アンカーボルトとホールダウン
海の見える家の工事経過のご報告です。
前回に引き続き基礎工事についてのご報告となります。
現場では、べた基礎の立ち上がり部分について型枠が組み終わりました。生コンの打設までに終わらせなければならないことを確認していきます。
基礎は、建物にかかる力を地面に伝える構造上大切な部分です。そのため、基本的に建物と基礎は緊結しておく必要があります(伝統的構法である石場建てなど、あえて緊結しない構法もあります)。その役割を担うのがアンカーボルトです。
アンカーボルトは、基礎の立ち上がりからでるように埋め込むボルトになります。基礎の立ち上がりに載る最初の部材が土台で、その土台をアンカーボルトを使って、基礎と緊結していきます。
ホールダウンとは、地震力を受けたときに柱の引き抜けを防止する金物となります。そのホールダウンを取り付けるのに必要なボルトもこのタイミングで設置しておきます。ホールダウン用のアンカーボルトは、柱面に近いところになければいけないため位置がシビアなので入念にチェックします。また、柱の引き抜け力を基礎に伝えるために、基礎に埋め込む長さも重要なため確認しておきます。
ここまで来るとあとは立ち上がり施工を待ちます。基礎工事も完了まであと少しです。