屋根工事1 まずは下地

ミズメザクラの家の現場報告です。
上棟が終わったのもつかの間、雨仕舞のために急ピッチで屋根の下地工事が進みます。
建物とは雨風をしのぐものですが、そのために大事な屋根がないので当然ながら雨が降ればびしょぬれです。
屋根工事の工程は、下地工事→防水処理→板金工事と進んでいきます。

まずは、垂木を架けていきます。
その上には、防水処理と板金仕事ができるようにフラットな面を野地板で作っていきます。
通常、合板が使われる野地板ですが、エコロジーライフ花+直井建築工房の家づくりでは、合板を使わない家づくりをしているため、ここでも当たり前のように無垢材を使います。
斜め45度にしている理由としては、水平剛性を確保するためです。
この納まりについては、合板を使わない家づくりを行う工務店のネットワークである"森びとの会"で実験をして裏付けをとった手法となります。
この仕様によって、無垢材だけでも耐震等級3が取れています。ちなみにこの物件も耐震等級3を取得しています。

▼森びとの会とは

人と環境にやさしい家をつきつめると、ここにたどり着きました。

世の中に木の家はたくさんありますが、本当に人の健康と環境負荷を考えていくと「合板を使わない」ことにたどり着きました。簡単なようで、実は難しいこの基準。それをク…

▲屋根下地

屋根下地が終わると次は防水処理して、板金工事になります。
引き続き天気が持つことを祈りながら工事を進めていきます。