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2009年10月30日

コットンボール

真夏に花が咲いたそのあと、綿の木には緑色のまるい実がいくつかできていました。

実ってからしばらくはあまり変化もなく、こんなまるまるした状態でしたが、
昨日の朝、これが見事にはじけ、中から真っ白い綿花がお目見えしました。

なんとも表現しがたい、汚れのないやさしい白色が印象的です。
もう少し太陽にさらして乾燥させると、一層ふんわりとしてくるようです。
残る実はあと4つ、それぞれはじけたら糸紡ぎをしてみたいと思っています。
(紡ぐほどの量にはならなかった時は、リースなどで楽しみます)
ともかく乞うご期待。
隣のポットでは、たねの森さんの秋蒔き種、“フラックス“が芽生えました。

フラックスとは、リネン、つまり麻の一種です。
吸水性に優れ、ひんやりとした肌触りのリネンは夏の衣類などによく用いられますが、
麻の茎の部分から収穫する繊維で、絹にも似た上品な光沢が特徴です。
また、種子からは亜麻仁油(あまにゆ)が採れます。
食料品をはじめ、塗料・リノリウム・印刷インク・石鹸などの原料として活用されます。
植物としてはとても丈夫で、土の養分だけでもぐんぐん育っていく性質を持つようで、
今回の発芽率はだいたい80%。
冬に向かいますが寒さにも強いらしく、なんとも頼もしい芽生えです。
sai

2009年10月29日

高根町の家:足場がはずれました!

こんばんは、llamaです。
高根町の家、ようやく足場がはずれましたー!

台風一過の抜けるような青空と共に颯爽とデビューであります。
緑の板金屋根と緑の飾り窓枠の、思ったとおり印象的な顔つきです。

ななめから見てもいい感じ。バルコニーが付くのが楽しみです。

中では手摺やら、キャットウォークやら鋭意製作中!
大工さんたちも山場ゆえ、口数少なく寡黙に集中集中。
木工事終了まであとひとふんばりです。
そんな本日はzou塗装隊長が高根町の家のために
塗装サンプルをつくってくれました。

これ、なーんだ。

離れてみるとこれくらい。じつはべんがらと柿渋、べんがらとオイルフィニッシュの組み合わせ。べんがらも赤とボルドーを塗ってみてもらいました。塗装サンプルはこんな感じ!

自然塗料の難しいところは、同じ木が一本もないからまったく同じには塗りあがらないこと。それから塗りつぶして鮮やかな発色、というのはけして得意ではないこと。でもそれでもそうやって出してもらった赤茶にもいろいろあるなあとしみじみしてしまいました。塗り方によってもまたちょっと違うんですよね。zou隊長、さすが!建て主さんのお好みの色がこの中にあるといいなあ……お目にかける日が楽しみです。
え、どこを塗る候補かって?それはまだ秘密です。お楽しみに!
そんな高根町の家の完成見学会を来月開催します!
11/28 高根町の家完成見学会
ぜひ見にいらしてくださいね。
予約制になりますのでお申し込みはこちらから。
スタッフ一同お待ちしております!
llama

2009年10月28日

2009椅子づくり教室・秋

エコ花今年2回目のおなじみ椅子教室が10月24日(土)に開催されました!
講師はStudio Y’ESの石塚えみこさん。
たくさんの木を山梨から連れて来てくれました。
ん〜どれもこれも丈夫で元気いっぱい。中には荒くれ者もいました。
さくら・胡桃・けやき。くすのきもありました。

これから、この子たちがどんな椅子に変身するのか。
Kayoは製作1回、教室のお手伝い3回目ですが、毎回木の変貌劇に感動します。
まずはデザインを決めます。
親子で仲良く相談。

