風の通る家 Part2

先日4月に入ったばかりだというのに台風並みに発達した「爆弾低気圧」の影響で、猛烈な風雨が吹き荒れました。
全国各地でさまざまな被害がでた模様ですが、ブログを読んで下さってる皆様のところは大丈夫でしたでしょうか?皆様に被害がでていない事を祈ります。
今日UPしようとしている「風の通る家」も、建築途中で足場が掛かる中、あの台風なみの嵐を無事乗り越えました。現場では、風雨に備え外部足場にかかっているシートをたたみ、外部に置いていた木材を内部に移したり、できる対策を講じてもらいました。翌日現場チェックをし、何も問題がない事を確認してまずはホッとしました。
それでは、基礎工事以降の現場です。
基礎ができたら、この後はしばらく大工さんの仕事が続きます。
まずは、土台敷き。
当社では全戸国産の無垢材を使った手刻みの仕事に拘って家を作っています。
もちろん土台も大工さんが墨付け刻んだもので、追掛け大栓継ぎという継手で接合部を繋いでいます。

また土台と地盤から1mまでの柱部は、何らかの防腐防虫処理を行わないとなりません。
当社では、アトリエ・ベルのナチュレ防虫塗料というヒバ油と月桃エキス、ホウ酸を主原料にした自然系塗料を塗布します。
解りづらいですが、右側でスタッフが土台が敷かれる前に塗っているところです。
この後全て土台を据えて、後は後日の上棟に備えて現場に資材搬入し、まずは一段落。

当社で使用する木材は、桧材は東濃(岐阜県南東部)から、杉材は栗駒(宮城県栗駒)産です。
今回は5mを越える梁を何本も屋根の登り梁に使用するので、結構な量の構造材となります。
大きく長い材料は、運ぶのも組むのも本当に大変ですが、据えたあとは圧巻です。