杉の大黒柱のある家

庭をLの字に囲んで 明るく

家が密集していて、家が敷地いっぱいになりがちな都会では、いかにプライバシーや生活空間を確保しながら、特に1階でも明るさや風通しを得るか、間取りを考えて工夫します。ここのお宅では、家が小さな庭をL字型に囲むようにしました。庭に面して濡れ縁をまわし、大きな掃き出し窓をつけて、家族が集まる1階が明るくなるようしました。1階には、和室とリビングダイニング、キッチンがひとつながりの空間としてあり、部屋のシンボルとして木目の美しい大黒柱を建てました。太い梁でこの開放的な空間を支えています。天井に張った無垢板は、壁や造り付け家具とはちがって、無塗装で白木のままにしました。2階には階段を囲む壁面を利用した本棚を作りました。

工事内容新築
竣工2008年
場所東京都
延床面積163.34 ㎡
設計施工直井建築工房

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