そいじゃあ、作業開始!
ジグソーで座面を切り出したり、トリマーで面取りをしたり、磨いたり。


ご家族で2台の製作に挑戦!初めは電動工具におっかなびっくりのお姉ちゃんもがんばりました。
本当に元気いっぱいの荒くれ者でしたが、お姉ちゃんの手にかかれば何のその。

こちらの方の木も荒くれ者でした。
手ガンナで表面をならしていく、その勇ましい姿は本当にかっこいい!!
椅子作り初めてとは思えないファイトでした。

続きましては、難関の脚の穴あけ。
何せ脚ものの椅子、穴あけがうまくいけば、半分出来上がったも同然!ですが、これがなかなか難しい。
椅子の安定のために若干脚が広がるように取り付けますので、穴あけの角度もそれを考慮して行います。
穴をあけるときは、ドリルを使いますが、そのドリルの歯があちこち迷走しないように、ドリル歯のガイドとなる穴を先にあけておくのです。

石塚さんに説明を聞き、相談しながら椅子脚の位置を決めました。
そして、いよいよ穴を開けます!
まず最初狙いをつけて機械と体を固定、後は迷わず貫通するまでGO!
緊張のひととき。
ドリルガイドになる穴あけ。

ドリルでガツンと穴あけ

はいよ!穴が空きました。

まあまあ、ここで一息、お昼御飯。
自然と木や古民家などの話になり、石塚さんと盛り上がりました。
おしゃべりも椅子教室の楽しみのひとつです。
ご家族でご参加のおばあちゃまお手製のいわしの昆布巻きをおすそ分けいただいておいしかったです♪

さあ、午後からもがんばります。
穴が開いたら、いよいよ脚の加工に入ります。
脚がスポンと抜けないように、がっちり固定するためにクサビを打ち込みます。
まずは脚側にクサビが入り込むための切り込みを手のこで入れます。


続いて、クサビの加工。
きちんと穴に入るように、先端を少しノミでこそげ落とします。
少なくてもダメ、やりすぎてもダメ、少しずつ削って、穴に入れながら確かめます。

ここまで出来たら、いよいよクサビを打ちます。
脚とクサビに糊をいれ、いざ、トンカチ!!


もう少しです、がんばれ〜
ここまで来ると、もうみなさん自分の世界・自分のペースです。
あんなにドキドキ緊張した脚の穴あけですが、背もたれの穴をあけるころにはちょちょいのちょい。
かっこいい。

そして、飛び出た部分をノコギリでカット。
座面をえぐってしまわないように、慎重に。
ここまで来ると、とっても椅子らしくなります。

カットされたクサビ。出ベソみたいでかわいい。

いよいよ出来上がり。



記念にお父さんと座面裏に彫刻刀で名前と日にちをいれました。
素敵!

座面と脚と背もたれに油で必要最少の薄化粧。
亜麻油と米油を使いました。
ここで木目がうわわああああと浮き上がり、感動の嵐です。
「きれえだねえ〜」
「いつまでも、なでなでしたくなる」
ふふふ、もう、わが子同然の愛着が。


この時のみなさんの笑顔を見ると、こちらまで嬉しくなってしまいます。
ものづくりのこと、木のこと、自分で汗を流し、木に触れかたち造っていくことで得られる愛着と喜び。
この日のたくさんの思いを大切に、これからずっと暮らしを共にしていってくださることでしょう。
みなさんおつかれさまでした!
石塚さん、ありがとうございました!
次回は春!
どうぞみなさま、お楽しみに。
Kayo

さつまいものクリームパスタ

カテゴリー: 徒然・農園

こんにちは、llamaです。
リクエストいただいたのでこの間のさつまいものパスタのレシピを書いておきますね。
写真おなじものですが(食べちゃったので新しく撮れないわけです)

