光あふれ、風がよく通る、シンプルな木の家です。コンパクトなサイズの家なので、木をあらわしても、重たくない雰囲気に仕上げました。普段の暮らしぶりのスナップから、住みこなしている様子がお分かりいただけます。
竣工:2011年12月
場所:神奈川県
延床面積:104.72㎡
設計:直井建築工房
外壁に板を張った家です。屋根に使ったガルバリウム鋼板の緑色と板壁の茶色や自然な感じのままの庭のグリーンとがマッチした外観です。


表札と郵便受けとインターホンが、こんな風ににシンプルに、かわいらしくまとまりました。バルコニーの柱を据える基礎石に、色のガラスやビー玉を埋めてみました。
無垢の木と白壁のこの家を、とても上手に住みこなされています。棚の目隠しに使っている、ざっくりした布の風合いが家の雰囲気にピッタリです。
シンプルなだけに、建具のデザインには気を使いますが、このご家族に合ったものができました。この部屋には、湘南らしいビーチチェアを置いています。わずかな風にもそよぐ、薄布のカーテンもきれいで、涼しげです。
冬はペレットストーブ一台であたたまります。ペレットを入れる白いブリキの入れ物が、白壁に溶け込んでいますね。薪ストーブより手軽に、バイオマスエネルギーが活用できる輻射暖房として、お勧めです。
ちょっとユーモラスな表情の無垢板のテーブルとベンチ状の椅子。テーブルの周囲を面取りしてあるのが、やさしい感じです。
吹き抜けを介して1階にも気配の分かる、2階の子供部屋。海に遊びに行くための浮き輪を、木組みの仕口を留める鼻栓に引っ掛けているのがいいですね。
子ども部屋の上にロフトがあり、たまにしか使わないものの収納に役立ちます。
子ども部屋?
この部屋の白い壁には、子どもが好きに絵を描いていいことになっています!
先ほどご紹介した浮き輪を引っ掛けていた鼻栓です。構造的な機能をもつものですが、意匠としても美しいです。
住まい手の方が更新しているブログがあります。Kayoの「葉山の暮らしと木の家づくりブログ」をご覧ください!