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2020年12月17日

ユニットバスが・・・大変身!!

寒波到来中。日本海側、北関東では大雪にみまわれており車が動けなくなったり大変なことになっています。寒波は週末まで続くらしいので皆様ご注意下さい。

今日は我社とゆかりのある知人が、セルフビルドで面白いことをやってのけたと報告があったので紹介したいと思います。

2000年に建てた自宅のユニットバスに無垢の木を張って温泉気分を味わいたいとの話があり、私的には「えっ??」と思ったのですが、なんと

普通の樹脂製ユニットバスがなんということでしょう!!浴槽のへりに木を廻し、排水のボタンまで付いています。サッシ周りも木を取付目隠し風な板もポイントに。腰上の壁も照明やリモコンをちゃんと再取付し見切りを取付きっちり仕上げています。大工ではないので持っている自分の道具でここまで仕上げるのは大変だったはず。

『よく頑張りました!!』

ケロリンの黄色い桶、すごく懐かしいです。昔必ず銭湯に置いてましたよね。 これからの寒い冬でも入りたくなる素敵なお風呂になりました。

 

2020年10月7日

御殿場東山旧岸邸

菅義偉総理大臣になって早3週間が経とうとしていますが、今日は前総理安倍さんの祖父にあたる岸信介さんの晩年過ごした御殿場の『東山旧岸邸』をご紹介しようと思います。

近代数寄屋建築で有名な「吉田五十八」設計、1944年に岸信介氏の自邸として建てられたそうです。

玄関

玄関ホール

家具も吉田五十八さんの監修による当時の物と説明を受けました。暖房は全館セントラルヒーティングでカウンター下などに組み込まれています。

この玄関ホールの照明器具も五十八さんがデザインし特注で作らせたもの。

何と言っても圧巻は食堂かと!晩年岸信介氏はここで多くの写経を書き上げたそうです。

まるで絵画のような素晴らしさ!

吉田五十八さんは当時は珍しかった建材も積極的に利用し、サッシもオーダーで引き込みタイプや大型サイズを作らせたそうです。

フルオープンで庭を堪能できる作り。サッシと雪見障子用の敷居で約40cm。

肝心な和室は他の見学者の方達がおり、人が写っていない部屋の全貌がわかる写真が撮れなかったので残念なのですが、吊束を廃止し欄間をオープンにして部屋の広がりを持たせるという斬新な手法が使われていました。襖の鴨居上部がぬけているのが判る写真がこれしか無く・・・。柱や枠材などの角が全て面を取ってあり細かい仕事がしてありました。

最後に岩城亘太郎作庭の池泉回廊式庭園でしめようと思います。この写真では伝えきれませんが建物からみるこの庭は素晴らしかったです。

2020年8月21日

屋根裏を有効活用!壁の向こうに書斎…

20年お付き合いのあるお客様から、屋根裏スペースを有効利用して書庫を作りたいとご依頼がありました。

この空間に床を張り、天井を作り、そして本棚を作っていきます。

      壁面を最大限に利用して沢山の本棚が出来上がりました。      最後に栗フローリングにオイルを塗っていきます。

早速本が収まりました。傾斜天井部まで無駄にせず三角形の本棚に!

市販の合板で作られた棚と違って30mmほどの厚みがある杉無垢板で棚を作り、背中部分やその他天井や壁面まで杉羽目板材で作った部屋なので、調湿効果が期待できます。大切な本の保管にはもってこいのお部屋となりました。

2020年8月6日

吾唯足ることを知る!

間もなくお盆休みになりますが、今年に限っては帰省もままならない休みとなってしまいそうです。ましてや旅行も難しいので休みはどうしようかと家で考えていた時に携帯の写真を見ながらふと思い出したことが・・!

私は京都が好きで度々訪れているのですが、その中で主人と行った石庭で有名な『龍安寺』

日本の侘び寂びを感じる石庭も素晴らしかったのですが、私達が心打たれたのが『蹲踞』に書かれた文字「吾唯足知

「ワレタダタルコトヲシル」と読み、簡単に言えば足りることを知り、自分にとって大切なものを見極めることは大切であると。仏教の神髄の言葉らしいです。

今こんな時だからこそ「吾唯足ることをしる」この言葉を大切に、出来ないことが多い毎日だけど、だからこそ一日を大切に自分と他人にも優しくなれたらと思った真夏日でした。

