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2012年1月16日

NPO法人日本の森バイオマスネットワークとは②

今日は活動内容についてのお話。
私たちの取り組みについて
「私たちは宮城県および周辺地域の森林資源の活用を進め、自然と共生する地域社会の実現するために以下の事業に取り組みます。
1.エネルギーとしての活用推進
薪炭や木質ペレット燃料などの森林バイオマスエネルギーの活用を推進します。環境省のCO2排出権取引プロジェクト(J-VER制度)など。
2.材木の活用推進
建築や木工など材木としての森林活用を推進します。
3.環境教育の推進
森林の価値や魅力を広く呼びかけるために森林をテーマにした環境教育活動を行います。環境教育講座「森を考えるカフェ」の実施など。」
(「」内NPO法人日本の森バイオマスネットワーク、ホームページより引用)
「森林を守る」とは、山に策を作って立ち入り禁止にすることではありません。
人が介入した山は、継続的に手入れをし続けないと荒れていくばかりです。
そのかわり、きちんと手入れをしていくことで、
一本一本の木は元気になり、
根が張りつめ土が元気になり、
山そのものが元気になる。
そしてそこに産業が発生し、
雇用が生まれ、
人が生活し家族ができ、
町が活発になり元気になる。
日本が元気になり、地球が元気になる。
以上は、副理事の大場隆博さんのお話です。
大きな視野で物事を見据えて、今だけの短期的な案ではなく
この活動は未来に向けての準備でもあります。
そうなんです!
日本の木を使うことで、森林をみんなで育てることになるのです。
使用する方法としては、構造材のような大きな材料だけの話ではありません。
森林の整備や間伐時には、切り落とした枝など木くずが発生します。
大量に出る木くずは運搬も処理も、かなり大変な作業となります。
そこで、その木くずの活用法として
木質バイオマスの「ペレット」が登場するんです。
次回はこのペレットについて
zou

2012年1月14日

NPO法人日本の森バイオマスネットワークとは①

NPO法人日本の森バイオマスネットワークについて少しずつお話していきます。
森と暮らそう、森を再生しよう。
NPO法人日本の森バイオマスネットワークでは木質ペレット燃料や国産材の活用促進による持続可能な地域社会の実現をミッションとしています。
ほんの数十年前まで私たちの暮らしと森林は切っても切れない関係にありました。
ごはんを炊き、暖をとり、お風呂を沸かし・・・毎日の生活は薪や炭が欠かせませんでした。
ところが石油の使用が増えるに従い、薪炭は次第に使われなくなり森は荒れていきました。
しかし今、二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギー源として森林の価値が見直されています。
木の持つエネルギーは木質バイオマスと呼ばれ、薪炭だけでなくペレットやチップといった新しい利用法も生まれました。
自然との共生が求められる現代社会に、もう一度森と暮らすライフスタイルを広めて荒廃した森林を再生したい。
NPO法人日本の森バイオマスネットワークはそんな思いを持った地域の団体が集まって生まれました。
(「」内NPO法人日本の森バイオマスネットワーク、ホームページより引用)
エコ花も木材を主役とした、木造建築を続けて参りました。
日ごろ”木”を見て、触って、ものづくりをしているからこそ、
人と自然のつながりを持続的に保ちたいと切実に願っています。
自分達のため、将来の子供たちのため、大げさに聞こえるかもしれませんがなにより地球のためにも。
そして、NPO法人日本の森バイオマスネットワークの考え方とエコ花の意識が同調していたことにより、
わたしたちは東京支部として活動しています。
次回は活動内容について
zou

2011年7月22日

建設用地決定

昨日、今日と宮城県登米市へ手のひらに太陽の家の建設候補地の視察へ行ってきました。

震災後、日本の森バイオマスネットワークの活動で被災地支援を継続しています。
現在大きく動き始めたプロジェクトが「手のひらに太陽の家」です。
以下7/12プレスリリースより抜粋
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「手のひらに太陽の家」は、従来の仮設住宅に代わる地域密着型の共生復興住宅です。
これまでも、従来のプレハブ仮設住宅については、低断熱、結露、シックハウスなどの住環境の問題に加え、抽選方式によるコミュニティの崩壊、入居者の孤独死や自殺が大きく問題視されてきました。
さらに建設においては、地元業者の参入が限られ、被災地への経済効果が少ないことも課題になっています。
こうした問題を受け、「手のひらに太陽の家」では、被災者の方々が入居者同士や地域住民との共生を通じて、安心して暮らし、自立・復興を進めていける場を提供すると同時に、地元木材や業者の採用により地域産業の振興にも寄与することを目的としています。
また太陽光発電やペレット暖房などの自然エネルギーを活用することで、快適で持続可能な新しい住宅モデルを提案します。
当初は高齢者や震災遺児の入居を優先的にすることとし、被災地で活動している支援団体や地域行政の協力を得ながら入居者の決定を行います。
また、入居者の方々が自立を果たし、復興住宅としての役割が終了した後には、「環境」や「自然」をテーマにした教育や産業の拠点として、地域活性化につながる長期利用を目標としています。
このプロジェクトは、震災直後よりバイオマスネットワークとくりこま自然教育研究所が中心となり、多くの協力者とともにコンセプト策定および設計を進めてきました。
また、日本サッカー協会理事で、前サッカー日本代表監督である岡田武史氏、音楽プロデューサー小林武史氏が代表を務める非営利組織ap bankにもご賛同いただき、今後、本プロジェクトの推進にご協力をいただきます。
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ご賛同いただいたap bankさんの夏フェス7/18でも活動を発表


震災以降、エコ花の数多くのお客様にもご支援いただき本当に感謝しています。
やっと形になります。
naoi