2013年5月27日
ご無沙汰してしまっている家づくりブログ・・・。
これはいかんと慌てて投稿しています(汗)
いきなりですが、これから数回にわたって当社の標準仕様について書きたいと思います。
当社代表がお客様とお会いする初回によく話させて頂くのですが、人や環境に優しい素材で家を作ろうと思い模索始めた10数年前、世の中はまだまだ工業生産品だらけで、それこそクロスやそれを貼る糊材ひとつ探すのが大変な時代でした。何が安全で、何が駄目なのか本当に手探り状態で、それでも同じ思いをしている同業者の人達や知人から情報を集め、実際に物を自分で確かめながら我社の仕様は徐々に固まってきました。
今では自然素材や天然素材といった言葉が横行していて、たくさんの中から選択していく時代となりました。
だからこそ注意!が必要だったりするので、ここは原点に戻って当社が選んだ「素材」について、まずは第一弾。
【断熱材】について
我社の断熱材は、充填断熱材の羊毛断熱材、「ウールブレス」を使っています。
エコ系の断熱材には羊毛の他、セルロースファイバーなどもありますが、費用対効果などの面から当社ではウールブレスを標準仕様としています。

特徴のいくつかを申しあげますと
・次世代省エネ基準をクリアする断熱性能
・周囲の湿度を55%に保つ調湿性能を持っている
・ウール表面は撥水性があるのでいつも乾いた状態で保持され、極めて高い耐久性がある
・ウールブレスに使用される防虫剤は、岩塩から精製されたオクトボーが使用されており、少ない量で防虫、防蟻効果がある
・ウールの発火温度は570℃から600℃、平均水分率15%ですから、ウールは発火しにくく、延焼しにくい繊維といえます
素材選びで特に大切にしていることの中に「調湿性能」があります。
日本には四季があり、高温多湿の夏があり、暖房ガンガンの寒い冬もあります。どうしても起こってしまう結露。この結露こそ人間の体調を狂わしたり、家を傷めてしまったりするのです。内装の仕上げ材の調湿性はもちろんですが、みえなくなってしまう壁内や床下なども重要なんです。
当社の選ぶ素材は、外壁・断熱材・内装材・床材もちろんその下地材料にいたるまで調湿性のある素材をトータルに使用しているので安心できるのです。いくら調湿効果の高い羊毛断熱材を使用しても、表面をビニールクロスで覆ってしまったり、外壁をサイディングで覆ってしまったりしてはせっかくの性能が発揮できなくなってしまいます。
当社施工のお引き渡し済物件にお住いの方(新築)皆様にお聞きしているのですが、四季を通して窓ガラスにつく結露に悩まされているお宅は・・・皆無です。
人にも環境にもやさしい素材の話しは次回へ続きます。
oh-oh