上棟式の支度と次第

棟上げが無事終わると、お次は上棟式です。
職人さんやスタッフが式のために幟をたてたり、紅白幕をつけてセッティングしてくれました。

私達は支度してきたお供え物をスタッフに預けました。
エコ花上棟式ではお供え物は日本酒、塩、洗い米、いりこのような頭のついた小魚。

棟梁の道具も一緒に奉られます。

破魔矢に巻くさらしも支度してきました。
さらしは近所のドラッグストアのガーゼコーナーにありました。
破魔矢は棟木の上にとりつけるもので、鬼門の方向を向いています。
魔よけ、火よけの意味があります。
幟の後ろに破魔矢があります、ちょっと見づらいけど。

ひとしきり、sakiさんから上棟式の流れをお話いただきました。
それからnaoiさんからも上棟式についてのいろいろな謂われを教えてもらいました。
おうちの神様は女性とされていることから、もともとは上棟式に女性が入るものではなかったということも初めて聞きました。
けれど、エコ花では家族で上棟式に参加します。

まずは棟梁が、そしてもとやまが入場します。そして施主と家族、そして親族と続いて入場します。

もとやま、とは山の人。
山の木を担いできたら、棟梁にお役をバトンタッチ。
材料を持って帰らないように、とワラジの尾を切る儀式を執り行います。

棟梁の祝詞があげられます。
木の香りにつつまれながら、これからの工事の無事と家族の繁栄をお祈りしました。
お神酒をいただき、お魚をがぶりと頭からいただきました。
そして四隅に棟梁と施主がお清めを行いました。

上棟式の後は直会。
無事上棟が終わり、皆で我が家を支えてくれる木を見上げ、私達のためにこだわってくれた棟梁や設計のsakiさんの熱い想いを聞きながら、関わってくれた方に家族でご挨拶申し上げました。

十五夜の前夜、空には美しい月が。
これから竣工までよろしくお願いします。

kayo