無垢材と自然素材を使い、職人の手の技を用いる伝統的な工法の家づくりは、住む人にとって健康・安心なだけでなく、地球環境にもよいことなのです。家づくりを通して、環境にも貢献できるのは、喜ばしいことですよね。
山を育て
木のいのちを活かす

伝統的な工法では、多くの無垢材を使います。山で育てた木を製材し、家づくりに使う。その費用がきちんと山に還ることで、枝打ち、間伐など、山を維持管理する費用がまかなえる。山の木を使う人が居るからこそ、山を守るために働く人が暮らしていける。山と人の住む町との間で、このような顔の見える循環が生まれることで、山は健全に保たれます。山の地力が確保されると、上流部の保水力が高まり、土砂崩れや鉄砲水を防ぐことにもつながります。
50年、100年かけて育ててきた木は、その育ったいのちに見合う使い方をしてあげたいものです。切り刻んで、合板や集成材、パルプやバイオマス燃料に使ってしまうのでは、木のいのちにも、2世代も3世代も手をかけて育ててくれた人にも、申し訳ないですよね。木をあらわしで使う伝統的な工法では、伐られた後の木も、立派に家の材となって生かされます。
長寿命な家は
環境負荷が小さい

伝統的な工法でつくる家は、長持ちします。物理的な耐久性やメンテナンス性のよさももちろんですが、時の経過が建物の美しさや味わいを増すために、愛着が深まることが、長寿命につながるのです。
家づくりには、大きなエネルギーや費用がかかります。長寿命な家づくりをすれば、時に応じて必要な改修などはするとしても、世代を越えて住み継いでいくことができますから、長い目で見た時に、環境負荷や経済的な負担を軽減することとなります。
また、万が一、家を廃棄するようなことになっても、無垢材や自然素材だけでつくる家は、木材や土を再利用することもできますし、再利用しない場合でも土に還るので、ゴミを出さずに済みます。
人も健康、地球環境にもよい
一石二鳥の家づくり

住む人が健康で居られて、地球環境にも負荷をかけない。山と町、家と土、世代から世代と、幾重もに循環する。日本のすばらしい職人文化の継承にもつながる。そのような家づくりは、自分たち家族のためでありながら、地球のためにもなることでもあるのです。
せっかく大切なお金を使ってする家づくりだから、意義のあるものにしたい!そう思われる方には、ぜひ、無垢材を使った、伝統的な工法での家づくりをお勧めします。