シンプルな木の家ですが、建て主さんの希望もあり、収納はかなり工夫し、充実させました。
工事内容:新築
竣工:2008年9月
場所:茨城県
延床面積:92.74㎡
設計:水澤悟建築設計事務所
竣工:2008年9月
場所:茨城県
延床面積:92.74㎡
設計:水澤悟建築設計事務所
木のバルコニーと濡れ縁、戸袋が美しい外観です。


軒が深く出しているのが、エアコンに頼りすぎず、自然な風通しや日射遮蔽をすることで暮らす日本の木の家の知恵です。屋根のつまめんに穴があいているのは、薪ストーブを設置するためです。玄関には、靴やコートをしまう収納をとりつけました。扉面が美しい木目となるような材の柄合わせに、大工が心を込めました。
大黒柱を中心としたリビング。玄関とリビングの間には仕切り壁がありますが、扉の上部はガラスにし、天井の梁のつながりを途切らせないようにしました。
リビングからキッチンを見る。障子越しの光がやわらかくまわります。
シンプルなキッチンですが、棚板の高さを調理用具に合わせて細かく調節できるようにしてあったり、ステンレスと木部のとりあいなど、細かなところを見た目と使い勝手の両方から工夫しています。
火の周りはタイル張りにしました。食器棚は壁と同じ平面におさまるように作り付けました。かなりの量を収納できます。


風呂はハーフユニットバスですが、壁や天井は、水に強い無垢のサワラ?ヒバ?の板張りとしました。。洗面台はキッチンで使ったのと同じタイルで仕上げました。


(どうやって見ればいいかよく分からないので教えてください!)
板の間の一部に畳を敷き、ゴロンと昼寝したりできるようにしました。
木製のバルコニー。軒裏の垂木の細工がきれいです。
設計:水澤悟