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2011年5月12日

白山の家:木造3階建て、完成しました。

カテゴリー: 家づくり(白山)

エコ花初!木造3階建ての家、完成しました。

法規上3階建ては木造2階建てと扱いが異なり、確認申請時に構造計算書の提出が求められます。
柱・梁の1本ごとの計算をするなど構造の安全性を記載した膨大な資料になります。
そして、白山の家は準防火地域にあります。
約20年前までは、準防火地域において木造3階建ての建築は禁止されていましたが、建築基準法改正により建築が可能となりました。
ただし、家の構造や使用材料において制限がかかります。
この制限によって通常、構造上必要な木材が室内に見えてくる仕様はできませんが、
2階の柱・梁、3階の梁の3箇所については、燃えても構造に支障が出ないほどの大きな寸法の部材を使用することで見せるようにしました。(燃えしろ設計といいます)
焚き火をしたときに分かるように、大きい木材を燃やすのはなかなか難しいものです。
厚い木材は表面が墨になっていき、1分間に0.8mm-1mm程度しか燃え進みません。
木は火に強いんだぞ!
前置きが長くなりましたが、完成の様子をお伝えします!
各階8坪の述べ床24坪。
限られた面積の中に、コンパクトにまとめました。
玄関入ったすぐの収納です。

1階に浴室、トイレ、洗面室をまとめています。
白のタイルの洗面台がきれいですね。

2階の階段上がったところに1坪ほどの机スペースを設けました。
とても明るい場所となっています。

左に見える柱と梁が先ほどの燃えしろ設計した部材です。

2階のキッチンです。タイルが優しい色ですね。
エコ花仕様のキッチンです。お施主様のご要望に合わせて、
引出し・オープンスペース・扉など自由に製作できます。
キッチンだけのリフォームも可能です!
ご検討しているかたは、お気軽にこちらまで御連絡下さい。

3階は屋根の勾配に合わせて天井を貼っているので、開放的な感じがします。
間仕切りもほとんどありません。
階段の上に小さな収納を作りました。

南側に広い道路があり、日差しの確保はばっちりです。

無事に工事が終了いたしました。
今後はメンテナンス等のお付き合いになっていきます。
お施主様、
どうぞ末永くこれからもよろしくお願いします。
スタッフ一同より
zou

2011年5月10日

白山の家:下地〜断熱工事

カテゴリー: 家づくり(白山)

建前のその後は、屋根工事や筋交い材を取り付けたり外壁周りの工事に移ります。

外部から屋根を見上げたところです。
野地板が見えています。筋交いの施工が終わり、鋼製建具の取り付けられています。

↓上に見えているのは2階の床の下地材料です。床の剛性を高めるため杉板30mmを斜めに貼っています。
3階建てのため、より強固なつくりをしています。
筋交いも火打ち材も下地材も
仕上げの際には見えなくなってしまいますが、家を支えるために活躍しています。

給水・給湯の配管材です。

フォレストボードを貼りました。

天井材を支える下地が組まれて、
壁には室内側にウールブレスの断熱材が入りました。

石膏ボードが貼られていきます。
この後は、クロスを貼って仕上げになります。

外壁の様子です。
足場のシートで見えにくいですが、ラス板が貼ってあります。

このラス板の上へ防水シート+金網+下地モルタル+仕上げの順番で左官工事が進みます。
それにしても、お隣さんととても近い!
左官さんに聞いたところ、動くのが大変だったとのこと。
現場の環境で作業効率は大きく左右されていきます。

次は、完成の様子をお伝えします!
zou

2011年5月6日

白山の家:基礎工事〜建前

カテゴリー: 家づくり(白山)

白山の家:工事の流れをお伝えいたします。
まずは基礎工事〜建前まで!
立上りの基礎が打ち終わっています。
手前や奥に立ち上っている金物は、アンカーボルトやホールダウン金物です。
アンカーボルトは基礎と土台を連結させる金物です。やや短いものです。
ホールダウンは引き寄せ金物とも言います。手前の角にあるやや長いものです。
この金物は、地震時や強風時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐために必要不可欠な存在です。
建物全体の計算によって、引き抜かれる力が強く働く所の柱頭・柱脚に設置します。

基礎のまわりに配管を設置しています。
土を掘って、雨水や排水の道を作っていきます。
設置し終わると土をかぶせてしまうので、通常はマスしか見えてきません。

土台を設置しました。
見て分かるように基礎の中はぐるりと繋がっています。
今後も点検がしやすいようになっています。
さあ、基礎内を掃除して構造材が来るのを待ちます。

現場は、足場の立っているところです。
右の白っぽい家と左の水色シートの現場の間です。
裏にも新築工事の青いシートが見えています。
分譲地は工期がかぶることが良くあります。

どんどん敷地内に材料を入れていきます。
運ぶまでは車ですが、それ以降はほとんど人力です。

すごい首がながーい!
電線を避けるためにレッカーのアームも最大限にのばして材料をあげています。
建前の作業中は、少しの気の緩みが大事故につながります。
敷地内でも道路上でも作業者・歩行者の安全を第一に、皆で目を光らせています。

1階が組みあがり、2階の柱を立てているところです。
青空の中、かけやの音がリズム良く響き渡ります。
トッテン!カッテン!

棟木まであがりました!
3階建ての一番上はすごい高い!
床はまだできていないため基礎までよく見える!
怖そうですが、部材の上をスイスイ歩く職人さん達!!

職人・スタッフ一同、怪我無く無事に作業できました。
ほっと一安心ですが、これからも気を引き締めての作業は続きます。
これからの作業は屋根工事と外壁工事です。
実は、白山の家はすでにお引渡しが済んでしまったのですが、ご報告が遅れてしまいました!
すみません[#IMAGE|S25#]
次回は、下地・断熱工事についてお伝えいたします!
zou

2010年11月11日

白山の家、工事がはじまります

カテゴリー: 家づくり(白山)

おはようございます。llamaです。
今日は関東はすごしやすい天気のようで、スカイツリーもまぶしい朝です。
今日は先日行われました白山の家の工事スタートのご報告です。

とどこおりなく地鎮祭を行いました。
こちらの敷地はすごく大きな土地がいっぺんに区画されたので
周囲も工事現場ばかりなのですが
映っていないほうのお隣はもう完成?していたようです。
奥の敷地も鋭意工事中ですね。こちらも、これからが本番です!
無事に工事が進みますように。どうぞよろしくお願いします!
そして宮城の山へ伐採ツアーにもご参加いただきました!

木を家族で選んで

山の方に指導してもらいながら切り倒します。お父さんの腕の見せ所!

木が倒れて運ばれていくところ、あたらしい形になるために出発するところはいつ見ても壮観です。倒れていく時の音をご家族はずっと覚えていてくださるでしょうか。

そして製材所で製材してもらいます。

ここまでくるとやっと『材料』っぽく見えますね。

このまま乾燥にかけて、大工さんの手にかかってきちんと材料となり、そして現場でご家族と再会を待ちます。次に会う時はおうちの一部です。きっと全然ちがうように見えることでしょう。楽しみですね!
白山の家は自然素材の家で3階建てとなります。
自然が多いところでエコな暮らしをするのは比較的たやすいですが
東京都心でそうやって住むことができること
それに挑戦しようという建て主さまのご意思があらわれた
素敵なおうちになるといいなと思っています。
スタッフ職人一同、がんばっていきますね!
竣工までどうぞよろしくお願いします。
llama