南向きの丘の上に立つ立地を最大限に生かすために、リビングやキッチンを南側と西側にバルコニーがまわる2階にとりました。バルコニーに面した建具を開放すると、遠くまで眺められるビューの中に浮かんでいるようです。
工事内容:新築
竣工:2008年12月
場所:神奈川県
延床面積:80.56㎡
設計:日影良孝建築アトリエ
竣工:2008年12月
場所:神奈川県
延床面積:80.56㎡
設計:日影良孝建築アトリエ
南に開けた外観。1階は寝室や風呂場にあてて、長い時間過ごすリビングやキッチンは眺めのいい2階にもっていきました。
バルコニーに面した建具は、壁に引き込めるようになっています。すべて開放するとこんなに広々とした、外とつながった空間となります。
障子を閉めると落ち着いた感じに。障子の合わさる角に柱がないので、スッキリとして見えます。
空間を広く見せる秘訣は、この戸袋にあります。障子、ガラス戸、雨戸がすべてこの厚みの中におさまります。
白いカウンターの向こうがキッチンです。
キッチンも木製で作り付けました。キッチンとバルコニーの間もガラス戸になっていて、採光や通風が十分にとれます。台所仕事をしながら、バルコニーの向こうの緑に癒されます。
食洗機やオーブンを、木製キッチンの中におさめました。
引き出しや棚の収納も十分にとり、表にものがあふれないようにしました。洗いものや調理に使うシンクとは別に、家族が手を洗う小さなシンクを、カウンターの端にもうけました。
キッチンに立った時に見える景色です。大らかな気持ちになれそうです。


2階の角につくった書斎コーナー。本やパソコンなどは、ここにおさめることで、リビングがスッキリします。階段も、高い窓からの光が白い壁にやわらかく反射して、明るいのです。


最後に、この家のベストビューポイントのバルコニーからの眺めをお楽しみください!
設計:日影良孝