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2008年10月30日

密やかな人気者「樟脳」

Kayoでございます。
今日は樟脳のお話です。
私がエコ花のお店にやってきた数年前とは比べ物にならないくらい、何故か最近人気の高い樟脳。
そもそも地味なものなのに、「樟脳ありますか」とわざわざ遠くからご来店くださったり、「よく使うから」とまとめ買いいただいたり、樟脳ファンなお客様が何人もいらっしゃいます。
どこかで紹介されたのでしょうか・・・?
樟脳は文字通り「くすのき」から作られます。
エコ花で扱っている樟脳は純樟脳。
日本では九州の方がたった一人で生産されています。
楠の原木1トンから20キロの樟脳が採れます。
砕いた原木が釜の中に入れられ、蒸すこと24時間。
釜から出た蒸気が冷やされると、成分が沈殿し、さらに圧縮されることで結晶状の樟脳と液体状の樟脳油に分けられます。
写真は樟脳油。
うす黄色の液体で、香りは目がさえるようなキリリとしたものです。

樟脳は古くから、樹木や稲の害虫・白アリ退治に使われてきました。
虫さされ、虫除け、かゆみ、水虫などにも効力発揮です。
タンスの中に入れて、衣替えの時にも大活躍。
Kayo宅ではダンナの下駄箱に防臭として使ってみたり(笑)、ゴキブリ除けにあちこちに置いてます。
市販の衣料の防虫剤は弱くても毒性があるものが多く、健康や環境への影響が懸念されます。
できれば樟脳を使うことで、心配を減らしたいものですね。
ただ、化学物質の混じりのない樟脳も揮発しやすく、自然素材でも虫に影響があるものは多少人間にも影響があることがあり、小さいお子さんのいらっしゃるご家庭では誤飲や揮発ガスを直接吸うことのないように注意したいものですね。
一年中大活躍の樟脳、ぜひお試し下さいませ。

2008年10月28日

カエル展

カテゴリー: 徒然・農園

土曜日は子供達を連れて、カエル展に行ってきました!
家から歩いて20分くらいのところに板橋区清掃工場があり、工場で発生した熱を利用した温水プールと熱帯植物園が併設されています。
プールも熱帯植物園も長男の大のお気に入りでしょっちゅうしょっちゅう行ってます。
カエル展は熱帯植物園でただいま開催中。
夏は熱帯雨林から大きなクワガタ・カブトムシがやってきたり、年中なにかしら子供達が森のこと、生き物のことを見て触れて体験できるようになっています。
熱帯植物園は地下が小さな水族館、そのままスロープで一階へ続き、低地の熱帯雨林、そして二階は高地の熱帯雨林の植物・・とうまく作られています。
カエル展はてっぺんの展示室にて。
海の中からジャングルを抜けてカエル展へご案内いたしまーす♪
小さな熱帯のかわいいお魚、癒されます。


大きなお魚だってかわいいぞ?
この水槽にはマングローブが生えてます。

メキシコサラマンダー♪

ピラニア! ぎゃあああああ

陸地に上がりまして、エコ花の壁紙で大活躍の月桃も。

ジャングルジャングル☆



そして二階へ続き、熱帯雨林高山植物のお部屋

カエル展に到着、かわいいちぎり絵で子供達を迎えてくれます♪

カエルやトカゲ、イモリ。日本のもの、世界各国からのものもたくさん。
フラッシュできないので、ボケてますが・・・シマシマ模様やオレンジ、ツヤツヤエメラルドグリーンなカエルちゃん達。
ちいちゃくて本当にかわいい!
長男も大喜び。



カエル展のブースには、「どうして身近にカエルがいなくなってしまったのでしょうか?」と問題提起のポスターが。
「かわいい おもしろい」だけでなく、こういうときに子供達に分かる言葉で話すのがまずは親としてできることでしょうか。
自分の身近では荒川の河川敷くらいだな、カエルの姿を見ることができるのは・・・
「カエルのためにも水や土を大事にしたいね」
そしてカエル展の後はすぐ近くの荒川の河川敷へ直行。
いましたいました、カエル君。
「元気に家族を増やしてね〜」と帰りには水の中でバイバイしました。

