床の下地の作り方 根太~荒床
海の見える家の工事経過のご報告です。
年明け、あっという間に1か月がたってしまい、久々の更新となってしまいました。
今回は、床の下地”根太(ねだ)から荒床まで”の施工の状況をご報告します。
床の下地の作り方としては、1階であれば土台や大引(おおびき)、2階であれば床梁や小梁と呼ばれる構造部材に直交する形で根太を敷きます。最近は、施工を簡便とするため厚めの合板を用いた根太レス構法などもありますが、エコロジーライフ花+直井建築工房の家づくりでは、下地も含めて国産の無垢材を使うことをお約束しているので、根太には主にヒノキ、荒床には主にスギの無垢材を用いています。
根太の次は、荒床を敷きます。1階の荒床は、根太に直交する形で、2階の荒床は、根太に対して斜めに張っていきます。これを斜め張りと呼んでいますが、この方法によりただ根太に直交して張るよりも床が硬くなり地震に強い建物になります。この方法は、きちんと大学で実験を行って数値として確認をしています。ちなみに、1階には基礎があるため十分に硬さが確保できているので、根太に直交する形で留めれば問題ありません。
床の下地が終わると足元がしっかりするので、家になってきたな、と実感します。