二男一女、3人のお子さまとその家族が元気に暮らす家です。里山に近く、薪集めができる立地を生かして、薪ストーブを設置しました。1階はストーブを中心とした吹き抜け空間、2階は三人の子どもが思いっきり遊べるフリースペース。空間を部屋にしきることは最小限にとどめ、のびのびと使っています。
工事内容:新築
竣工:2009年7月
場所:千葉県
延床面積:131.71㎡
設計:直井建築工房
竣工:2009年7月
場所:千葉県
延床面積:131.71㎡
設計:直井建築工房
里山が残る郊外に建つ、白い家です。薪ストーブを使っているので、屋根の中央から煙突が伸びています。
立派な土庇がかかった玄関。ガラスのスリットの入った木製建具の扉を開けて中に入ります。
玄関脇の奥には、薪をストックしておくスペースが。薪を集めたり割ったりするのも休日の楽しみです。
薪ストーブのあるリビング。吹き抜けの高いところから明るい光が降り注ぎます。冬はテレビでなく、薪ストーブの炎を見るのも楽しいのです。
リビングの隅にあるキッチンは、火と水と調理台とをL字に配置して使いやすく。カウンターにつくりつけた厚板のテーブルで、朝ご飯ぐらいは済ませることができます。
落ち着いた雰囲気の和室。家にひとつは和室があると、何かと便利です。
洗面所とトイレ。トイレの扉は板を横張りにして、木目をきれいに配置しました。
2階は子どもたちがフリースペースとしてのびのびと使っています。
曲がった梁やまっすぐな梁をあたりまえのものとして見ながら、子ども達が時間を過ごします。木に見守られながら、成長するのです。
居間は三人仲良く机を並べていますが、成長と共に、それぞれの部屋に仕切って使うこともできます。
通りに面したバルコニーも木で作りました。バルコニーに出ると、里山の緑の中に立っているようで、気持ちがいいのです。
撮影:直井徹男