小さな子供でももう5歳6歳になればちゃんと話を理解します。
できるだけ触れて感じながら、大事にしたい自然のこと話していきたいなあ、と思った一日でした。
Kayo

2008年10月27日

谷中 2008芸工展

カテゴリー: 徒然・農園

今年で16回目を迎えた芸工展に行って参りました!
「まちじゅうが展覧会場」をキーワードに毎年10月中旬から2週間、谷中・千駄木・根津・日暮里・上野桜木・池之端界隈を舞台に開かれております。
芸工展の情報源は何と福島南会津、拭き漆の器でお世話になっている藤原啓祐さんから。
「おもしろそうなものがやってるよ」とお知らせいただきました。
ありがとうございます、藤原さん!
日常の延長としての表現を通して創作活動をとりあげ、谷中の人々の生活を理解し交流する場として開かれているものです。
ダンナの実家が根津なので、よく遊びに行きますが、芸工展に行ったのは初めて。
子連れで大騒ぎなので、ほんの数軒をさっと見せていただくに終わってしまったのですが、散歩だけでも楽しかった!
下町の静かな界隈をぶらぶら〜
ガラス工芸、革細工、製靴、木工などなどどれも素敵でため息が出ます。
子供達が大きくなったら、もっとゆっくりのんびり作り手さんとお話しながら見てみたい。
皆さんも是非来年から行ってみて下さい!
下町の芸工展のんびり写真、一挙公開☆
こんな風にいつもはお店が、ひとつの小さな展示会場に。

石造りの階段につたが絡まり、長男は大興奮

地元で「蛇道」と呼ばれるクネクネした道、昔は藍染川だったから。
今も残る染物・洗濯屋さん。

ちょっとワクワクな路地。

藤原啓祐さんの学生時代の後輩にあたる方の靴屋さん、ビルの二階。
昔は印刷所だったそうです。
作り手さんは女性、セミオーダーでまるっこくてかわいい靴を作ってくれます。
せっかくなので、ちょっとおしゃべりしてきました!


そしてビルの一階は木工所。こちらも作り手さんは女性☆
女性らしい繊細な木箱や椅子などなど、Kayo大興奮なお店。

のんびり見てみたいのだけれど、長男がお店前の木っ端で遊びはじめて大工さんの真似をして壁をたたき始めたので、すぐ退散(泣)

谷中から千駄木へ出て、不忍通りのインド料理屋さん「ダージリン」
かわいい雑貨も売ってます。

いつだって神社は子供の遊び場。根津神社です。

神社を抜けると、根津教会。古いたてものに一瞬時が止まったような。
ダンナの実家すぐです。

教会のちょいと先に最近OPENしたTシャツ屋さん。
下町民家を改造して。
古めかしい商標やおもしろおかしいイラストがプリントされてて見るだけで楽しいです。

お店の中。こちらも時が止まったような感覚におそわれます♪

いかがでしたか、下町散歩。
みなさんも是非是非、秋のお散歩に繰り出してみてくださいね!
Kayo

2008年10月23日

年中夢中。

カテゴリー: 徒然・農園

お日様の光も少し和らぎ、お散歩が気持ちよくなってきた今日この頃。
蝉もすっかり姿を消してしまったところで、近頃の休日の遊び場といえば、荒川河川敷ばかりのKayo一家です。
荒川の河川敷は家から自転車で10分くらいです。
河川敷は整備されていて 野球場や広場がたくさんありますが、草ぼうぼうで野放しの虫の宝庫もあり、息子たちの狙いは草ぼうぼうの中での虫捕りでございます。
9月の出陣時はシオカラトンボ、赤とんぼ、糸とんぼ、あげは蝶、モンキ蝶、黒地に緑の蝶、上下の羽の色が違う蝶、バッタ、カマキリその他大勢。
季節柄、草むらは虫達で混みこみでございます。
それから、草ぼうぼうの中に用水路が走っており、水辺の生き物もうじゃうじゃ。
9月はウシガエルのおたまじゃくしとトノサマガエルを捕まえました。
おたまじゃくし乱獲中にウシガエルと目が合いました・・・
でかっ!
久々に見たぞ。
時々、私が長男から網をうばって夢中でおたまじゃくしを捕っていたら、
「オレがみつけたおたまじゃくしなのに!」と怒っていました。
かなり楽しくて、本気で自分用に網を買おうかと思ったくらいでした。