【さつまいものクリームパスタ】
材料(参考量は大食い二人分)
パスタ:お好きなものを、好きなだけ。写真はフジッリです。マカロニでも合うとおもいます。スパゲッティーニだったら太目(盛り付け難しそうですが)。私はいつも250gぐらい茹でます。
サツマイモ:大きかったので半分でしたが普通のサイズだったら1本くらい。洗って皮をむきパスタと同じくらいの大きさの拍子切りにします(スパゲッティーニだったらサイコロ状に)
キノコ:しめじを一袋。よく分けておく。
ベーコン:2枚ほど。サツマイモより幾分細いくらいの短冊に。
にんにく、塩コショウ:適宜
生クリーム:1カップ〜半カップ(好みによって)
牛乳:半カップ〜1カップ(好みによって)
バター:ひとかけ
チーズ:お好きな方は入れるとまたおいしい。プロセスチーズでなくクセのあるものがよいかと。
作り方
1 鍋にオリーブオイルを入れにんにくを少しいれてから熱する
2 にんにくの香りがしたらベーコンを投入しよく炒める
(その間にパスタのお湯をわかしておくこと、塩も入れて)
3 ベーコンに少し火が通ったらサツマイモを入れ焦げ付かないように炒める
4 キノコを加えて炒める
5 全体的に火が通ってきたら(サツマイモは全部でなくても大丈夫)生クリームと
  牛乳をいれ、サツマイモに火が通るまでしばらく弱火で煮込む
  (なべ底が焦げ付かないよう気をつける、サツマイモが崩れるほど煮込まない)
6 パスタをゆでる
7 パスタがゆであがるまえにソースの方にコクを出すためバターをひとかけ落とし
  塩コショウで味を整える。こってりチーズクリームソースにしたい人はここで
  チーズをおろしいれる。
8 パスタが茹で上がったらソースの鍋に火を入れパスタをソースの鍋に入れる。
  このとき茹で汁を1人前お玉1〜2杯くらいの目安で加える。(牛乳が多ければ
  茹で汁は少なくても大丈夫)ソースが分離しないよう気をつけること。
9 ソースとパスタをよく和えて塩で味をととのえて おしまい!
なんとなくどこかでこんなパスタみたなあ、といううろ覚えでつくったのですが(なのでたぶんオリジナルでは全然ないんですが)、お子様でも食べられるやさしい味だったかなとおもいます。よかったら試してみてください。
あ、そうそう、残りの半分はお味噌汁にしました。おいしかったです。
llama

2009年10月26日

山王の家:自走してきました。

カテゴリー: 家づくり2008〜2009

山王の現場で杭打ちがありました。
杭打ちというと、たまに強風にあおられて杭打ち機が
転倒というニュースを聞くに大きな重機というイメージがありました。
しかし、以前に書いたように山王は旧道、古道の残る斜面地。
敷地の前の道路は狭あい道路。さて、どんなのが来るのか。
道の入り口で曲がりきれないため、レッカーもバックしてはいるしかないのです。
みんなで先導して招きいれます。

私ではとてもとても運転できません。

うまいこと収まりました。しかし、これだけでは杭が打てません。杭打ち機が必要です。
なんと同じくバックで、しかも自走してきました。

キャタピラが自走してくるのは見るとなぜかわくわくしたのは私の幼少期に起因するようです。
このちっこい杭打ち機をレッカーで吊り上げ

こうしてから

こう!

無事、着地しました。

変形(?)するとこんな感じです。
杭屋さんが持っている一番小さなものだそうです。

杭もちゃんとはいっていきました。

遺跡のようになってます。
いまも昔もおんなじですね。
kuni

2009年10月23日

恋ヶ窪の家:台風のおかげ。

ちょっとまえのことですが
ひさしぶりに関東に直撃した台風の日。
地下鉄の私は気構えたほど、影響なく事務所に到着。
スタッフの中にはお昼に到着した人もいました。
リフォームが始まっている国分寺の現場まで
材料を運ぶ予定だったので、天気の心配していたのですが
当日は快晴。
車の運転には問題なく、無事に現場に到着。
前日の強風のため、足場のシートが縛られていたので
着工以来、外観を見ることができました。