 

oh-oh

2020年8月4日

自然素材体感ルーム!①

梅雨が明けた途端に・・・真夏の暑さが身体にこたえます。

今日は何度かエコ花ブログに登場したこともありますが、当社工房2階につくった『自然素材体感ルーム!』を改めて紹介したいと思います。

天井:杉羽目板張り  壁:正面=卵漆喰塗り・左側・梁=漆喰仕上げ    床:杉無節フローリング

テレビボード:天板=ヒメコマツ 他赤松  机:桧  ベンチ:キリ天井:杉羽目板張り  壁:正面=本漆喰堅押さえ・梁=漆喰仕上げ    床:杉無節フローリング

テーブル:天板=ケンポナシ  オープン棚:杉

吸放湿性、保温性に優れた杉材を天井・床に張ることによって暖かみのある空間に仕上がっています。また壁は主に漆喰を塗っています。一部キッチン側にはオガファーザーというウッドチップ入り紙クロスが張ってあるので、質感の違いなども感じていただけます。

自然素材の持つ良さは人間の五感で感じていただくことが一番です。昔から自然界に存在している無垢の木や漆喰で作られた空間の居心地の良さ、優しさに実際に触れてみて下さい。

体感ご希望の方はエコ花までお気軽にお問い合せ下さい。お待ちしています。

 

oh-oh

2020年7月29日

なんで木だらけの家なの?

2011年に当社で新築を建てさせてもらった建主様からお声をかけていただき、個室へのエアコン取付工事と2階バルコニー面の大きなサッシ外部に目隠しと暑さ防止のために『アウターシェード』取付工事を行いました。

真下にまっすぐおろす使い方

バルコニー手摺りに斜めにバンド留めする使い方

写真は外から撮っているのでシェードの色が黒っぽく濃く見えると思いますが、室内からみると黒い網戸がもう少し濃くなったような感じで全く圧迫感のようなものは無かったです。今年は記録的な長梅雨ですが8月に入れば熱い熱い毎日になりそうなので、大活躍してくれること間違いなし!!建主様にも満足していただけました。

そうそう、職人が作業している時に奥様から楽しいお話を聞かせていただきました。建主様には高校1年生と小学校4年生の男の子がいらっしゃるのですが、そのお友達が家に遊びに来ると中に『なんでこのお家は木だらけなの?』と何とも答えに窮する子供らしい質問をされる事があるそうです。

引き渡し時のLDK。大きな梁にはちょうなという大工道具で『なぐり加工』が 施されています。

このお部屋をみてお子さんのお友達は不思議がっていたそうです。マンション住まいのお子さんにとっては初めて見る“無垢の木”は迫力を感じたのでは?と思いました。奥様も「なんで?と言われても・・・う~ん。」と笑っていました。帰り際には「住んでいて、ここが調子悪いとか直して欲しいとか本当になくて、気持ちよく過ごせてます。」とおっしゃって下さいました。エコ花スタッフとして嬉しい一言でした。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

 

oh-oh

2020年7月16日

エコ花の標準仕様!②床材

カテゴリー: エコ花の標準仕様

エコ花の標準仕様の第二弾です。

エコ花のつくる家は『国産の無垢材』を使用しています。出所、管理状況等がはっきりとわかる防腐剤など使っていない材料だけ使用するためです。その中で家の表面に使う「床材」を紹介したいと思います。

まずは日本で一番供給されている『杉フローリング節あり』です。特性はとても足触りの優しい木材で、逆にいえば柔らかいだけにキズは付きやすいといえます。また杉は空気層を持った材料で吸放湿性が高い材料です。湿度の高いことが多い今の季節、湿度を吸湿してくれ部屋の湿度を下げてくれます。価格的にも供給量が多いこともあり一番値ごろ感がある木材といえます。

次は『桧フローリング上小』です。杉と同じ針葉樹ですが、比べると杉より硬さがあり何ともいえない芳香がずいぶん長い間にわたり香ります。桧風呂というくらいですから水にも強く、当社では構造材として見えなくなる部分でも、土台、根太、柱など桧材を使います。造作の浴室の場合腰上の壁や天井にも桧材を使っています。

今度は一転広葉樹の『栗フローリング』です。栗はタンニンという成分が含まれており、やはり水などに強く昔は土台にも使われていました。今は山から取れなくなってしまい、そんな土台に使うような贅沢は難しくなってしまいました。エコ花では椅子を使うリビング・ダイニングそして低温式床暖房を敷設する部屋には栗をおすすめしています。堅木なので狂いも少ない材料です。

無垢材もそれぞれ特性がありますので、適材適所また建主様の生活スタイルやお好みに合わせて一緒に選んでいます!!

