土壁の家

都会でもできます土壁

東京ではめずらしい、竹小舞に土をつけた、本物の土壁の家。ワークショップで土壁の下地になる竹小舞を編んだり、荒壁をつけたりという体験をしてもらい、最後は左官屋さんが美しく仕上げました。本来木と土壁は相性がよく、自然な湿度や空気を保った心地よい室内環境を作ってくれます。外観は木戸から玄関にかけて、瓦屋根をのせた下屋を張り出し、雨の日でも家への出入りがスムーズにできるようにしました。玄関前に組み込んだ縦格子、庭の木格子の塀、庭の緑、漆喰塗りの白壁が、この通りに自然な景観を作り出しました。玄関へのアプローチには、石を楽しく配置。家と木の塀の間のわずかな土地ですが、苔むした土や季節感のある庭木がいい雰囲気を作っています。

工事内容新築
竣工2008年
場所東京都
延床面積140.5 ㎡
設計施工直井建築工房

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