ブログ
2019年11月27日

東京でただ一人の今戸焼職人の作品。エコ花でどうぞ!

本日は、エコ花取扱商品のご紹介をします!

\浅草 今戸焼/

皆さん今戸焼ってご存知ですか?
今戸焼とは、江戸時代から明治時代を中心に今戸やその周辺で製造販売された焼き物のこと。今戸焼職人は、瓦・日常生活道具・土人形(つちにんぎょう)・工芸品などの焼き物を製造販売していましたが、今戸焼の需要減少や今戸周辺の都市化、震災・戦災などにより、隅田川の東岸今戸人形は、陶土を練り、型に入れて成形して、乾燥したものを窯で焼き上げ、彩色を施した狐・狸・あねさま・招き猫・おかめ・福助など多くの種類が製造されるようになり、長く江戸東京の庶民に親しまれてきた郷土玩具。

そして現在、今戸焼職人さんはたった1人!!”今戸焼白井”さんは今戸唯一の職人さんで伝統を守られている。素敵な今戸焼の猫たちがエコ花で販売しております。

13685B6F-0938-427C-ADD7-9A11C4A8F4E8
火入れ猫 ¥6,000(税抜):背中に炭を入れられる猫

5FC3EF20-9822-42BE-A503-4749C3B4636F
まるしめ猫 ¥5,000(税抜):吉を招いて逃がさない縁起もの

是非、エコ花ショップへお越し下さい。

Nanata

2019年11月26日

メグスリノキ

刻み・資材置き場『舘岩の家』のメグスリノキが綺麗に紅葉してました!

278F2EAD-CB2D-4BC0-98BB-5629043335ED

メグスリノキは東北地方中部以南に自生する日本固有の樹木で、カエデの仲間ではもっとも紅葉の美しい木になります!
民間療法にて、樹皮や葉を煎じたものが眼病に効くといわれることからメグスリノキと呼ばれるようになったそうです。

537F79CF-922A-4DE5-A4FD-96BD14A40D17

nanala

2019年11月22日

ひと手間

カテゴリー: エコ花の家づくり

新築工事が順調に進んでいます
ただいま外壁の下地を施工中
杉の板を木酢液に漬けたものを使っています
黒っぽいのでわかりにくいですが
ジョイントがきれいに一直線にならないように
互い違いに張っています
合板ではなく無垢の杉板が下地となりますので
モルタルを仕上げた後下地の杉板が縮んで
モルタルが割れにくいようにひと手間かけています
写真 2019-11-18 12 44 06 (1)
そういえば昔
耐力壁ではありませんが
打ちとめている釘の本数を感心されたこともありました
隠れてしまうところですけど・・・

2019年11月14日

紅葉!

カテゴリー: 未分類

11月に入り日光へ行く機会があったのですが、地元の方から今年の紅葉は例年から比べると50~60%くらいの色づきだと聞きました。やはりこの夏の天候不順と台風などが影響しているのではとの事でした。
それでもモミジが赤く色づいている様は、秋の深さを感じながら心から綺麗だと思いました。

日光

小学校以来かもという友人と共に「華厳の滝」にも足を運びました。

華厳の滝

台風19号直後などは、凄い水量だったようですが、この時は通常量の2t/秒の表記になっていました。外国人の観光客の方も多かったです。

今回の旅で痛感したのは、この日本ならではの風光明媚な自然や歴史ある建造物を未来へちゃんと残したいなぁと。一人一人の力はちっぽけかもしれないけれど、少しでもCO2削減を意識して暮らして、この異常気象にストップをかけたい。エコ花が作る家は、なるべく土に戻ることができる材料で、手刻みで丁寧に作ることを心掛けています。これからもそこはぶれずに頑張ろう!と思った旅となりました。

猿

最後は日光東照宮の三猿で。

oh-oh

2019年10月25日

YKK AP 品川体感ショールーム

カテゴリー: 未分類

先日、「YKK AP 体感ショールーム」での勉強会に参加してきました。
一般ユーザーさんではなく、設計事務所や工務店を対象としたショールームになっています。
730539AC-EC8F-4581-A888-E1A0B3D42CDC
歴史やものづくりに対するこだわり等を紹介する「ガイダンスゾーン」、
最新の商品やデザインのご提案をする「商品展示ゾーン」、
断熱効果の体感を紹介する「窓の性能体感ゾーン」など、
様々な展示がされており、YKK AP の窓の性能を肌で感じることが出来ます。