と思ったら、先週の出陣時は「ボクもボクも!」(とはまだ言えないですが)と、1歳5ヶ月の次男が網を用水路につっこんでは振り上げて大真面目に仕事。
泥が容赦なく長男と私の頭の上にぶっかかり(笑)
頭でっかちで用水路に落っこちそうなところを重いお尻をムニュっと突き出し、上手にバランスをとっておりました。
網、ひとりひとつずつ必要ねえ・・・・
この日はザリガニがウジャウジャ釣れました。

あんまり長男が河川敷のことを保育園の先生に夢中になって話すので、クラスみんなで河川敷へ数回出陣したらしいです。
都会で育つ子供にとっては、ほぼ人工だけれど、こういう遊び場が近くにあることはありがたいことでございます。
昆虫、水辺のいきもののほかに、キジやタヌキも目撃しました。
他にも何かいるかも!
Kayo

2008年10月22日

サフランのお花

カテゴリー: 徒然・農園

毎朝、空気がきりりと冷え込んできましたね。
Kayo大好きな秋到来です。
だって、食べ物がおいしいんですもん♪
さて、今日は素敵なお写真がエコ花に届いたので皆様にもおすそ分け♪
椅子づくり教室でお世話になっている石塚えみこさんの畑のサフランのお花の写真!

かわいいお花!
サフランのお花って初めて見ました。
スパイスになった真っ黄色のサフランから、とても派手なお花を勝手に想像していたのですが、なんと可憐な。
アヤメ科で学名Crocus sativus、クロッカスと関係があるお花みたいですね。
サフランの雄しべがあの黄色いスパイスになるそうです。
 
石塚さん、畑でサフランのお花を摘んで、あったかブイヤベースやパエリアにお使いになるそうです。
いいなー 楽しいなー おいしいなー 
石塚さんのあったかな椅子も大好きだけど、お台所にも興味津々のKayoでした。
Kayo

2008年10月14日

我孫子の家:大黒柱、恵比寿柱

カテゴリー: 家づくり2008〜2009

これから始まる家づくりの建て主様ご一家とエコラの森に行ってきました。
計画している家の木を栗駒木材の方の協力を得て、ご主人に伐倒していただきました。

今回の伐倒現場でご主人が選んだ木は、一際大きな杉の木でした。
数ある中で選んだ木を見て「自分で伐るのにどうして一番大きな木を選ぶんだろう」
と栗駒の大場さん。
そりゃーここまで来たからには、伐っていただきましょうと指導が始まりました。

エンジンチェーンソーの扱い方から始まり

伐倒の基本受け口を切り始め

チェーンソーのバーより太い木を一人で伐り始めると、遠くでご家族が応援!

追い口をいれ
矢を叩き入れると

お見事でした。
今この瞬間50年の命が終わり
この木の第二の命が私たちによって始まりました。
家のどの部分に使うのか話し合い、必要な長さに切り、栗駒木材さんの製材工場へ運び出されました。


慎重に寸法を打合せし、柱2本、梁1本になりました。
どこに使うかは今後のお楽しみに。
おまけ

エコラの森「栗園」です。熊ではないです大場さんです。

おかげで大収穫でした。

3匹は熊が来てるぞ。あちこち栗の木を折られ、かれてしまった木もありました。
「熊もここまで降りてこなければならなくなってしまったんだなー」と大場さん。
「こんなに上手に食べるんだよ」と熊が食べた栗の皮を見せてくれました。
gondawara

2008年10月7日

ゴーヤ

カテゴリー: ご近所

最近は雨を冷たいと感じるようになり、キンモクセイの香りもどこからか漂ってまいりましたね。
秋の気分とともにエコ花のゴーヤとの別れが刻一刻と近づいてまいります。

本日の収穫↑。 そして来年の収穫のための期待あふれるホープ達↓。

熟したゴーヤの中身は真っ赤で、エコ花の中で、「・・・ちょっと苦手」という意見があがり話し合いの結果、写真を小さくしました。
未来を担うホープ達!来年のエコ花をよろしくお願いいたします!!
zou

2008年10月3日

板橋の家:つのまた!

カテゴリー: 家づくり2008〜2009

板橋の現場報告です。
左官はいつもお願いしている、小沼工業の小沼さんです。
いきなり何かを煮ています。

聞くと「ぎんなんそう」という海草の一種だそうです。

それをすさとあわせます

消石灰とあわせれば、外壁に使う糊の完成です。

手間のかかる、いい仕事です。
外壁の下塗りも始まりました。

saki