土台の刻み

海の見える家の工事経過のご報告です。
今回は、工場で着々と進んでいる刻みのご報告です。

土台の墨付け・刻み
▲土台の墨付け・刻み
土台の継手。鎌継ぎ。
▲土台の継手。目違いほぞ付き腰掛け鎌継ぎ。

 土台とは、基礎の立ち上がりの上に載る最初の部材のことです。エコロジーライフ花+直井建築工房の家づくりでは、土台にはヒノキを用いています。地面に近い部材となるので、木材の中でも比較的水に強いヒノキを用いています。梁などのほかの構造材同様、土台も墨付け・刻みを行っていきます。

 土台の継手には、"鎌継ぎ"をベースとして、"目違いほぞ"かつ"腰掛け"を付けたものを用いています。言うなれば、"目違いほぞ付き腰掛け鎌継ぎ"とでもいいましょうか。ただの鎌継ぎよりも複雑な形状をしていますが、材の左右方向へのずれや材に引張の力がかかった時のメス側の開きを抑えるための工夫です。より手間のかかる仕事ですが、よりいいものになるように大工さんが手間を惜しまず加工してくれています。