「断熱効果の体感ROOM」では、
窓の性能を含む断熱性能が異なる5つの部屋があり、
それぞれ0℃以下の外気に接しています。

・昭和55年基準
・平成25年基準
・YKK-AP推奨仕様1
・YKK-AP推奨仕様2
・パッシブハウス

さらに、各部屋に暖房を付けた部屋と暖房が付いていない部屋があり
温度差を体感できるよう工夫がされています。

今回は、『昭和55年基準』と『YKK-AP推奨仕様2』に入って、
窓の性能の違いによって現れる室温のムラや、
部屋間の温度差などを体感することができました。

カタログの数値だけでなく、
体験した事として説明・提案が行えるようになりました。

この体感ROOMの他にもサッシの種類ごとに、
遮熱や遮音を体感できるゾーンがあり、
一つ一つ手をかざし遮熱性能を体感できたり、
窓の外で音を鳴らしどのぐらい遮音性能があるかなども体感できます。

カタログの数値だけでは分からないことも、
体験した事として説明・提案が行えるようになりました。
本当勉強になりました。

今回、勉強会を手配また案内して頂いた関係各社の皆様、
本当にありがとうございました。

nanala

2019年10月2日

珍しいご依頼!!

カテゴリー: 未分類

本日10月1日より消費税が上がりました。エコ花でも雑貨品や食品も一部取り扱っている為、昨日は少しバタバタとしましたが、とりあえずお客様にご迷惑が掛からないように現体制に整えました。今後共お店の方もよろしくお願い致します。

今日の話題は、先日ちょっと変わった大工仕事の依頼があったのでお伝えしたいと思います。「杉玉」って聞いた事ありますか。スギの葉を集めてボール状にした造形物のことで、本来日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせる役割を果たすそうです。
杉玉
今回は直径70cmほどの大きな杉玉を飾るための「ベース」と「笠」を島根県産の地松材を使って作って欲しいとの依頼です。持ち込まれた材料をまずは製材加工し、それぞれ整えていきます。
写真 2019-09-16 17 15 58
次に組付けていきます。結構な大きさになりそうです。
写真 2019-09-16 17 16 25
そしてそれぞれ完成したものが
DSC_7398 - コピー
DSC_7408 - コピー

本当は「杉玉」を飾った完成形をお見せ出来たら良かったのですが、完成形は都内のとあるところに飾られるようです。

oh-oh

2019年9月24日

水回りリフォーム講座のお知らせ

水回りリフォーム

日時

(1) 2019/09/29 13:30-15:00
(2) 2019/10/27 13:30-15:00

場所

当社 自然素材体感ルーム (日比谷線 三ノ輪駅から徒歩約10分)

定員・参加費

8名程度・無料

内容

水回りのリフォームを考えているけれども何から始めたらいいのかわからない。そんな方の疑問に答えるためのリフォーム入門講座です。弊社がこだわる国産無垢材・自然素材・伝統技術による水回りのリフォーム事例を交えながらご説明いたします。

<講座内容>
◇リフォームはいつする?
◇水回り、とは?
◇リフォーム計画と工事の流れ
◇施工事例のご紹介 など

申し込み方法

参加申し込み
上記リンクより「お名前」、「メールアドレス」、「電話番号」をご記入の上、ご相談分野は「イベント参加」にチェック、具体的なご相談内容に「イベント名」、「参加希望日時」、「参加人数」をご記入の上お問い合わせください。

―記入例―

キャプチャ

問い合わせ先

エコロジーライフ花 / 直井建築工房
〒111-0021 東京都台東区日本堤1-33-7
Tel:03-5824-7571
E-mail:info@ecohana.com
店舗営業時間:10:00〜18:00(土日祝休)

【キャンセルについて】

お申し込み後のキャンセルは上記問い合わせ先までご連絡ください。

【写真撮影について】

イベントでは、弊社ホームページやカタログ、SNS等に掲載することを目的として、顔が映らないよう配慮したうえで、写真をとらせていただく場合があります。撮影不可の方は、当日スタッフにお申し出ください。

2019年9月5日

拭き漆 まんま椀

カテゴリー: 未分類

局地的に大雨が降り、あっという間に道路が冠水して怖い思いをされた方のニュースをみました。本当に10分と経たないうちに水位がぐっと上がってしまって、一瞬の判断の遅れが命取りになってしまう程です。尋常ではないと判断したら早め早めに逃げる、非難するという選択が大切ですね。

 

