとつなりましたよ♪

tama

2007年6月19日

雨の道

昨年、ame-no-michiさんのセミナーを拝聴しとても刺激を受けたこと。
緑のカーテンと雨の道
緑のカーテンはtamaが昨年から実践しています。
ここでは、雨の風景を想像すると気づく面白いものをご覧ください。

玄関先はいつも悩みます。樋の落としは不細工に感じますし。
写真は、小井田さんの所の宮島さんのアイディアです。ステンレスの角を長く跳ね伸ばして収めました。雨が降ると滝口となりエントランスのワンポイントとなりました。
同様に


左右の振り分けて落としています。




個人住宅から学校まで雨を受け流しています。
次は、もっと積極的に雨を利用しています。


日本ではパッコンの名前で親しまれています(タニタ製)。
次は雨と浄化能力と命
エブレ氏のビオトープ、雨水は有機的な器の中で右回り左回りと交互に流れを作っています。
トゥービンゲン1985年竣工


オーストリア初のエコ団地1986年1期工事竣工

一次処理池では多少臭気もありましたが、二次処理池ではまったく気になりませんでした。
生活排水を浄化するため植物、雨水など自然の自浄作用を利用してます。
小淵沢2001年竣工

浄化槽の二次排水を雨水と共に利用しビオトープを製作
葦も生え、どこからか来た蛙も住み着き放したおたまじゃくしも大きくなりました。
しかし、年に1度の浄化槽の定期点検で薬剤処理され、池の生命は死滅しました。
実に苦い経験です。
入梅してから雨に縁がありませんが、雨のことを考えるのも楽しいと気づかせてくれたame-no-michiさん今後も情報交換お願いします。
naoi