外壁塗装のワークショップ

海の見える家の工事経過のご報告です。
久々のワークショップとして、外壁塗装をお施主様のお知り合いの方々と行いました。

 海の見える家では、外壁には杉の板を用いる予定です。エコロジーライフ花+直井建築工房の家づくりでは、板壁を用いる際でも自然のままの木の姿を楽しんでもらいたいとの想いから安易に塗装は行わず、無垢材を無垢のまま使うことが多いです。今回の現場でも、当初はそのようにお話させていただいたのですが、お施主様のほうからなるべく長持ちするようにしたいとのご希望があったため、塗装を行うこととなりました。

ウッドロング・エコ
▲ウッドロング・エコ
▲水で溶かして使用します

 使った塗料は、過去にも使用実績のあるカナダの会社が作るウッドロング・エコ(日本販売名称)を用いました。カナダでは、60年以上の使用実績がある塗料で、成分は自然の植物や鉱物を秘伝のレシピで混ぜ合わせたものと紹介されています。一度塗れば、基本的にメンテナンスが必要ないもののため、長期的に見ると経済的な商品となります。主成分が自然由来のものだけでできているため、土や水を汚さない環境に配慮した製品です。

▲一枚ずつ塗っていきます
▲多くの方が集まってくれました

 商品自体は、粉末の粉なため水に溶いて使用します。外壁用の杉の板を一枚ずつ塗っていきます。表裏を1回ずつ塗り、一度乾かして、表を再度塗るので、最終的には表を2回、裏を1回塗ることになります。水溶性の塗料のため、伸びもよく、塗るのが簡単な塗料です。集まってくださった方々も、最初は探り探りでしたが、数枚塗るとだんだんとスピードアップしてきて、約150枚の板をあっという間に塗り上げてしまいました。

▲塗って乾かすと銀色に代わっていきます
▲アウトドア用のペレットストーブも大活躍

 塗って乾かすとスギのもともとの色である赤白が、だんだんと銀色に近い色へと変化していきます。ちょうど日に焼けた杉の色と似ています。この塗料を塗る主な目的は色をつけるわけではなく、木を長持ちさせるためですが、色味も少し変化して自然な風合いに落ち着いていきます。施工後も経年変化によって色が変わっていくので、どのように変化をしていくのか楽しんでいただける塗料になっています。

 集まってくださった皆さま、本当にありがとうございました。ワークショップを無事に怪我無く終えることができ安堵しています。今回塗った板が最終的にどのような風になるのか、今後ご報告したいと思います。

<ウッドロングエコの過去の使用例はこちら>

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