床のでき方

ミズメザクラの家の現場報告です。
今回は、フローリング仕上げの床のでき方を下地から仕上げまで一気にご報告します。

▲2階の床下地。手前が根太まで。奥が荒床まで。
▲荒床。矢羽根状に張ることで水平方向の硬さ(水平剛性)を確保している。
▲2階の床仕上げ。手前がクリのフローリング。奥が荒床。

 床の下地は、根太を敷くところから始まります。この根太を支えるのが、1階であれば土台と大引き、2階であれば梁(床梁)となります。根太を一定間隔でこれらの部材に留めていきます。根太には、ヒノキを使うことが多いです。根太を敷いた後は、15mm程度の厚さの板を二重で張っていきます。1層目が荒床と呼ばれ、2層目が最終的に見えてくる仕上げ材で、いわゆるフローリングのことです。仕上げ材は、今回の物件では、主にクリのフローリングを使用しました。

 2階の床は、水平方向の力を伝える役割も担っているため硬く(水平剛性を確保)する必要があります。水平剛性を評価する指標として"床倍率"というものがあるのですが、通常、無垢の板より構造用合板の方がよい評価になります。しかしながら、エコロジーライフ花+直井建築工房の家づくりでは、合板を使わない家づくりをお約束しているため下地にもすべて無垢材を用いています。そのため必要な硬さを確保するのに、荒床は矢羽根状に施工しています。これは、大学で実験を行い、十分な硬さを持つことを確認した森びとの会*独自の仕様となります。『住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称、品確法)』に沿って定められた耐震等級の取得には、この水平剛性も非常に大切な要素となり、この仕様のおかげで合板を使わずに耐震等級を取得することが可能となっています。ちなみにこの物件も耐震等級3の認定を受けています。

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