本日、宮城県くりこまから栗板を納品されました。
ちょっと前、宮城県くりこまで天乾していた栗の板
乾燥したものが東京の工場に届きました!!!
今後、造作材や枠材に加工されていきます。
nanala
広間の開かずの扉も開閉できるよう改修し、夏休みの準備も整いました。
今年は空模様が心配していましたが・・・・・
自然観察の予定でしたが
皆さん到着すると、覆っていた雲がなくなったので
急遽予定変更、川へいこう!
いつもの小屋まえの川ではなく、峠を越えて
今年は雪も少なかったので水量が水遊びにはピッタリ
それに、例年だと足の感覚がなくなるほど冷たいのですが太陽の力でしょう、
全身浸かっていられる水温でした。
お蔵入りしていたカヌーも久しぶりに引っ張り出し
何も教えなくても自然にパドルをしています
遊び疲れて戻るとBBQの準備
竈ごはん、
燻製、
過去最高の仕上がり?
定番のキャンプファイヤー
子供たちが工夫して火をつけます
煙たいのに・・と思うのですが
子供たちは花火に夢中です
火を起こす
炭をおこす
羽釜でご飯
餅をつく
薪を割る
お風呂を沸かす
日常を大人も子供も
田舎暮らしを
体験体感できた一泊二日でした
naoi
①「黒柿」について
以前床の間に黒柿の落掛けを使っている住宅を見ました。
杢目の出かたが摩訶不思議で、はっきりとした黒色に魅力を感じました。
★☆★shopでは柿まな板販売中!★☆★
「もったいなくて使えないわ!」との悲鳴殺到!
素敵な飾り棚として使用してもOKな板です。
ぜひ実物を見にいらっしゃってください![#IMAGE|S72#]
人と柿の素敵なお話が記載されていました↓
黒柿愛好家さんのホームページはこちらをクリック!
↑黒柿の網杢です。
柿の中でも、黒い杢目が出ているものを特別に黒柿と呼んでいます。
この杢の出方は予測不能!
大木や高齢だからと言って出てくるものではないようです。
②「ケンポナシ」について
ケヤキやクワに似ていますね。
分布は広く東アジア温帯一帯、日本では北海道の一部から九州まで自生しています。
柔らかく、加工しやすい材料です。
高級材として床柱や家具、楽器材などに使われ炉縁材として最高とも言われています。
名前がなんとも耳に残る音です[#IMAGE|S60#]
調べてみると、果実にヒントがありました。
ケンポナシの実の写真
(↑ウィキメディアに飛びます。)
丸くはないけれど、ナシのお肌に似ていますね。
実際、ナシのような甘さの果実だそうです。
③「楓」について
カエデは世界に幅広く散らばっていますが、
モミジ(カエデの中でも紅葉がすばらしいもの)として親しまれているカエデは
中国や朝鮮半島に数種の自生があるのみで、それ以外は日本列島にあります。
日本はカエデ科植物の宝庫ということなんですね!
材料としては重硬です。
キメが細かく、絹のような美しい光を放ちます。
塗装隊の経験では、クリアな塗装をしても木のオーラのほうが勝るため
正直、塗料が塗れたか否かがわかりません[#IMAGE|S42#]
キッチンの皿返しとして利用した事例
↑クリックすると以前のブログへ飛びます。
モミジと呼んでいます。
↑紅葉の葉ばかり見ているから、木のお肌を目の当たりにすると
ちょっと近寄りがたいほどの、プリプリ感に思わず後ずさりしちゃいます。
写真はないですが、
樹齢700年のクスからは、木の良い香りがしていました。
木の魅力は生きているときも、材料となっても続いているのですね。
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zou
さっそく ①「ケヤキ」 について。
日本の代表的な広葉樹で関東地方では街路樹に用いられることが多い木です。
国道463号(埼玉県さいたま市)には約17kmにわたって続く日本最長のケヤキ並木があります。
寿命が長く、放射状に広がる独特の樹形をしています。
盆栽では「箒立」という樹形があり、
枝が上向きにホウキのように広がっている形のことをいいます。
わたしも美しい箒立を目指して、
せっせとミニ欅ちゃんの手入れをしていましたが、
・・・夏の猛暑で、あの子はもう・・・。[#IMAGE|S32#]
木材としての特徴は、堅く、木目が美しいこと!
