材料ひとつ
材料ひとつでも薬剤処理していない国産の木材にこだわり続けています。
そのために月2~3回、このような風景が台東区の工房でみられます。
工房の間口いっぱいに占領した10T
毎回警察に申請をして歩行者の安全確保したうえで
もちろん作業するほうも十分注意して荷卸をしています。
こうやって現場以外でも、日々家づくりのため仕事をしています。
naoi
5年前宮城の260haの山を仲間達と始めて目にしたとき、悲壮感を漂わす駒五郎氏をよそに私は妙にはしゃいでいた事を思い出します。山のプロである駒五郎氏にはこれから途方もないお荷物を背負い込むことで頭がいっぱい。
私は能天気に荒廃した山が生まれ変わることをただ夢見ていただけでした。
それから毎年、栗駒木材の方々の下準備の元で植林活動を続けて今年で4年目です。
ヒノキ3,000本の苗木を用意し、半分も植林できれば大成功と思っていました。
ところが予定エリアを予定時間30分前に終了したときには2,750本を植林し終わりました。うれしい誤算です。
ご家族、家づくりをしている方、林業家、環境活動家、本当に多くの方に集まっていただきありがとうございました。
夢を思い続け、願いを込めてこれからも活動を続けて生きたいと思います。
10年後、15年後の豊かな森に生まれ変わること・・・
naoi
昔タンザニア人の女の子とほんの少しの間だけ一緒に住んでいたことがあります。
仕事がなくて何人かで大きな町に仕事を探しに出て、よりあつまってひとつの部屋にいました。アルメニア人の男の子とブラジル人の男の子とも一緒でした。夏ですごく暑かったのを覚えています。
そのころちょうど25歳の誕生日で、仕事の面接に行ったらたまたま受かって、帰り道自分でパン屋さんでデコレーションされたケーキを買って部屋に帰りました。その子に「実は今日誕生日なの。一緒に食べよう」とそれを差し出したら「どうして朝から言わないの!」と怒られて、それからHappy Birthdayの歌をうたってくれました。
私はHappy Birthdayの歌が3番まであることを知らなかったし、彼女のつくるタンザニアのチキン料理がとてもおいしいこと、それから食べる時は右手で(フォークではなく)食べたほうがおいしいことも知りませんでした。
彼女は私の名前をすごく気に入っていて何度も何度も繰り返してつぶやいたり、寝る前に濃いインスタント珈琲を飲む私の習慣をいつも不思議がっていたりすることを思い出します。私たちが着替えるとき(まるで女王陛下たちが着替えるみたいに)恭しく部屋を出て行ってくれるアルメニア人の男の子たちを「へんなの!」っていつまでもふたりで笑ったりしたこと。その部屋にいる時はひそひそ話すか大声で笑うかどちらかで、壁中についた天使のオーナメントが気持ち悪くて眠れないって告白したら「なぜ!エンジェルなのに!」と住人中にブーイングされて笑い転げたりしました。
全然違う遠く隔たった大陸から来た私たちなのに同じところもあるし、全然違うところもあるなあというのが今でもすごく不思議で、すごく懐かしい気がします。理解できるところも理解できないところもある。ほんとうは当たり前のそれを、生まれた国や大陸や、肌の色や話す言葉でよりはっきり分からせてくれた時間でした。『同じ星に住んでいて、そして文化(やそれに近いもの)が全然違うんだなあ、でも一緒に話したり笑ったりご飯を食べたりできるんだなあ』ということを骨の髄までたたきこまれたのはあの頃です。それはあまりにも大きくて個人なんかでは全然太刀打ちできないなにか途方もないものでした。
たとえば『明日の約束』がまるで出来ないところ。約束どころか明日どこにいるかすら全然あてにならないところ。明日違う国に行くから会いたいって言ったところで約束の時間に電話をしたらビーチにいたりする。仕事を探すっていってるのに日永一日お茶を飲んでいたり、すぐ違うボーイフレンドの部屋にいってしまってちっとも帰ってこなかったり。でも困っている人のためには何時間でも一緒に座り込んで悩んでくれるところ。差別された私と一緒にすごく怒ってくれるところ。
『普通』って全然『普通』じゃあないんだな ってほんとうにしみじみ思いました。電車が時刻表どおり来るのが『普通』なんて、約束した事が必ず(と言っていいほどの頻度で)実行されるなんて、お金を払ってくださいって言ったら払ってくれるなんて国、日本以外ぜんぜんないんじゃないの!?と心から思って、その印象は今も変わらずそのままです。(多分親友は「ドイツも!」って主張するけど)
日本人は『普通』っていう言葉が好きですよね。『普通こうするでしょ』『普通しないでしょそれ』ただ生きていても仕事をしていてもよく聞きます。
最近、『絶対貧困』石井光太 という本を読んで、国に帰っても仕事がないんだよねとつぶやいていた彼女を思い出して、それは私が思う『仕事がない』とは全然違う意味なのではないかと、ずいぶん経った今もういちど思いました。同じものを見ていたようでまた全然違う景色だったのではないかと。(彼女の名誉のために言うなら彼女はとてもエリートだったし、彼女自体がその本と重なるわけではないのですけど)
日本は『皆が同じものを食べて生きているんだと信じられる』稀有な国です。でもそれって全然『普通』じゃないことなのかもしれません。
日ごろできるだけ環境へのインパクトを少なく、自分を含め生物ができるだけ健やかな環境とは、ということを考えながら仕事をしていたりするわけですが、仕事って集中しちゃうと『普通』がひどく横行してしまうなあと時折しみじみ思います。『普通』って傲慢です。『普通』ってまわりを見えなくします。でも私たちは自分たちの『普通』を大きく超えて遠くまでは行けません。そんな脳みそをひっくり返してシャッフルしてくれる何かが必要になるのです。そして自分たちのちっぽけな『普通』を知るんだと思います。
環境問題や健康問題だけでなく孤独死やワーキングプアや不況や家庭内殺人や基地移設問題や口蹄疫や、ああもう、諸々!諸々!日本も問題もりだくさん!なわけで、そんな中で生きる社会人として何ができるか。もしくは私の『普通』に何ができるのか。たまには真摯でフラットで演出過多な悲劇性など一ミリも上乗せしない良質のルポルタージュを読みながら考え込むのもいいかと思います。
ちなみに前述の本を読んだところ『もの食う人々』辺見庸 を思い出しました。あの残飯のマーケットの話は衝撃的でした。ご興味ある方ぜひ合わせてどうぞ。
来る梅雨に忙しい中でも知見を広めたりする読書もたまにはいかがでしょうか。読書時間をつくるために引っ越ししようかなと考えていたりする私の、そんなささやかな話。長くなってすみません。お読み頂いた方どうもありがとうございます。
明日はエコラ倶楽部の植林にいってきます。
その模様はまたこんど。それでは。
llama
農園で摘んできたお花をアレンジして飾ってみました。
う〜ん。なかなか。と1人ほくそ笑むzou。
ちなみに巻いている紙は「ぞうさんペーパー」です。
主原料はずばり、象さんのウンチ!