 

oh-oh

2020年7月14日

洗面台をリニューアル!

2015年に当社で新築をしたお客様からご相談をいただきました。

木製洗面化粧台のカウンターの一部(奥側)が使用すると水で濡れるので黒くカビがでてしまうというお悩みでした。

引渡し当時の洗面台です。

5年ほど使用し黒ずみが・・・。

そのこと以外はとっても気に入って頂いている洗面台なので、今回は問題の箇所に御影石を施してみました。

浄水器の『シーガルフォー』置場もバッチリ!水撥ねしても掃除も楽になりました。

これからも末永く使用していただければ嬉しく思います。

 

oh-oh

2020年7月10日

エコ花の標準仕様!①水廻り

カテゴリー: エコ花の標準仕様

今日は、エコ花で使う「標準仕様」の中から水廻り製品をご紹介したいと思います。

当社では会社設立当初よりなるべく化学物質を少なくし自然由来の素材や製品を使って新築やリフォームを行ってきています。

そうは言っても全ての化学物質を排除する事は不可能で、特に水廻り設備機器類は水漏れを起こすわけにはいかないので、どうしても合板や樹脂製品を使わざるを得ないのです。そんな中我々の味方は『タカラスタンダード』の『ホーロー』製品です。タカラのキッチンや洗面台は、箱の中身も(背板、側板や底板)鋼板製なので、水に強いし掃除も楽チンです!他のメーカーはほとんどが中身は合板製ですので、年数が経ってくると部分的に腐ってきたり、割れてきたり、掃除しても綺麗にならなかったりしてしまう訳です。

紹介するプランはフラット対面型でサイズは2m45cm。加熱器もIHヒーターなので掃除が楽です。

天板カウンターはアクリル人造大理石で奥行が1mあり背面は引戸収納になっています。ダイニング側から使うたっぷり収納。

お料理中もリビングに集う家族と語りながら、そして家族も一緒にキッチンに入れるようにレイアウトされています。

 

洗面台も同じくホーロー製です。巾90cm三面鏡タイプ。シンプルですが収納力もたっぷりです。

 

最後に紹介するのは、『システムバス』です。

壁、天井ともホーローパネル、床はステンレス板に特殊コーティングされた磁器タイルが張られています。いずれも丈夫で、基本のお掃除はお風呂を上がる際にシャワーで流して出ればOKといわれています。タカラスタンダードのホーローは本当に頑丈なので、ワイヤーブラシでこすっても傷がつきません。という事は長い年月使い続けても傷も汚れも目立たないのです。

エコ花の施主の皆さまには、まずは『タカラスタンダード』のショールームで体感して頂きプランを決めています。新築の時だけでなくリフォームの際も是非実物をみて触ってから決めることをお薦めしています。私達も新製品がでたりするとショールームで実物を確かめています!

まずはエコ花標準仕様第一弾お届けしました。

 

oh-oh

 

2020年7月6日

無垢フローリングの快適さ!

九州で大雨による甚大な被害がおきてしまい、自然の恐ろしさを改めて痛感しております。被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

今日は先日リフォームを行った築20年の木造住宅を紹介します。

このお宅は水廻り以外はカーペットが張られているお宅でした。

カーペットを撤去し、下張りのフエルトも撤去し始めるところ

カーペットは足触りが柔らかく足音なども響きにくいという利点があります。ただ難点としては掃除がしにくくダニなどの温床になってしまうことが!!

そこで今回は広めのリビングダイニングを『栗』無垢フローリングに張り替えました。

20帖ほどのLDK!大工も張り甲斐があります。巾木も無垢の木(杉)を張っています。

見た目の印象も明るくなったのですが、やはり部屋の空気感が変わります。無垢の木は調湿性能が高いので、この時期のように外の湿度が100%に近い状態の時でも室内はエアコンなど入れなくても60%台を保ってくれるようです。(洗濯物など干したり、使い方によってはその限りでない場合もあります。)

人が感じる不快さは温度よりも湿度が関係してくるので調湿効果が高い無垢材は現代日本に最適です!仕上げはクリアーなオイル塗装!家族が集うリビングダイニングが快適空間になれば必然的に家族みんなで過ごす時間も増えそうです。