軒の羽目板がきれいですね。
台風もなかなか大変ですけど、いいこともあります。

ただいま、中の天井の羽目板が貼られ、床板も貼られております!
こちらはロフト。梁はそのまま、天井は新たに貼り直しました。
かつての家の面影が残っていて、いいですね。
kuni

おいもをいただきました

カテゴリー: 徒然・農園

こんにちは、llamaです。
少し肌寒い日が続いていますね。
現場用のコートを引っ張り出さないと!
という気分になってきました(夜が寒いんです、やっぱり)
秋なので、というわけではないですが
建て主さんにおいもをいただきました!

おおきい!おおきい!りっぱ!
(夜中に撮ったのでなんだか光が足りなくてボケてますが、ごめんなさい)
なんと建て主さんご自分の畑でつくられたさつまいもということで
何で食べようかなあ、といろいろ考えていたものの
「パスタが食べたい!」という家人の要望に

ベーコンときのことさつまいものクリームパスタ になりました。
すっかり秋の味ー。ほくほく甘くてたいへんおいしかったです。
やさしい味でしあわせでした。
素敵なさつまいもほんとうにありがとうございました!
残り半分はてんぷらにしようかな……
何か私パスタをつくってばかりいますが!

llama

2009年10月22日

高根町の家:佳境です

こんばんは、llamaです。
高根町の家づくりも佳境に入っております。

建前をしたころから比べるとずいぶん日も短くなって
周りを囲う足場にも今週でお別れです。
足場が取れるとぐっと完成に近づく感じでわくわくします。楽しみ!

内部はてんやわんや、天井をはったり枠を入れたりしています。
石膏ボードも張り出してどんどん部屋の感じがでてきてますね。
来月の末にはすっかりお引渡しの様相を呈している予定。
11月の最終週に見学会の予定です。
参加ご希望の方はぜひお問い合わせくださいね!

詳細ページもおいおいアップの予定です。
しかし高根町の夕陽、さいこうです。空がひろーい!
(立ってるのは新東京タワーじゃありません、念のため!)

お引渡ししたら建て主さんは毎日この夕陽を見て暮らされるのだと思うと
いちだんと感慨深いなあ と思いました。
夕焼けを楽しんでいただける素敵なおうちになりますように!
おまけですが さいきんの新東京タワー。

またちょっと伸びてる かしら ……?
llamaでした!

2009年10月21日

おいもの色

カテゴリー: 徒然・農園

収穫の秋ですね。
昨日、初めて紫いもを調理しました。
今までお菓子(アイスクリームやケーキ)で食べたことあったのですが。
近所のやおやさんで「今日はねー紫いも入ってるから!」と声をかけてもらって。
さつまいもの形だけど、皮の色がじゃがいもよりずっと薄い感じで見た目地味なのね。
皮をするする・・・と剥くとこんな感じ。
剥けたところから色が出てきました。
(あいかわらず、私の写真はボケてますねえ)

籠に安納芋と2色混ぜて盛ったら彩りがあって楽しいかも、
と、1本ずつ蒸してみました。

とても鮮やかな紫になりました。
写真はちょっと茶色っぽいけど。
食卓に出してまもなく、「紫と黄色できれいだよね」と子供達に話しかけようとしたら、おいもは既にすっからかん・・・
色を堪能する間もないくらい、腹ペコだったようでした。
まあいいか。
ひとりで、色を楽しんでいたKayoでした。
Kayo

2009年10月20日

牟礼の家:竣工

カテゴリー: 家づくり2008〜2009

大安吉日晴天絶好日和
DATA:3間×4間=12坪/24坪+ロフト
構造材:桧、杉、赤松
床:杉t=30mm/栗
壁:漆喰/オガファーザー
天井:杉羽目板
温水床暖房

末永くお付き合いの程宜しくお願いします。
gondawara