紙は、スリランカの素朴な工場でのんびりした雰囲気の中、
作られています。
作り方は、まず象さんのウンチを茹でて殺菌します。
象は消化が悪いのでココナッツやジャックフルーツの葉の繊維が残り、それに古紙を混ぜて水でよく溶きます。
その後は和紙の要領で漉き上げ、乾燥させて出来上がりです。
一つ一つ手作りで、やさしい風合いがお気に入りです。
少しづつ大切に使っています。
もちろん、においは無いですよ!
雨が続いていますが、ちょっと室内を飾りつけるのも楽しいですね。
zou
今日はとってもいい天気!
そんな日は、お待ちかね!農園の話題!!
さっそく問題です!
この子は誰でしょうか?
葉っぱで気がつくでしょうか?
正解は・・・人参!
突然の農園への入園後、すくすく育ち、大変大きくなりました。
もうすぐ花が咲きそうです。楽しみ[#IMAGE|S56#]
昨日、カモミールが咲きました。
昨年の秋に種を蒔いたものです。
蒔いた直後に大雨が降り、種が流れてしまったと悲しんでおりました。
1輪でも咲いてくれて、嬉しくて、ほおずりしたくなります[#IMAGE|S10#]
日差しが強くなってきましたね。
今度は、緑カーテンだ!
zou
5月に入り、天気がよくあたたかい気候になり嬉しい限りです。
ぽかぽか陽気には、眠気がやってきます。[#IMAGE|S14#]
そんな、うとうとしかけた時に
目が覚めるようなびっくりした光景と遭遇!!
駐車場のフェンスを破り、歩道上に車が飛び出ています。
バックギアに入れたまま発進を試みたようです。
ぎりぎり落ちずに済んでいますが、危ない危ない!
運転をする方々もどうぞお気をつけて!
zou
昨日は朝から「今日は、ゴミの日!」と言いながらyuuさんが工場へ行きました。
廃棄物は、各現場から引き上げ材を工場に溜めていき、
トラック1台分になった頃に回収に来てもらいます。
およそ週に1回くらいの作業です。
ちょうど昨日は、工場で不燃ごみがいっぱいになり、刻みの作業に支障がでないようにと
isiさん・yuuさんが不燃ゴミを回収トラックに載せています。
産業廃棄物処理業者の田野さんは、還暦すぎとは思えないほどの体力をお持ちで、いつも大変お世話になっています!
その田野さんも唸らせた今回のゴミの重さ!
解体現場の設備機器・外構工事の石やコンクリートの塊・外壁左官工事のモルタルの粉などなど。
トラックの高さに持ち上げるまでも一苦労。
汗をかき、マスクをしてホコリをかぶりながらの地道な作業です。
回収が終わったゴミ置場の前でなにやらisiさんyuuさんが作業中。
板金やら蝶番やらを探していたyuuさん。
まさか、これは・・・!
じゃじゃ〜ん!! ゴミ置場に、扉ができました![#IMAGE|S70#][#IMAGE|S72#]
題して、廃棄物から作られたリサイクル扉!
ちゃんと閉まります!かっこいい!!
きれいにゴミを片付けるのも大切なお仕事なんです。
isiさんyuuさんお疲れ様でした!
zou
くるもの拒まずのzou農園、本日発見の新しい住人さんをご紹介。
あまり知られていないshop前のzouと斎藤棟梁合作の小さい花壇。
先日まいた種が発芽しました!
なんの種かは今後のお楽しみです。
小さい葉っぱの横に、これまた小さい黄色の花を発見![#IMAGE|S56#]
葉っぱの形がタンポポにそっくりですが、やけに小さい!
指と比べるとこのくらい!びっくり!
ある日突然現れた人参は、チューリップをぐんぐん抜かし、葉っぱというよりも茎のように太く丈夫になりました。
キノコさんもいらっしゃい!
あのタンポポ(たぶんタンポポ・・・)が、いずれ綿毛になって新境地へ飛んでいくまで、見守っていこう!と心に決めた農園長でした。
zou