屋根工事2 防水と板金

ようやく少しづつ報告できているミズメザクラの家の工事報告です。
先日、屋根の下地工事までご報告したので、防水処理と板金工事についてご紹介します

▲ルーフラミテクトZによる防水処理

エコロジーライフ花+直井建築工房の家づくりでは、屋根の防水処理はアスファルト不使用のルーフィング(屋根に使用する防水シートの総称)を使用しています。
ルーフラミテクトZ(セーレン株式会社)は、メーカーで30年間を模した劣化処理をしても十分な防水性能を発揮する*ことが確認されている耐久性のあるルーフィングになっています。
*外部リンク:ルーフラミテクトZ 商品ページ https://www.seiren.com/products/materials/architecture/rooframitekuto_z/index.html

隙間なくルーフィングを敷き込んだ後は、板金屋さんの仕事となります。
標準的な仕様として、ガルバリウム鋼板による金属屋根を採用していますが、金属板をきれいに施工するのにも職人技が光ります。
厚みのある金属板を一発勝負で折り曲げて納めていく、なかなか難しい作業です。
今回の現場もきれいに納めてくれて、感謝です。

また、換気システムとして、棟換気を採用しているので、棟部分は隙間を空けて空気が流れるようにします。
画像にはないですが、この部分を覆いかぶさるように屋根換気の部品がとりつきます。
壁の中や天井裏など、建物完成後に見えなくなってしまう部分の環境は、後から管理できないので入念に計画を立てていきます。
とくに空気中の水分が温度変化によって結露をしてしまうと壁内や小屋裏のカビの発生につながるので、見えないところの空気の動きは重要です。

屋根工事が無事済めば、雨風を過ごすのにもう一つの大事な部分である外壁の雨仕舞を進めていきます。