今日は「平成会」若手左官職人の方々に、ここ那須の家にて小沼左官による大津磨きの講習会が行われました。先月中塗りまで仕上げたので、まずは灰土で最終の下地調整です。
灰土を2回塗りいよいよ引き土を塗ります。
引き土も2回塗り、全身の力を磨き鏝に集中させ磨きこみます。
琉球赤土、黒泥土、白土+弁柄、3種類の引き土により見事に調和を見せました。
多くの方々はプレミックス材料の仕上が左官の仕事だと思っていますが、素材そのものに手を掛け美しきものを創造する職人もいます。そしてそれに続く若手も育っています。壁を造るチャンスが巡ってきたらプレミックスではない仕事もぜひ御一考を!
職人の皆さんご苦労様でした。また遠方から見学に来ていただいき、ありがとうございました。