今日はエコ花で扱っている、藤原 啓祐さんの作品の拭き漆の器から「まんま椀」を紹介します。

藤原さんは福島県の南会津で無垢材を削りだして器などを作り、拭き漆や漆塗りで仕上げる作品を作っています。エコ花でももう10数年前から作品を置かせて頂いています。

そうしたところ既に使って頂いているお客様から、友人のお子さんへの贈り物にしたいからと「まんま椀」の注文をもらいました。

写真 2019-09-05 16 12 45

写真 2019-09-05 16 13 28

私の写真の撮り方が悪く二つの椀の大きさが違ってみえてしまっていますが、ほぼ同じ大きさです。直径10cm高さ5.5cmの可愛らしい「まんま椀」。お子さんの離乳食などをあげる時に使っていただけます。栃の無垢材を削りだしています。とっても軽く手馴染みもしっくり。椀の手前は「コーヒーさじ」で同じく栃です。

丁寧に何度も漆を摺り込む技法の拭き漆仕上げの椀です。長く使っていただける作品です。贈られた側の方にも喜んでいただけるはずです!

 

時を同じくして、数年前にエコ花で大人用の拭き漆汁椀を購入いただき使っていただいているお客様から、もう2~3つほど同じ椀をいただきたいとご注文いただきました。

写真 2019-09-05 16 15 40

こちらも同じく栃です。大きさは直径12cm高さ6.5cmの通常サイズ。お客様から「本当に使い心地が良くて、他の物を使う気にならない。」というお言葉をいただきました。

藤原さんも喜んで下さっていると思います。

しかしここで一つ問題が。材料である栃が手に入りにくくなってしまって、今から注文しても次回の上りがいつになるかはっきりわからない状態ということです。

ずっと支持してくれるファンの方もいますし、何とかこれからも木彫りの優しい手触りの作品を供給して欲しいと思います。

 

oh-oh

2019年8月27日

黙々と手刻み中!!

カテゴリー: エコ花の家づくり

8月も後半に入り、暑さもピークを過ぎたように感じます。

 

我社の工房では、新築構造材の「手刻み」真っ最中です。

8月初旬に家一棟分の構造材をまずは荷受けをしました。宮城県栗駒の「燻煙乾燥材」です。約60℃の低温乾燥窯で10日間ほど乾燥させた構造材です。

P1180806

P1180819

今回の材料で一番の大物は、5mの長さ、通称尺2寸・36cmの小屋梁です。大きくはない工房でこの大きさの刻みは、材料を移動するだけでも大変です。

 

材料搬入後、棟梁が墨付けをし、いよいよ刻みが始まります。

P1180814

様々な形や大きさのノミを適材適所に使い仕上げていきます。

IMG_3858

 

IMG_3859

刻みはまだ続きます!

 

oh-oh

2019年8月6日

障子について

カテゴリー: 未分類

連日の猛暑!現場での外仕事は本当に熱中症との戦いで、無理をせず休憩を取りながら作業をしていくしかありません。来年に迫った東京オリンピック!この暑さ大丈夫なのだろうか?心配でしかない私。

 

今日は前回ブログの続きともいえる内容ですが、「障子」について書きたいと思います。障子は桟に和紙が貼られ、緩やかな光の差し込むものを云い、せえぎる道具として昔から使われてきました。

障子湯本

高温多湿の日本にはぴったりの物であるし、もちろん風情もあります。何より前回より申している、住宅への日射熱をどうやってセーブするのかという観点からも「障子」は大変優秀です。

家の断熱性能を上げるのに開口部自体の性能も大切ですが、開口部の遮蔽物である障子やロールスクリーンやブラインドなどもとても重要です。省エネ等級4を取得するのに必要な項目に、開口部の日射遮蔽措置というものがあります。開口部の建具、付属部品、ひさし、軒その他日射の侵入を阻止する部分が、住宅の種類、地域の区分等に応じ決められた仕様に該当しなければなりません。障子はまさに「付属部品」に属し、他に外付けブラインドも日射遮蔽性能が認められています。

障子は一見薄い紙が張ってあるだけと思われますが、窓と障子の間にできる空気層が断熱性能に大きな役割を果たしているのです。当社でも西日のあたる開口部に障子をはめているのですが、この季節試しに障子を開けてみると「モワーー!!」と温まった空気を感じて即障子を締め直し改めて障子の凄さを実感してしまいます。

障子山﨑

上の写真の正面の障子は下半分が上に動いて外部が見える「摺り上げ障子」です。

 

障子戸佐JPG

こちらは「吉村障子」と呼ばれており、框と組子の太さを18mmで統一し見込みを30mmとした建築家の吉村順三氏がデザインしたタイプの障子です。全ての木部が同じ寸法なので閉めた時に一枚の建具にみえるという特徴があります。

性能が良く、デザイン的にも色々楽しめる障子をますます活用していきたいと思います。

 

oh-oh