そして、木目の美しさから「異(け)やけき木」と呼ばれ、
(「けやけし」=他のものより目立っている)、
「けやけきき」→
「けやけき」→
「けやき」と変化したそうです。
↑ケヤキの一枚板です。
老大木からは良い杢目が現れ珍重されます。
↓こちらは玉杢、泡杢などが見られます。
丸い円形の模様をいいます。
玉杢は樹皮側に出現しやすく、樹心に近づくとなくなっていきます。
②「サクラツツジ」について
↓淡いピンクの花のツツジです。
カワサクラとも呼ばれています。
主な原産地は鹿児島や沖縄です。
↓ねじれた樹幹ときれいな小豆色の渋皮が特徴的。
床柱や茶室に利用され、
極めて稀な形状として珍重されています。
③「ヤニマツ」について
アカマツやクロマツなどのうち、脂気の多いものをヤニマツと呼びます。
飴色の光沢とくっきりと力強い杢目が特徴的です。
これだけの杢目が出るものは珍しいそうです。
木材としては床柱や床板に使用されており、
大切にされているということですね。
テカテカ具合がすごく、色もしっかり濃くて、塗装してあるのかと思いました。
じっと杢目を見ていると何かに見えてきますね。
犬とかキノコとかシワシワの魔女とか宇宙戦争みたいな絵とか・・・。
うわぁ〜夢に出てきそう。
こうして見ていくと本当に、色々な木があるんですね[#IMAGE|S58#]
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zou
杉の木のはなし②
tamaさんレポートはこちら!
杉について、ほとんどの内容が凝縮されています[#IMAGE|S72#]
杉は、日本特産の代表的な樹種のひとつですね。
日本では、本州〜四国〜九州を経て屋久島までが産地ですが、
北海道でも植林地がありますから、ほとんど日本全国!
秋田杉、天竜杉、吉野杉、日田杉、飫肥杉(おびすぎ)、屋久杉などが有名です。
学名のCryptomeria japonica(クリプトメリア ジャポニカ)は
(日本の隠れた財産)という意味が含まれているそうです。
まさに、杉は日本のお宝〜[#IMAGE|S72#][#IMAGE|S72#][#IMAGE|S72#]
↓木目が笹の葉のように細かく波打っています。
笹杢といい、原木の切り口の年輪が細かく揺れているものから取れ、
最低でも樹齢200〜400年以上の老木から、ごく希に表れるものです。
木の模様は、たとえ同種類の木であっても1本1本がすべて異なります。
育った土、風、日照・・・さまざまな環境によって
同じ模様・同じ木が存在しません。
それこそが天然木ならではの魅力です[#IMAGE|S58#]
また成長過程で様々な要因によって、上の写真のように装飾性の高い模様が表れることがあります。
これを、杢(もく)と呼びます。
希少な木目はいくつかありますが、珍しくはなくても木は木ですね。
ナンバーワンではなくオンリーワンってことですね[#IMAGE|S60#]
そういえば、小学校の写生会で花びらの散った桜を描いて
「桜はさくら」という題名をつけたことをふと思い出しました。
花が散っても新芽がきれいだよ!というのを伝えたかったような・・・。
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zou
tamaさんレポート杉の話へは
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久しぶりにエコ花の山の様子をお伝えします[#IMAGE|S58#]
宮城県の栗駒木材さんのご協力のもと、
エコ花の木が!山が!
す〜く す〜く 育っています。
↓クリックすると過去ブログへ飛びます。
以前の詳しいレポート:植林の様子①
以前の詳しいレポート:苗木の写真②
↓6年前は、軽々と片手で持てるくらいの苗でした。
こんなに小さな命が山を支える力になるなんて、
遠い未来のことのようでした。
植林の作業はとても大変で山の斜面をうらめしく思ったりもしましたが(笑)
作業後のご飯がとても美味しかったのを覚えています。
そして、あれから6年・・・。
わたしたちの山は・・・。
みんなで植えた杉やクリの木がこんなになってました〜
ひょろひょろだった苗が今はもう、
私の背丈を余裕で越えています。
自分の生きている間は、自然の成長の様子は分からないほどではないかなと思っていましたが、
こんなすぐに実感してしまい、
命の偉大さにあらためて驚いた瞬間でありました。
木からみて「お前も老けたなっ」
なんて思ってくれていたなら、なんだか嬉しい感じがします。
そして、他に変わったことといえば、
看板がクマに取られました。(駒五郎談)
↓当時の記念写真です。
↓このあたりに看板があったのですが・・・。
ううっ、さびしい・・・
↓木は大きくなっただけではありませんでした。
クリの木は、秋に実をつけるようになっていました。
国産木材100%&合板を一切使用しないという
自然素材という言葉が馴染んできたこの業界ですら
今なお珍しい取り組みを続けているのも、
このような私達のこだわりや活動に賛同してくださる多くのお客さまと
お会いすることができたからです。
私達の仕事は、
木に魅せられ
山の恩恵を受けられてこその仕事であります。
そしてこれからも自然とともに生きていきたいから、
「山への恩返し」とは、すこし大げさかもしれませんが
山へ元気を!
