荒壁ワークショップレポート9

よーくこねた土をつかっていよいよ塗り作業です!
順番待ちして小沼さんのご指導を受けながら、みなさん塗っていきます。

ぎゅっぎゅっと押し付けて、まんべんなく塗っていきます。
裏から見たときにはみ出てることがポイント。 

とくにチリぎわは、土が乾いてくると縮んで透いてくるので、しっかりたっぷり小舞のすきまに塗りこみます。
でも力任せに押しつければ万事OKかというのでもなく、とくに化粧柱のキワなんかはやたら土で汚したり傷をつけるのはダメ。
ていねいに、かつ力強くコテで押さえ込みます。
力加減とコテさばきがうまくいかん!!土をたっぷり盛りたいチリぎわが非常にむずかしいです。
しかも水分をたっぷり含んだ土は想像以上に、重い。

コテ台に軽くひと山盛っただけで、片手でもつとプルプルします。二の腕ダイエットになりそうっす・・
さらにコテで塗りつけていくのもかなり力がいるんです。やってみないとわからないあの疲労感。しっかりと塗りこむからつねに力を入れている感じ!
わくわくしながら3’×6’くらいの大きな面を塗り始めたら、やや後悔・・30cm四方でも充分でした(笑)。
ちなみに捏ねた土とワラは、少し寝かせるとワラが溶けてきてなじんできます。2週間とか1ヶ月放置して発酵させることもあるそうですが、そのときのニオイは「牧場×5倍」くらいとのうわさ。
今回の荒壁土は、長くても1週間ねかせたものでしたが、たしかに顔の前にやるとにほふ・・・。1ヶ月熟成ものはちょっと恐怖です。。
-つづく-
tama