山から元気を!
の精神で積極的な山への活動を続けていきたいと思います。
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zou
先日、銘木館へ行ってきました。
財団法人 日本住宅・木材技術センターでは、株式会社長谷川萬治商店会長であった故長谷川萬治氏【1891年(明治24年)〜1976年(昭和51年)】が収集した銘木類を公開しています。
今や入手困難となった銘木達。(銘木とは、杢目の観賞価値が高い・非常に大きい・形状が稀・材質が優れている・高齢などの木をいいます。)
というよりも山からどんどん切り倒してしまい日本から姿を消していってしまったわけですが。
そんな貴重な木との出会いをせっかくなので
自分自身の勉強も兼ねまして[#IMAGE|S72#]
何回かに分けてご報告していきたいと思います。
そして木といえば、やっぱり初めのレポートは・・・
杉の木から!!!
さっそく
どーん!!
杉丸太の木口(切り口)部分の写真です。
とにかく大きいんです。
私はこの木の存在に圧倒されて、はじめ
「 う わ 〜 」しか声になりませんでした。
この木を見てほとんどの人が
「でかっ」「おっきい〜」あたりの感想になると思います。
ちょっと大きさを伝えづらいため人型を書いてみました。
身長160cmくらいの人が前に立つとこのくらいです。
↓※刑事事件の現場ではありません。
静岡県春野町産。
・樹齢500年
・長さ50m
・直径3m
通常の搬出は不可能なため木挽きが挽き、ヘリコプターで山から運んだそうです。
↓そして伐採当時の写真が残っています。
これは、もう・・・命がけです。
倒れた時は相当地面が揺れたことでしょう。
もう動かないとはわかっているものの、あふれ出てくる様な力に飲み込まれそうでした。
この重圧というか生命力というか、なんとも表現する言葉が見つかりません。
うぅ、もっと語彙が豊富であれば・・・。
次回も杉のはなしにしようと思います。
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zou
tamaさんレポート杉の話へは
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来週はゴールデンウィークですね[#IMAGE|S56#]
みなさまご予定は決まってますか?
まだのかた!必見!!
ぶらりぶらりとスカイツリー見学のついでに
ぜひともエコ花にいらっしゃいませ!
今年もやります!
震災支援 「山と森のバザー」
〜木端から作家小物まで〜
■2012年5月3日(祝木)〜5月11日(金)
※6日(日)お休み
あの震災から一年。私達エコロジーライフ花でも、
できることを模索しています。
昨年も行ったチャリティーバザー、今年は少し期間を長くして行います!
寸法は様々、色も木目も個性的な国産無垢木材の板から、作家さんの小物までご用意してお待ちしております。
お宝が見つかるかもしれませんよ!
日曜大工ならぬ、ゴールデンウィーク大工になってみませんか〜!
素敵な木との出会いをご提供しています。
どしどしお越しくださいませ!
お待ちしております[#IMAGE|S72#]
NPO法人日本の森バイオマスネットワークのホームページへは
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zou
「日本一 大南天の床柱」
と札が立っているのは
東京葛飾柴又帝釈天、大客殿の「頂経の間」にある床柱。
滋賀県の伊吹山にあった樹齢約1,500年の南天の自然木を使用しています。
「南天の柱」はどこにでもあるものではないため、
言葉としては「珍しいもの、豪奢なもののたとえ」とされています。
幹はそれほど太くならず、直径が5センチもあれば非常に珍しいものだそうです。
大客殿は本堂裏に位置し、昭和4年(1929年)の完成です。
東京都の選定歴史的建造物になっています。
座敷と庭の間にガラス障子を立て込んだ廊下が細長く続いています。
この座敷のうちもっとも奥に位置する「頂経の間」の「南天の床柱」は
根元から8本に分かれた枝ぶりが天井に届くまでの大きさを誇り、
角柱の前に添えてあるため、床柱というかなんというか・・・
座敷を貫通している様は、木そのものといった大胆さ!
西日本で南天の床柱といえば、
京都鹿苑寺(金閣寺)『夕佳亭(せっかてい)』が有名です。
『夕』日に映える金閣が『佳』(良いこと)という意味からの命名とされています。
自然な形を利用した趣のある柱として、
茶室の雰囲気を作り出しています。
ひとつの線、ひとつの材料が持つ魅力は
空気をも変えるのですね。
zou